表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/119

ブルー・アクア・クイーン

「ヒーハー!」

「撃て! 撃てーーーー!!」

「追えーー!」


 サンポアスティ国の兵たちが、追ってくる。

 

 うへええええ。

 通小町よ。

 いいぞ!

 なんだか頼もしいぞ!


 そこは、飛んでくる銃弾も少ない。サンポアスティ国の兵がもっともいない網目のようなものだった。何故なら……。俺たちは、オニクボが先に倒した兵たちが多いところを通小町と飛んでいったからだ。


 オニクボが通った空路から、サンポアスティ国の兵が空からたくさん落ちてきていた。


「鬼窪……。皆、死んでいるぞ?? でも、何故?」


 不思議だ。

 上空から落下しているオニクボに斬られた兵たちは、みんなおっかないほどの苦悶の表情をしているんだ。


 よく見ると、サンポアスティ国の兵たちは、斬られたところが、手や足だった。怪我は大したことがないんだ。

 

 なのに、どうして??


「鬼窪! これは多分、毒だ。斬られたところは皆大したことがないからだ。 オニクボの武器には何か強力な毒が塗られているんだよ」


 小さめな箒に乗った通小町が、サーフィンから落ちたその兵たちを見て、皆毒によって倒されていると考えたみたいだ。


「じゃあ、アスティ女王も?!」

「ああ、そうだろうな! 急いで行くぞ! オニクボより先にアスティ女王を倒すんだ! じゃないと、アスティ女王が死ぬより恐ろしいひどい苦しみを受けてしまうぞ!」


 そりゃ、まずいな!!


「わかった! 通小町! 頼む! 急いでくれ!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