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6:25 バンに乗り込む時間。
明日でこのバンに乗るのが最後だと思うと考え深いものがある。
ニュージーランドに来てからは本当に毎日が激動だ。
出国できなかったり、アンモニアの臭い漂う風呂入ったり、廃墟やガレージに住んだり、ラジバンダり
ここで生活をして住処の幸せに本当に気付かされた
お風呂からお湯が出るだけで幸せ
天井に穴が空いてないだけで幸せ
まず家の形をしてるだけで幸せ
当たり前の事が当たり前じゃないんだなって
ニュージーに来てから2ヶ月経たないくらいで
僕のワーキングホリデーはまだ1/6しか終わってない
この先にどんなアドベンチャーがあるのか
楽しみに思いながらパンを食べていた。
そして僕らを乗せたバンは仕事場についた
さっむ
冷え込む外
マンパのチャックを1番上まで上げて
キウイピッキングを始める。
流石に仕事には慣れた
どれくらいかって?
自分を高めるためにピッキングをしながら
ロックの音楽を聞いていた僕が
竹本人志のスベらない話を聞きながらニヤニヤ出来るくらい
もちろんピッチをあげる時はロックを聴くけど
ずっと上げたままだったら
次の日の体力が無くなってしまう。
体力のマネージメントはファームという肉体労働において重要だと思う
最初から100%の全力じゃすぐバテちゃうから
いい感じの力の抜き方とサボり方を覚えないと
ある程度それらを覚えてきてる僕
そんなに疲れる事なく今日の仕事も終えた。
今日のお賃金は150$
悪くはない。その数字を聞いてちょっと疲れが飛んだ
稼いだ金額で疲れを左右するから、本当に僕(人)は現金な生き物だなって
ガレージに着くなりみんなはダッシュを
号令のお風呂奪取ダッシュだ
僕はこのダッシュに参加するのをやめていたのだ
だってさ...
この敷地にお風呂は3つある、家の中に1つと外に2つ
みんなが目指してるのは
もちろん暖かくて室内で入れる家のお風呂
外にある2つの風呂は寒いし
シャワーちょろちょろとしていて弱いけど
暖かいお湯を5分間は確保できる。
5分でシャワーを浴びる事ができれば暖かいお湯のまま洗い終えるし、寒いのだってたった5分だけ耐えればいいんだよ?
5分制限と寒さ相手に日々奮闘した僕は
シャワー効率改革を成功させ
画期的なシャワー時短術を身につけていた
寒い中シャワーを浴びるから疲れなんて取れない。
むしろ拾ってくる勢いだけど
僕は今日も確実に、すぐに、
シャワーを浴びるため外のシャワールームへ向かう
寒中シャワーを計画通り5分以内に浴び終えた
最終日前夜の僕は次の計画を練る
実はアテがある
そこは一番最初の地、オークランド
まだ記憶にも新しいアンモニアバックパッカーがあった場所で
トンボ帰りするような感じだけど
わかの友達がオークランドに住んでて格安で住ませてもらえるらしい。
それにオークランドは都市だから
沢山のジャパニーズレストランがある
ジャパレス(ジャパニーズレストラン)は
ラーメン屋とか日本食のレストランのお店のことで
名前のとおりJapaneseが多く働いていて
同じ日本人が多いから仕事してても
言語の壁で困る事はないんじゃない?
英語が話せなくても日本人ってだけで受かるらしいし
日本人と働くのはすこし気が抜ける
でもアレルギーのあるキウイ農家として働いていくのは自殺行為だから
ジャパレスで働きながら次働けるファームでを見つけるまでの繋ぎにしようと企みを立て
いや、淡い期待を乗せてバスのチケットを予約した
バスに逃げられてもう2度と
3時間待ちなんてならないようにきちんと予約を確認した
問題はないはずだ
そして問題のバス停までの経路
ここから数10kmも離れているが
れみさんに
「出勤のついでに寄ってあげるよ。ポンコツバンでいいなら」
と言ってもらえたので、次こそは何の問題もなく新天地へ向かえる。
はず...
一度失敗した男のぬかりはない。
はず...
まぁ、とりあえずはやることはできたと思うし
僕は今日という日におやすみをした。




