初めましてルームメイト
金髪ロン毛が箱に部屋の鍵あるし先に部屋でゆっくりしてなよって
その言葉に甘えて僕はこれから住む部屋に向かう
鍵のストラップに書いてある番号はA202
Aと設定された別の建物、202で2階の左から2番目の部屋の事を示すようだ
金髪ロン毛がA202の部屋の前まで案内してくれて
「you can open the door because here is your room」
(ここは君の部屋だから君が扉を開けなよ)
そういった後、右手を一度大きく上げてそのあと
お腹の前までゆっくり下げた
そしてジェントルマンのように軽い会釈をして僕が扉を開けるのを待つ
うむ
苦しゅうないぞ。
僕も右手でドアノブに手を伸ばし扉を引いて開け...
開かない...
あれ...
2人の間にちょっとした沈黙が流れて
金髪ロン毛が小さな声で言う
「push...」(押して...)
うむ
苦しゅうある私の心
両手でゆっくりと扉を押して次はちゃんと扉が開いた
部屋の中に二段ベットが3つある6人部屋で
ベット ベット
暖
炉
扉 ベット
こんな感じの間取りで壁は青い色なんだけど
窓は白い枠組みで囲まれていて、暖炉はおされにレンガを使っている
そして煙を外に逃がせるように
煙突の入り口のようなものが暖炉の上にあり
僕はここから星空を覗けたら
さぞかしきれいなのだろうとその煙突みたいな入り口を覗く
...
うん...
確かにここは僕の予想通り煙をにがす煙突だった
しかし今はその役割を果たせず
その空洞には無数の本が詰まっていた。
何故、ここに無数の本を埋めたのか
19歳の僕には想像もつかない。
ここにあるたくさんの英語の本を読み終えたその時には
何故、ここに本を埋めたのか理解できるのだろうか
まだ理解できない今の僕ができることを
目を閉じて億千の星を想像し
1番光るオマエがいる
初めて一途になれたよ、夜空に響け愛の歌と
閉ざされた煙突の向こうを想像して歌を歌った。
後ろからガチャとたしか閉めたはずの扉の開く音が聞こえた後
「hi how are you? are you new here?」(初めまして、新しく来た人?)
後ろから女性の声も聞こえて僕は振り返った
そこには美しい
エマワトソンに似た美しい女性が立っていた。
目を閉じて億千の星を想像し
1番光るエマワトソンがいる
初めて一途になれたよ、夜空に響けと愛の歌と
煙突の向こうに想像した1番光るオマエよりも美しい彼女の為に歌った。
「yes」と答えると「 nice to meet you」(よろしくね)と挨拶してくれたので
「nice to meet you too!」(こちらこそよろしくお願いします!)と返事をした
...
「own room is over shit...」(1人部屋じゃなくなったクソ...)
美しいエマワトソンは小さな声で何かを言ったが聞き取れかった
次は聞き取れる声の大きさで
愛しのエマワトソンは僕と自分の事を指して言う
「this room is just two of us」(この部屋は私たちだけ)
え、なんて言った?僕はこの造形美と二2人部屋..?
「room mate is here so I will back see ya later!」
(ルームメイトここにいるし、俺は戻るよ。また後で!)
案内人Aはそう言って扉を閉めて部屋を出ていった
聞き間違えでなければこの部屋はjust two of us(2人ぼっち)
ネ申エマワトソンと同じ部屋で一夜を...
緊張が僕の心拍数を上げる
そしてこれからこの部屋で
故郷を捨てた2人の愛のストーリが育まれる...!
そして次回「2人の間に3人目のルームメイトが生まれる」
乞うご期待!




