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あなたの物語

このノートを見ればすぐ気づくと思ったんですけどね……。


今までお話ししていたのは、あなたがたしか……中学校の頃に書いたものです。懐かしかったですか?あなたのお気に入りの物語のはずですが……。それ以外は、あなたの人生そのもの。


どれもこれも誤字に脱字に、表現が甘いところも多く、物語が尻切れになっているものも。これなんて、途中で主人公の名前の表記が変わっていたり、こっちは明らかに授業で習ったものの影響を受けてますね。


ですが……あなたが最後に選んだのはこのノートに書かれた物語。大人になり、賞を取るために躍起になって書いた作品ではなく、この物語たち。

まぁ、私も嫌いではありません。あなたが心から楽しんで書いた作品であることは読んでいて明らかですから……。中途半端に取り繕った物語なんかよりずっと綺麗でしたよ。


……さて、ようやく思い出したところ申し訳ありませんが、あなたが記憶を保てる時間も、もう長くはありません。

できれば最後の物語の続きが聞きたかったんですけどね……。まぁ、仕方がありませんね。扉からおかえりください。あらあら、急に紅茶なんか飲んで……今更時間が、恋しくなりましたか?

安心してください。その扉の先が幸せか否か……プロローグかエピローグかはあなたが決めることです。

さぁ覚悟を決めて行ってらっしゃいませ。


ふふふっーーー








ーーーーー

ーここは…………どこだ……病室?

たくさん泣いてる声が聞こえる。なんでみんな泣いてるんだ………あれ?なんでこの人は笑ってるんだ………?

いや、違うな………

なんだ………みんな、笑ってるじゃないか……

あぁ、なんだかいい気分だな……


意識が…………あれ……俺って……だれ……なん……だ……ろう………







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