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英語評価2の男が海外で暮らしちゃった話  作者: M!nami
Life of working holiday (前編)
6/94

初めての宿

バス停まですぐ行けてバスにもすぐ乗れてシティまでのバス旅を満喫していた。


やはり海外は道路の広さ半端ないし、バスも無駄に天井が高い。


しかし日本と違うのが料金表


次どこに停まるかの電光掲示板なくない?ないよ?


今どこ、とか、運賃とか


どうやって場所把握するの?


不思議だったが僕には書いてもらったメモがある。


これをバスの運転手へみせたおかげで、降りるバス停の時に運転手は声をかけてくれるみたい


メモには丁寧に18$と値段も書いてあり

料金表がバスに無くても今回は気にせずに目的地に向かえる


おかげで難なく景色を楽しみながらシティまでのドライブを堪能して

目的のバス停に着いた時にはきちんと声をかけてもらえた。


このバス停から8分という微妙な時間を歩いて

予約していたバックパッカーと呼ばれる格安のホテルに着いた


バックパッカーは一つの部屋に二段ベットが置いてあって

そのベットを一人ひとりが一晩借りる


6人から8人部屋が平均らしいから部屋に二段ベットが3つ4つ置いてある感じ


みんなが今、想像したまんまの部屋が実際にあるバックパッカーと呼ばれるホテルの部屋だ


そう。なんもない部屋に二段ベットだけ

すごい簡易なのだ


部屋にはなんもないから部屋の外に

お風呂トイレがありそこで泊まってる人みんなが共用で使う


ロビーとはべつにキッチンもあるとこが多く

そこも共用だが食材を買って料理できるみたい


正直、全部ネットの情報で確認はこれからの僕の人生で証明していきます


少々お待ちください


ちなみに僕は誰かと住むのはまだ怖くて一人部屋を選んでいた


パスポートとか盗まれたら怖いからさ


今夜泊まるバックパッカーの受付の人は日本人だったからなんの問題なくチェックインできて


部屋の鍵をもらい楽しみの1人部屋の扉を開けた。


ガチャ...


僕の目の前の光景に言葉を失った...


窓がない


エアコンがない


さらにシーツは臭いし埃っぽい


扇風機はあるが埃に埃をかぶっている


うん、帰国しよう。


本気でそう思ったが、既に一年の休学は決まっているので無理、無理だけど


本気でそう思うくらい汚かったし


帰りたくなったよ 

君が待つ家に...聞いてほしい話があるよ...


シャワー入ってゆっくりしよう...


そう思い、お風呂場へ向かった


そこはユニットバスみたいだが、近いようで遠いい


もうなんていうか、男子トイレを想像すると分かりやすいんだけど


①お店の男子トイレを想像

②大きいほうをするトイレの扉の前にあなたはいます

③その扉を開けると中には

➃あら不思議

➄そこにはトイレでは無くてシャワーがありました


こんな感じだ。


しかも、ここのトイレの1つは詰まっていて

吹き抜けている天井を通ってシャワールームまでアンモニアの刺激臭が遊びに来る


それでもお風呂に入らないほうが汚いので、腹は背に変えられない覚悟で背中の汗を流した。


マジで日本帰りたい。


さっぱりしないままシャワーから上がって、

トイレルームから部屋に戻るまでにロビーがあったので少し寄ってみることにした


ロビーで初めていろんな人を見た。


髭がめちゃ長い人・目が青い人・金髪の人など見て、今、初めて海外にいることを実感できて嬉しい。


そこに日本人もいたので話しかけてみた。


「こんばんわー 今日着いた者なんですけど、お風呂場 やばい臭くないですか」


ヤベっ 


絶対、初対面で話す話じゃないなんて後悔してたけど


「ほんとに臭いよね、3ヶ月も前から直してなくてこの適当さがニュージーランドぽさだよね」


このおふろクサイ話で間違いなかったらしい


ニュージーランドは適当ってか気にしないが多い国だった。


僕も適当だが、こんな気にしなくて大丈夫なのかと

とりあえず、日本で育て上げられた常識は忘れよう


こんな適当な話もそうだけど

もちろんこれからどうしたらいいかの話も聞いてた


まずは銀行口座にIRDというマイナンバーみたいなのを作る必要があるみたい。


よし、もう遅いし時差もあるし今日は寝てゆっくりしよう


僕は部屋に戻ることにした


ガチャ...


あぁ...忘れていた

この窓のない部屋で僕は寝ないといけないんだった...

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https://okaharu.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/122335
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