前へ目次 次へ 48/78 ハンナのビストロ5 「さて、腹も膨れたし情報も仕入れたしそろそろ帰るとするか」 店も空席が無くなって来ていた。立ち飲みを始めた客もいる。 「ハンナ、お勘定」 「10,000だよ」 「ずいぶん安いな」 「新人さんのオマケと黄金リンゴ復活の祝いだよ」 「ご馳走さまでした」 学達はお辞儀をしながらそう言った。 「今日はどこかに泊まるのかい?」 「いいや、これから帰るよ」 「心強い護衛もいるしな」 「それじゃ、またな」 「はいよ」 ビストロを出るともう辺りは暗くなっていた。