幸子5
4を書き直してます。
『こほん、幸子さんの相方を呼びましょう。召喚士達、準備してください。』と女神は気を取り直して、真面目な顔で指示をだした。
召喚士達は集まり話し合うと、『すみません、今日は幸子様を召喚したので、もう魔力がありません』と頭を下げる。
『大丈夫です、ほら幸子さん、いつも孫にしているおまじないを、この者達にしてあげて』と女神様。
『おまじないとな?はいよ、ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んで行けー!!(最上級のヒール)』とさちばぁさんが召喚士達に杖を降った。
『おおーっ』召喚士達は回復した。
『さっ、今から幸子さんの相方を呼びますよ、すぐに準備を!』と女神様はどや顔であった。
召喚の間で魔方陣が光だす。光が消えると勇者ヨシツグが召喚された。
さちばぁさんの入れ歯が、ヨシツグを見た瞬間、喜びの拍子に、カポーッと飛んで行った。
『よしのょり、あいちゃかっちゃ』と勇者に抱きつく。
『えっ、さちばぁさん?ここは?』と勇者ヨシツグは混乱中。
女神は目をウルウルさせて、巨乳をプルンプルンさせて『ここは、異世界ターヘンターです。勇者ヨシツグ、この世界を助けて下さい』とお願いする。
『ちょっと待って下さい、僕は、やっとユーグリルが平和になり、今日、日本に帰る予定だったのに、また召喚されるなんて』
と、勇者ヨシツグは項垂れる。
女神『君はもう、地球では生きられないのよ。そんなに強い魔法や身体を強化しちゃったら、もう地球の人類越えてるでしょ。
周りに悪影響よ』
ヨシツグ『じゃあ、さちばぁさんはどうなんですか?』
女神『幸子さん、焼き芋持ってる?』
さちばぁさんは、懐に手を入れてごそごそ、
ホクホク焼き芋を出した。
『ほら、さちばぁさんもアイテムボックス使ってる。 しかも時間停止機能付きですよ。』とヨシツグが女神様に言い寄ると、
『いやねぇ、幸子さんは、これが魔法だと思ってないわよ。
地球人の一般市民はね、老人は、ポケットに一度使ったティッシュをたたんで何枚も入れてたり、懐に何故かゆで卵を持ってたりするものだと思ってるの。だから、幸子さんが懐から焼き芋を出そうが、ティッシュに紛れこんでただけだと思うわけよ 』と手を腰に当てて女神様は答える。
『ガガーン!! じゃあ、やっぱり僕だけ帰れないんだ涙』
(ちょっと可哀想だわ)『仕方ない、地球の神 のアーストに相談してあげる。
その代わり、この世界を守って。邪神の脅威から、出来れば話し合いで。』
『何で話し合い?』 とヨシツグが聞くと、
女神様は祈りのポーズで話出した、プルプルしている。
『元々、邪神は私の妹、
この世界ターヘンターは、美人女神姉妹 、アーミと妹のユーミが作ったの。
作って何千年かは、二人で見てたんだけど、大分落ち着いてきたから、5年おきに交代で見ることになったの。
だけど、私が30年ほど、爆睡しちゃって、ユーミが怒っちゃったのよね。私をたたき起こした後、この世界を滅ぼしてやるって、真っ黒いオーラをまとって出ていっちゃった。
だからね、出来れば話し合い。だめだったら、叩き潰しちゃって!
じゃぁ、おねがいね!』ポンッと女神が消えていった。