ドラマチック!雷鳴漆黒ボーイ
雷鳴がとどろいた。
その瞬間に、僕はびびっとひらめいた。
それはいきなりだったけど、俺は運命だと思った。
嵐の日は、無駄にテンションがあがる。
血が騒いで、中二病の魂が目覚める。
呪われし右目の封印が解けて、この世の中にジャッジメント。
忌まわしき宿命を宿した右腕がうずいて、ハリケーンナイト。
のりにのりきった、痛い奴。
どこにでも降臨するぜ。
「なぜなら俺が立つ場所こそが舞台、照らせスポットライト、さわげ民衆という名の観客ども!」
嵐の夜は終わらない。
雷鳴も鳴り止まない。
騒ぎもおさまらない。