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英語評価2の男が海外で暮らしちゃった話  作者: M!nami
Life of working holiday (中編)
30/94

初めてのヒッチハイク?

次のバスをgoggle(ゴーグル)マップで見る。


8時40分。


朝だ。今から12時間以上も後だ。夜を越えている。


こんな状況は4方8方塞がりだ


携帯も、バッテリー残量が少なくなっています

と2度目のバッテリー通知が画面を塞いでいる


歩いてなんて行けないし、出来ることは...


ガソリンスタンド...


多くの車が立ち寄る場所...


...


ヒッチハイクしかない..!


僕はガソリンスタンドの出口で親指を立たせて

車が止まってくれるのを願う


何台か通り過ぎたが、1台の車が止まり

そしてその車、黒塗りのセダンの車の窓が開いた


「Hi how’s going? Are you hitchhiker?」

(よう 元気? ヒッチハイクしてる人?)


ヒッチハイクという言葉が聞こえた!

神様はすぐ現れたのだ!


「yes! I want to go te puke」

(はい! テプーケに行きたい)


「we will be around te puke come inside 」

(俺らテプーケらへん行くよ 中入りな)


おれら...?


後部座席を見てみると、

色黒のガタイの良い人たちが2人いる

なんならこの運転手も相当ガタイが良い。


ちょっと怖いなって

でも他に手立てがないから乗るしかない


乗るしかないが、嫌な予感が走りまくっている

そして、第六感が言っているやつらの目がおかしいと


僕はこの目を知っている。


この目は自分が好きな同性に見せる下心の目


僕は昔からホモにモテる顔をしている

中学、高校と言われ続けてきたのだ。


実は半分だけ自負をしている


彼女も出来なかったから一部の人にはガチでホモだと

思われていなかったり、思われていたり...


もしこの黒塗りのセダンに乗ったなら

行く先はテプーケじゃなくて逝く先は...


僕のお尻がキュッとする。


断ろう。きちんと断る英語はわからないから


「I don’t know english bye bye」

(英語わかんない バイバイ)


と言った


言ったが、中々彼らは引かない。


やっぱり自分の第六感、嫌な予感は正しいのではないか?


僕は彼らから逃げるために

ガソリンスタンドの中へ逃げていった。


中にはもうすっかり顔見知りのおばさんが

まだレジの前に立っている。


お昼からずっと働いているけど

今日は何時に帰るんだろ?


ん?


働き終えたら人は家へ帰る..!


さっきのガタイの良い3人よりも

このおばさんは怖くないし

are you okay?なんて優しく声をかけてくれた。


このおばさんの家に泊まらせてもらおう。


解決策は外でも車でもなく

ガソリンスタンドの中に転がっていた


早速、おばさんに話しかける


「I want to go to te puke but I can’t go」

(テプーケに行きたいけど行けない。)


実はバスを待っている間、日本から持って来た

英語学習の本を読んでいたのだ。


この本はとても良く、話すための言い回しを教えてくれるので、

すぐ話せる英語が書いてある。


例えば can you 〜 I want to 〜 のように

伸ばし棒の後の言葉を変えるだけで

言いたいことを言えるのだ。


それで、覚えた言い回し I want to 〜 I can 〜 を

使っておばさんに質問出来たのだ


でも泊まらせてって英語で can I の後なんて言えばいいのか分からない...


少し生まれた沈黙の後、おばさんは口を開いた


「○▼※△☆▲※◎★...」


クッソ、何言ってるかわかんない。


相手が何言ってるか分からないため

言いたいことが伝わったのか否かが分からない。


そもそも勉強した成果が

出ているのか出ていないか全く分からない。


詰んだ。


僕の胸のランプは壊れた。

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https://okaharu.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/122335
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