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話し合い
「ではそこに腰掛けたまえ」
部屋の中は豪奢な家具とテーブルの上にはご馳走が並んでいた。
「失礼します」
学は一礼をしてから指し示された腰掛けに座った。
あやのと翼も続いて腰掛けた。
「剣持学と申します」
「白木あやのと申します」
「青井翼と申します」
3人が自己紹介をすると老婆が話し始めた。
「さて、今回こそちゃんと話しをして貰うぞ」
「町の様子のことか?俺は知らねえよ」
「だったら、勇者様達に任せてよろしいかの」
「俺に損のない話ならな」
これは難航しそうだと学はため息をついた。