いざ、目的地へ
コーヒーを買おうとすると奥さんに
「do you wanna get some coffee?」(コーヒー欲しいの?)
Wanna は want to の スラングだ。
アジアの人のアクセントは、自分自身もアジアの人
だからかなのか分からないが理解をしやすい
少しばかりは英語をわかるようになったかも
もちろん答えは「no 」僕は、コーヒーを飲めない。
奥さんは笑って言う
「○▼※△☆▲※◎★....」
やばっ、前言撤回
アジアの人でも何言ってるかわかんない。
少しばかりは英語をわかるようになったかもなんて
そうなった気でいただけだった。
簡単な1文ならかろうじて分かるが
2文以上になると未だに呪文にしか聞こえない。
僕も同じように(苦)笑った
とりあえず、お礼になにかを買おうと
お菓子などを持ってレジへ行くが
奥さんは引き止める。
「you don’t have to buy anything」
(なにも買わなくていいよ)
Have toでしなきゃいけないだけど notがあるから
buyを買う必要がない。ってことか。
anything とか somethingとか意味わからないけど
いつか分かるでしょう
買わなくてもいい理由を話しているが
完璧に理解する力はない
話している時の、単語をなんとなく聞き取ると
Children(子供)、 ablut(大人)、buy(買う)
What do you wanna (なに欲しい)、etc...
どうやら僕はまだ子供だから
奥さんがむしろ買ってあげるよって言ってるかも
何を言っているか分からなくても
聞こえた文法、単語、ボディランゲージ、表情から
何を話しているかを想像して物語を作れる。
車に乗せてくれるだけでありがたいので何も買って欲しくない。
何か買うよ?みたいな顔しているが「no」とだけ答える
しかし...
ぎゅるるるぅ
2人の間に渦巻いたような音が流れる。
奥さんはまた笑い、次は僕も笑ってしまった。
体は素直だった。
僕も素直になると、お腹すっからかんで
日本から持ってきた非常食「ミンティア」さんを
食べようか考えてたくらいすっからかん
お昼にベンチで食べた
おむすびを最後に何も食べていない
さっきまでは帰れま10状態で緊張していたけど
無事にte pukeに行けると知って
緊張で背骨も抜けて体が脱力モードになり
それでお腹の虫も緩んで声を上げてしまった。
恥ずかしながら
「bread please」(パンください)と奥さんへ伝え、
要望のパンを適当に買ってきてくれた。
シャキシャキしたレタスに
いい感じに焦げてるソーセージ
トマトがおしゃれに挟んであり
一番上にはマスタードとケチャップがかかっている
ホットドックだ
奥さんに「thank you」と伝え冷める前に夜ご飯を食す
ばくっ
うまっ!!
なにこれ!
久々に食べ物らしい食べ物を食べた。
色んな味がする!
待って、ニヤケが止まらない。
食べ物ってこんな美味しかったのか...
そんな姿の僕をみて奥さんは...
笑っている、いや爆笑している
食べ物を食べてるだけで爆笑されたのは人生ではじめての経験だ。
今日は本当に色々はじめての、経験ができるなぁ
そんな中、夫さんがコンビニの前まで来た
「We are ready to go 」(出発できるよー)
僕はホットドッグに感動しながら
奥さんは笑いながら
夫さんは素敵な笑顔で
いざ、目的地 te pukeへ!!




