初めての飲酒(合法)
家に帰ってからはダラダラとしていた。
今日は仕事して、ヤンキーに絡まれて、警察に事情聴取されたりと
1日中、緊張していたからダラけたくもなる。
「お風呂まだ入らんか?先入るぞー?」
「はーい!やりたいことあって先入って下さーい」
もちろん特にやりたいことがあったわけじゃなく
あ、ここに虫の死骸があったとか
命懸けでダウンロードしたYouTubuを流したりしていた。
それとあの決断を
どの日 どの時 どの場所で 君に伝えようか
それか僕等は いつまでも 知らぬ二人のままで
ここまま過ごしていくか。
親方を裏切るのも嫌だ。このまま過ごすのはもっと嫌だ。
誰も傷つかずに、平和的に終わらせるには...
この言い訳しかないと思い浮かんだのが一つだけある。
それにしてもこの動画面白いな。
この動画を最後まで見るっていうやりたいことを見つけてしまった。
バイトをやめるとかドラマを見るのをやめるとか
なかなか言えないどのタイミングで切ろうか悩んでしまう男
言えないまま今日が老けて、また次の日の仕事も終わった。
「おーい、今日から週三日くらい街へ買い出しいくわ。
そのまま実家に泊まるで、わしがおらん時は歩いて現場向かってな。
明日はお昼過ぎまでには現場着くで、この仕事をするんじゃ」
親方はメモを渡してくれた。
書いてあったのは家の掃除や高圧洗浄機の使い方など大体はやったことあることだった。
「確かに簡単なことなので僕でも出来そうです」
「よかったわい。それじゃ行ってくる。」
「え!今日!?」
「そうじゃ」
「僕、1人でこの廃墟に!??」
「廃墟やない。一軒家や」
普通にツッコまれた
「待って怖い怖い。ええ 怖いっす」
「幽霊よりも怖い思いしたじゃろ。平気じゃ」
「あれは怖いじゃなくて恐いです。」
「ええい、しつこい
儂のビール呑んでええから酔って寝ろ。」
「それなら誤魔化せそう。
ビールごちそうさまです!!」
「じゃ、ばいばい」
親方はあっという間に帰ってしまった。さっきこの一軒家に帰ってきたばっかなのに...
実はニュージランドの法ではお酒は16歳から呑める
日本と違って公道で歩き酒は法で禁止されていてお酒を買うには絶対に年齢確認される
なのでワーホリしてる人はパスポートや免許書が必要
お酒を買えるが英語喋れないし、お酒は贅沢なので呑めないでいた。
しかしここは無料でお酒が 合法でお酒が飲める。
日本では違法になってしまう19歳が合法飲酒
この優越感で僕はSNSに一人酒!!ウェイとアップロードした。
それでも法で裁かれない!!日本国憲法と警察よ ここは治外法権だ!!
冷蔵庫にはビールがあった いやビールしかなかった
冷やされてるのが1ダースに未開封のビールの段ボールが1つ
1人で呑むには十分すぎる量
「酔える!おし、まずはやること終わらせよう。」
お酒のおかげで廃墟を遊園地のアトラクションのように楽しめてる。
「さぁ、かんぱい!」
プシュ!!
シーーーン
ゴクゴクゥ....
「不味い。」
僕はビールを呑めないこと忘れてた
親方に決断を伝えなきゃいけないこと思い出した
廃墟に1人ってこと静寂に知らされた
誤魔化すように、2本目の蓋を開けた
「不味い。」
お酒を呑んでも現実は変わらなかった。
またビールのプルトップを開ける




