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第七話

目覚めると、エレミアの顔がそばにあった。自分はこの少女と結ばれたのだと思うと感動すら覚えた。

エレミアの髪に触れる。サラサラしていて心地よい。そのまま頭を撫でていると、突然口を塞がれた。

エレミアが起きたらしい。しばらく舌の感触を楽しみ、名残惜しそうに顔が離れた。


「おはようございます、ご主人様」

「おはよう、エレミア」

「昨日は凄かったです………。あの、私最後失神しちゃって………」

「いいんだ。大丈夫、ちゃんとクリーンで後片付けはしておいたから。寝ているエレミアは可愛かったよ」

「もう、ご主人様ったら………。今日の夜は負けませんからね?」


な、なにぃ!今日の夜はもっと凄いというのか!こうなったら今すぐにでも………!


バタン!


「わっ!」

「あんた達、朝だよ!さっさとおきな!………あらまあ。うふふ、朝風呂は5時~7時までだから入っておいで。朝食は6時~8時までだから早めにね!じゃあね!」

「………」

「………」

「風呂、入りに行こうか」

「はい」



「女将さん、この宿気に入ったからしばらく泊まるね。………はい、10日分で10万円」

「はいよ!あんた達、冒険者だろ?冒険者だったらこの街の〈迷宮〉に入っていきな。もう攻略済みの浅い〈迷宮〉だから初心者にはいい経験になるはずさ」

「ありがとう、そうするよ」

「簡単に死ぬんじゃないよ!大事なお客さんなんだからね!」


俺達は女将さんに礼を言うと、冒険者ギルドに向かった。



「〈迷宮〉での依頼ですか?ありますよ。魔石の回収が主な依頼ですが、1日に1回の10層ごとのボスを倒す依頼があります」

「なぜボスを倒す依頼が?」

「ボスを倒すことで外の魔物が出てくる頻度が大幅に減るらしいんです。なのでこの依頼には多めのギルドポイントを用意しています」

「じゃあ、魔石の回収依頼を受けていきます。どの魔物がどんな魔石を落とすとか、あるんですか?」

「魔物の落とす魔石の価値は内蔵している魔力で決まります。層ごとに魔力の値は決まっているので、1層なら魔石10個で100円1ギルドポイント、2層ならその2倍、というふうに深く潜れば潜るほどお金もポイントも溜まります。お2人はパーティーを組まれますか?」

「パーティー?」

「パーティーを組むと魔物を倒した時などに得られる経験値が共有されるんです。ギルドポイントも共有されるので、複数人で迷宮攻略する場合はお得ですよ。ただし、パーティーメンバーは6人までなので、注意してください」

「それじゃあ、パーティーを組みます」

「はい、それではお2人の〈ステータスカード〉をお預かりします。………はい、処理が完了しました。これでお2人はパーティーになりましたよ」

「ありがとうございます。それと、どこかいい武器・防具店を紹介してほしいのですが」

「ああ、それならギルド前の通りを北にいった行き止まりにいい店がありますよ」

「ありがとうございます。いってみます」



俺達はギルドで紹介された武器・防具店で犯罪者達の装備を売り払い、防錆加工された鋼鉄製の長剣1振り、魔力を通しやすい木で出来た弓1張り、〈リザードマン・ロードの革〉で出来たレザーアーマー2つを手に入れた。ついでに新スキルもゲットした。得られたスキルはこれだ。


