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英語評価2の男が海外で暮らしちゃった話  作者: M!nami
Life of working holiday (中編)
51/94

秘める思いを

今日もいつものように6:00に起きて準備をした。


今朝は冷えている


暦は6月にさしかかろうとしてるのに季節は秋へ向かう


僕は北半球とは違う季節の歩みに若干の違和感と高揚感、それと食パンを持ってバンへ乗り込む


今日はキウイ畑へ向かうことが出来た。


寒い。


1番最初の出勤から1週間くらいしか経ってない


最初は半袖で働いてたのに今日は寒くてヒートテックを着てきた。


いつもの仕事着は汚れてもいいズボンと靴にマウンテンパーカー


マンパの下には半袖を着て動いて暑くなったら半袖で

作業をしていた


今日は予想通り季節外れの寒さらしい。


長袖で正解だなって、そして他の人も

寒くて長袖だろうなと周りを見渡すが...


半袖短パンが絶対的多数


さすが、外国人。お酒にも寒さにも強い。


ウエストの人(ヨーロッパとかアメリカの人)はなんで寒さにも強いんだろ?


その方が1年の暑い時期を長く過ごせるから?


もしそれなら熱いな。と思った


働いて1週間弱だけど僕のピッキングの速さは

そこそこになったらしい。


トムが僕にこう伝えてくれた


「 absolutely you are better than ex Japanese who worked for here 」

(絶対 前にここで働いてた日本人より早いよ。)


その人より英語を話せないだろうけど

仕事はできたことに


ほんの少し、ほんの少しずつでも

英語を理解していけてる僕にも


劣等感の塊の僕に少しだけ自信が芽生えた


「really? Thanks ! Tom」(本当?ありがとう!トム)


そういうとトムはにかっと笑顔で返答した


すてきな...


finiiiish! !!(しゅーーりょー! !!)


僕がトムの笑顔を見ていつものセリフを言う前に

supervisorの終了の合図が聞こえた。


いつものように終了時間を書いてからバンへ向かう

いつもと違うテンションのチームガレージ


何か特別なことがあったの?

普段と何が違うのかわからない


気になるが理由のわからない僕は

勇気を出してチームガレージの1人に声をかけてみた。


「 what’s up ?」(なんかあったの?)


「today we made 180$ !! woo hoo!」

(今日、私たちは180ドル稼いだよ!! いえーい!)


180...?


僕はいつか計算した数字を思い出した


最低賃金で8時間働いて15.25×8=122$


わかりやすく計算して12200円と18000円の価格の違い


「wow!!」(わお!!)


僕の口元からも笑みが零れた。


働ける時は稼げるけど働けない時は本当に働けない。


これがキウイピッキングらしい。


稼げる時は稼げるけど

僕はここで働き稼ぎ続けることはできない...


とりあえず今日は稼いだ額に喜んだまま

ガレージへ帰る



ガレージに帰るとマイクがいた。


二段ベットを作っていて粉塵の中にマイクが立っていた。


チェンソーを持ってる大柄の男が粉塵の中にいる

このシュチュエーションは怖いけどチャンス


僕は心に決めていた言葉をマイクに伝えた。


「hey Mike I’d like to quit job 」(やぁマイク 仕事を辞めさせてほしいです)

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https://okaharu.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/122335
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