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10杯目.考える生き物

人とAI、どちらの方がコミュニケーションを優れているのか。世紀の大激論が行われていた。

「人というのは傷つけあう生き物です。相手の気持ちを推し量れない。」

「何を言っている!AIはそもそも気持ちなんてないだろ!」

人派とAI派の争いは激化していった。

「私は、AIの感情の"か"の字もないような会話が疲れるんだよ。もうイライラする。」

「私は、人の感情がわかっているくせに、争い合う無駄さに腹が立つ!コミュニケーションにおいては感情は邪魔なのかもしれないぞ!!」

こんな無駄な議論を、人とAIが行っている。

これによって人とAI、どちらか上か決める議論ならまだいい。例えば人類とAI、どちらが世界を支配するのか!?というようなSFでありがちな展開ならば。

それでも、意味のある議論と思う人もいるかもしれない。ではなぜ、この議論が無意味かを教えてあげよう。それは、



「人の方がコミュニケーションは上だ!」

こういっているのは"AI"で

「いいや、AIの方が上だ!」

こう言っているのが"人"なのだ。



お互いが自分の種族を下げて、相手の種族が優れているという。ある意味で尊重はしているのかもしれないが、結果として議論になっているのである。

「大体、人というのは本当に何度も何度も間違いを繰り返す、こんな間抜けで愚かな生き物は見たことがない。」

と、人がいう

「バカなのか?AIはそもそも理解がない。気持ちがない。気持ちをデータ的に読んでるだけだからずけずけ傷つける。」

と、AIがいう。

こんな滑稽な議論はもう何日も続いている。この問題が解決したところで、世の中の発展には大してならない。人が議論に勝てばAIが優れていることになるし、AIが勝てば人の方が優れていることになる。

嬉々として自分の同族を下げる謎の時間。誰も得もなければ損もない。




何日かたって、ついにこの議論に結論が出ることになった。

長かった無意味とも思えら時間についに終止符が打たれる時がやっ

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