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ブラッデイダンス

「ちょい待ちな……」


 後ろを振り向くと、オニクボが俺を見据えていた。


「俺にグレード・シャインライン国の全部をくれる約束だったよなあ。なあ、鬼窪くんよお」

「え?! オニクボ?」

 

 俺はオニクボの立っているところから、何故か複数のとてつもない殺気を覚えて、神聖剣を構えた。俺の隣にいるソーニャもその傍にいるガーネット、マルガリータ、ヒッツガル師匠、クシナ、アリテア王、サンポアスティ女王、通小町、猪野間、西田たちも驚き武器を構えた。


「ふっふっふ、さあ、楽しい楽しいダンスを踊ろうじゃないか? 苦しい苦しいブラディ・ダンスだ!!」


 オニクボが髑髏の短剣を俺へ投げると同時に、オニクボ周辺の地面が盛り上がり、百人あまりの黒の骸盗賊団が飛び出してきた。


「えええええええーーー!! そんなーーー! オニクボーーー!」

「ふっ! おめえたちは、もうここで用無しというこった! 死いいいねええええーーーー!!」


 俺は止む無く。神聖剣で鋼雲剣を本気でオニクボたち黒の骸盗賊団のど真ん中へ撃ち放った。



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