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転生したらトカゲだった~進化を重ねて最強のドラゴンになれ~  作者: ギッシー
第2章 北の山脈編

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48.私とギン爺の温泉会議

『ユナのLVが上がらなくなってきてるのはなぜだと思う? ギン爺の意見を聞かせてちょうだい』

『そうですな……主様もお気付きだとは思いますが、ユナ殿はLVが上がった影響で取得経験値が低下しているのではないでしょうか?』

『やっぱそれかぁ……』


 ユナのレベリングを始めて数日が経過したある夜、私はギン爺と温泉に浸かりながらユナのレベリングについて会議を開いていた。なぜ会議を開いているかというと、初めは順調に進んだユナのレベリングだったが、LVが10になると急激に進まなくなったからだ。

 そこでギン爺に相談したところ、お互いの意見が一致した。LVが上がるにつれ取得経験値が減り、周辺の魔物を倒してもLVアップできなくなっていたのだ。


 遠出してもう少し強い相手と戦えばLVも上がるんだろうけど、今のユナじゃ死ぬ可能性が高いんだよなぁ……そうだ!


『スキルポイントを使って、ユナに新しいスキルを覚えさせるのはどう? ユナの弱点は戦闘に役立つスキルがない事だもん、戦闘用のスキルを覚えればもっと強い相手と戦えるようになるんじゃない?』

『残念ですがそれは無理ですじゃ主様、スキルポイントは〖鑑定〗保持者が自身のステータスを見れないと使えないのですじゃ』

『ええっ! そうなの!』


 今知らされる衝撃の事実、〖鑑定〗ができないとスキルポイントは使えなかった。

 私は生まれた時から使えたから知らなかったよ。さすがギン爺、物知りだね。


『しかし主様、〖人化〗が上手くなりましたな。ワシの目には人間の女に見えますぞ』

『本当に! 頑張って練習した甲斐があったわ!』


 ギン爺の言うように、私は〖人化〗して温泉に入っている。

 ドラゴンの姿だと大きすぎるし、〖竜鱗〗が強すぎて温泉の感覚がしないんだよね。肌が強すぎるのも考え物だ。その点〖人化〗は凄いよ。前世の時と近い感覚で温泉を楽しめるからね。


 〖人化LV5〗までスキルLVが上がった結果、ステータス半減のデバフは変わらないが、MP自動回復でMP消費をトントンくらいまで抑える事ができるようになった。それによって長時間の〖人化〗が可能になり、気軽に使えるようになったのだ。


 まだ体にちょっと鱗が付いてたりするが、見た目もだいぶ人間に近づいている。ビックリする事に〖人化〗のLVが上がるにつれて、前世の私の容姿に近づいてるんだよね。〖人化〗の際にイメージする姿が前世の自分だから似てきてるのかもしれない。

 ん? 人に近い姿なのにギン爺と一緒に温泉なんて恥ずかしくないのかって? ギン爺は魔物だから裸を見られても恥ずかしいって気持ちは湧かないね。ペットと一緒にお風呂入ってるようなもんだよ。


 スキルLVと言えば、ステータスはどれくらい上がったかな? 久しぶりに確認してみよう。


―――――――――――――――――――――


〖アテナ〗

種族:宵闇よいやみ幼竜〖状態:人化〗

ランク:C+

LV :31/55

HP :342/342(685)

MP :248/248(496)

攻撃力:273(547)

防御力:210(420)

魔力 :248(496)

素早さ:255(510)


通常スキル

〖鑑定LV7〗〖竜鱗LV2〗〖気配探知LV7〗

〖思考加速LV6〗〖念話LV7〗〖人間言語LV7〗

〖飛行LV6〗〖暗視LV8〗〖隠密LV8〗

〖HP自動回復LV6〗〖MP自動回復LV7〗〖肉体再生LV5〗

〖痛覚緩和LV4〗〖人化LV5〗〖体当たりLV6〗

〖尻尾攻撃LV6〗〖爪撃LV7〗〖牙撃LV6〗

〖真空斬LV5〗〖ファイアブレスLV6〗〖呪詛LV1〗


魔法スキル

〖火魔法LV5〗

着火ライター〗〖ファイアボール〗〖ファイアストーム〗


〖土魔法LV4〗

〖ダート〗〖ダートウォール〗


〖水魔法LV5〗

〖癒しの水〗〖浄化の水〗〖ウォーターボール〗


〖闇魔法LV8〗

〖ダークミスト〗〖ダークシェル〗〖シャドウ〗

〖ダークショット〗


耐性スキル

〖物理耐性LV6〗〖魔法耐性LV4〗〖酸耐性LV5〗

〖毒耐性LV7〗〖麻痺耐性LV4〗


称号スキル

〖転生者LV――〗〖悪食LV――〗〖反逆の寵児ちょうじLV――〗

〖修羅界LV――〗〖宵闇の申し子LV――〗〖町の救世主LV3〗


スキルポイント:2830


―――――――――――――――――――――


 次々に挑んでくる冒険者を倒しているうちにLVも結構上がってるな。攻守のバランスが取れた万能型のステータスだね。スキルLVも上がってるし、今なら素の状態でケクロプスにだって勝てそうだわ。


 こうして私たちが会議をしつつ人の訪れない夜の温泉を楽しんだ翌日、いつもの時間にユナは現れなかった。


『こないですなユナ殿……LVアップできない事に悩んで嫌になっていなければいいのですが……』

『ユナに限ってそれはないと思うけど心配ね……よし! 迎えに行こうか!』

『なっ……! しかし主様、いくら人に近づいたとは言え、人間が見ればすぐにバレてしまうのでは?』

『大丈夫よ。もしもの時のために、テルメンに用意してもらった物があるから!』


 私は拠点の奥にしまっておいた外套に袖を通し、フードを目深にかぶる。


『主様それは?』

『テルメンにもらった外套よ。これなら私が魔物だってバレないでしょ? ギン爺はどうしたって化けれないから留守番しててね。じゃあ行ってくるわ』

『承知しましたですじゃ。お気をつけて行ってきてくだされ主様』


 私の弟子になると言った時のユナの決意は本物だったはず。きっと、何か事情があるはずだ。まずはユナに会って話を聞こう。

 こうして私はユナと話をするため、山脈の麓にある町に向かった。

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