口直しのテーブルトーク3
幕間のインターミッション
何かものが生まれた時、必ずしも何か目的があって生み出されますね。ですが、どんな便利で優れたものでも悪用されないとは言い切れませんよね。人類の歴史を見れば明らかです。それが良いか悪いかの判断は今すぐには証明できませんよ。
ふふっ?どうでしたか私のお話は?あらあら、その苦ったらしいお顔はなんですか?あぁ。もしかしてお口に合いませんでしたか?それはそれはすみません。紅茶の方もお茶菓子の方もあまり手をつけていないようですね。
えっ?もう帰りたいですって?んー。それは余りおすすめできませんよ。
なぜですかって?それは…いずれわかりますよ。今はただ、この紅茶とお茶菓子で私と語らいましょう。いいじゃないですか。いくら時間に限りはあるとはいえ、少しくらいは費やしたところでバチも当たらなければ無駄にもならないでしょう。
安心してください、終わったらここからは帰れますから。
さて、紅茶も少し冷めてしまったようなのです入れ直しましょうか?
冷めないうち、お口へどうぞ?まだ毒を疑っているのですね?全く用心深い方ですね。まぁ、いいでしょう。それよりもこんなお話、知っていますか?