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英語評価2の男が海外で暮らしちゃった話  作者: M!nami
Life of working holiday (前編)
23/94

次の作戦

明日も仕事があるため僕らは早い時間に晩酌を終えた。


部屋に戻る前に親方は


「好きなタイミングで辞めなれ、いつ辞めたい?」と言ってくれて僕に選択肢をくれた。


「今日、募集している仕事に連絡してみるのでそこから連絡もらった後でもいいですか?」


「分かったわ。また教えてな。おやすみ」


「はい!ありがとうございます!おやすみなさい」


本当に親方は優しい。


日本では辞めさせてと言ってから1ヶ月は働かされたので、後1ヶ月は働いて。と言うのかと思っていた。


それに今日、親方は街に出る日だった。


それを辞めて僕と晩酌を...


閉まっている親方の部屋に頭を少し下げてから自分の部屋へ向かった。


実は次の仕事のアテがある。


NZdaisuki というニュージーへワーホリに来ている日本人向けのサイトがあり


そこには物の売買や役立つニュースに仕事の紹介について書いていて、そこから農家の仕事(ファームジョブ)を見つけていた。


大体は田舎へ行って、そこの農家で働かせてもらう

今回見つけた仕事は、キウイのピッキングの仕事はで、キウイを食べながら働けるのだ。


こんな味覚的にも美味しい話はない。


そして今はキウイが旬で、ニュージーの特産物にキウイも含まれている。


やるしかないだろ!


美味しいキウイを食べるため、求人表に書かれてるメールアドレスにメールを送る。送りたい。が

今回のボスはニュージーランド人らしい


英語での対応を求められる。


「なんて送ればいいのかわかんねぇ...」


求人表の写真の一枚にはそこのbossのマイクの写真がある。


ラスボスの様な体格にいかつい笑顔


「マイクさーん。なんてメール送ればいいですかー?」


なんて話しかけてもいかつい笑顔のまま


まいったなぁ よわったなぁ


あ、そうだ


僕にも頼れる友達がいた。そいつはオーストリアにいる


電話をしたい、たが残りのパケットは800MBしかないから大切にしたい、だが背は腹に変えられない。


制限時間を5分と設定して、オーストラリアにいるわかに電話をかけた。


直ぐに、わかは電話に出た。


「おう、久々どうした?」


「めっちゃ久々、残り800MBしか使えないから単刀直入に言うね。新しく仕事をしたくて

bossに仕事を探してるとメールを...」


「だるそうだからパス」


「まてまて、最後まで話を聞いて、英語を話せるのは、わか、君しかいない君に決めてた」


「今、外国?」


「そうよ。ニュージーランド。かっちょええやろ?」


「本当に外国にいたんだな。どうよ?外国の生活は楽しいだろ?」


そういえば海外に行く。とは言ったが行ってからはわかと連絡を取っていなかった。


「めっちゃくっちゃ楽しいわ。ホームレスになって炊き出しもらう様な生活

なんてしてないけどそれなりに苦労したよ」


僕が学校で勉強している間、ホームレスになって刺激的な生活をしていたのは

この電話している相手、わかだったのだ。


「俺はもうちゃんと働いてるぜ?」


「うそ!!働いたら負けだとか言ってたじゃん!何があった?」


「働いたら沢山お金もらえるからさ、缶を集めるより効率が良かった。」


「おぉ、お前も成長したなぁ。。。」


「だろ?俺ら今年で20歳だしな?」


しみじみと大人になっていくんだなぁ と思った。


「ま、本題に戻ってさ、新しく始まる仕事のボスにメール送りたくてなんて送ればいい?」


...


あれ、応答がない


...


「もしもーし、どうしたー?」


嘘だろ、もしかして、800MBを使い切ってしまった。


GBを課金しなければ携帯を使うことが出来ない...


目の前が真っ暗になった。


僕はクレジットカードをそっと出した..


そのあとわかに


「データ使い切った。bossに仕事をさせてってメールを送りたいから、

なんて送ればいいか教えて欲しいです。」とだけメールを送り


今日という日におやすみを告げた

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https://okaharu.hatenablog.jp/entry/2019/06/02/122335
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