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宴6

「その話はまた明日、改めてしよう。今宵はうたげをたのしむのじゃ」

釈然としない4人であったが、目の前のご馳走と、民族楽器の演奏で盛り上がる町の様子を見て素直に宴を楽しむことにした。


「あなた達が翼さんに、あやのさん?」

ハナがたずねる。

「あんまりご主人様を困らせないでくださいね」

ハナは続けた。

「いつもご主人様、2人の板挟みに疲れたってこぼしてますよ」

「ハナ、それは言うな」


「ご主人様ごめんなさい」

ハナは素直に謝った。

「板挟み?」

「どう言うことですか?」

ハナは何も言わずに学を見つめた。

翼もあやのも顔が赤くなっている。


「宴の席で喧嘩はやめい」

老婆はそう言いながら林檎のジュースを持ってきた。

「ありがとうございます」

学はそれを受け取るとゴクリと飲んだ。

「美味しい」

「学も踊りましょうよ」

翼はそう言うと学の手を取って踊りの輪に入っていった。


あやのはハナに聞いた。

「板挟みって言ってたのね」

「ハナはもう何も言わないですう」

宴は夜遅くまで続き、学達4人は町長の家へ泊まることになった。

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