〈鍛冶〉

金属を打ち鍛えて種々の器物を作る技術を補正する技能。


〈細工〉

手先を働かせて細かい物を作る技術を補正する技能。


〈木工〉

木材に加工する技術を補正する技能。


〈縫製〉

縫って作る技術を補正する技能。


「よし、これで準備は万端だな。〈迷宮〉に行こうか」

「はい。〈迷宮〉は街の中心にあるそうですよ」



俺達は〈迷宮〉の前に来ていた。

ここスニアの〈迷宮〉は全30層で、10層ごとに中から外への一方通行の転移装置があるらしい。

出てくる魔物は1層ごとに1種類ずつ増えていき、途中には罠や宝箱、隠し部屋などがあるらしく、〈迷宮〉内の構造は1ヶ月に1度変わり、宝箱なども再度湧くそうだ。


「よし、〈迷宮〉に挑む前にステータスをチェックしておくか」


〈鑑定〉。


〈クウヤ・カザオカ〉

年齢:17

Lv.7

種族:人間

職業:学生


体力:12780/12780

魔力:3020/3020

筋力:1288+128.8

耐久:288

器用:288

敏捷:1288

智慧:412

精神:412


ユニークスキル

〈スキルコピー〉


レアスキル

〈鑑定〉Lv.10

〈アイテムボックス〉Lv.9

〈隠蔽〉Lv.10


スキル

〈剣術〉Lv.10

〈体術〉Lv.10

〈調理〉Lv.10

〈算術〉Lv.10

〈光合成〉Lv.10

〈生命力強化〉Lv.10

〈成長力強化〉Lv.10

〈体力回復力強化〉Lv.10

〈魔力回復力強化〉Lv.10

〈突進〉Lv.9

〈指揮〉Lv.10

〈投擲〉Lv.10

〈回避〉Lv.10

〈火魔法〉Lv.10

〈魔力操作〉Lv.10

〈気配察知〉Lv.10

〈気配遮断〉Lv.10

〈鷹の目〉Lv.10

〈風魔法〉Lv.10

〈短剣術〉Lv.10

〈騎乗〉Lv.10

〈操車〉Lv.10

〈契約魔法〉Lv.10

〈槍術〉Lv.10

〈弓術〉Lv.10

〈魔弓〉Lv.10

〈生活魔法〉Lv.10

〈水魔法〉Lv.10

〈土魔法〉Lv.10

〈光魔法〉Lv.10

〈剛腕〉Lv.10

〈俊敏〉Lv.10

〈解錠〉Lv.10

〈罠発見〉Lv.10

〈罠解除〉Lv.10

〈盾術〉Lv.10

〈斧術〉Lv.10

〈槌術〉Lv.10

〈武器防御〉Lv.10

〈性技〉Lv.6

〈精力増強〉Lv.6

〈鍛冶〉Lv.5

〈細工〉Lv.5

〈木工〉Lv.5

〈縫製〉Lv.5


加護

〈エルフの加護〉


称号

〈異世界人〉〈エルフの信愛〉



〈エルフの信愛〉

エルフとの信頼を築き、愛を育んだものの称号。魔力、智慧、精神の成長率を20%上昇させる。


〈エレミア〉

年齢:15

Lv.1

種族:森人

職業:奴隷/魔法使い


体力:10200/10200

魔力:400/400

筋力:1020

耐久:20

器用:20+2

敏捷:1020

智慧:130

精神:130


レアスキル

〈鑑定〉Lv.10

〈アイテムボックス〉Lv.6

〈隠蔽〉Lv.10


スキル

〈生活魔法〉Lv.10

〈火魔法〉Lv.10

〈水魔法〉Lv.10

〈風魔法〉Lv.10

〈土魔法〉Lv.10

〈光魔法〉Lv.10

〈魔力操作〉Lv.10

〈剣術〉Lv.10

〈体術〉Lv.10

〈調理〉Lv.10

〈算術〉Lv.10

〈光合成〉Lv.10

〈生命力強化〉Lv.10

〈成長力強化〉Lv.10

〈体力回復力強化〉Lv.10

〈魔力回復力強化〉Lv.10

〈突進〉Lv.6

〈指揮〉Lv.10

〈投擲〉Lv.10

〈回避〉Lv.10

〈気配察知〉Lv.10

〈気配遮断〉Lv.10

〈鷹の目〉Lv.10

〈短剣術〉Lv.10

〈騎乗〉Lv.10

〈操車〉Lv.10

〈契約魔法〉Lv.10

〈槍術〉Lv.10

〈弓術〉Lv.10

〈魔弓〉Lv.10

〈剛腕〉Lv.10

〈俊敏〉Lv.10

〈解錠〉Lv.10

〈罠発見〉Lv.10

〈罠解除〉Lv.10

〈盾術〉Lv.10

〈斧術〉Lv.10

〈槌術〉Lv.10

〈武器防御〉Lv.10

〈性技〉Lv.3

〈精力増強〉Lv.3


加護

〈エルフの加護〉


称号

〈追放者〉〈永久奴隷〉〈異世界人の信愛〉



〈異世界人の信愛〉

異世界人との信頼を築き、愛を育んだものの称号。全てのステータスの成長率を2倍にする。


〈エルフの信愛〉と〈異世界人の信愛〉は昨日発現した称号だ。つまり、まあ、そういうことだ。

戦い方は、俺が剣を中心にして魔法を補助的に使う前衛タイプ、エレミアが弓と魔法を使う後衛タイプと別れることにした。今日は連携の確認と、10層までの攻略が目標だ。


「よし、いくか」

「はい」



スニアの〈迷宮〉第1層の魔物は〈ソルト・スライム〉だった。スキルは〈物理耐性〉だった。


「〈スキルコピー〉!エレミア!」


エレミアの〈魔弓〉が〈ソルト・スライム〉の核を打ち抜いた。

〈ソルト・スライム〉が倒れると空気に溶けるように消えていき、その場に魔石と塩を残した。


「〈ソルト・スライム〉は魔石と塩を残すのか。もっと深く潜ればいいものを残すのかな?」

「そうですね、その層に出てくる魔物によって違うとしか言えません。ただ、深い層の魔物は危険なので、注意してください」

「わかった」


1層は〈ソルト・スライム〉だけなので特に問題なく進み、階段を発見した。


2層の魔物は〈ハウンド・ドッグ〉だった。〈威嚇〉スキルを持っていたのでちょっとびっくりしたが、問題なく倒した。〈ハウンド・ドッグ〉は毛皮を残したが、あまり高く売れないらしい。


3層の魔物は〈キラー・ラビット〉だった。〈突進〉スキルで角を突き出してくる厄介な奴だったが、剣で受け流して体勢を崩して弓で仕留める連携プレーで倒した。〈キラー・ラビット〉は角を残した。薬の材料になるらしい。ここで初めて開けられていない宝箱を発見した。


「〈解錠〉。中身は………鉄鉱石?」

「〈迷宮〉は地中深くから資源を作り出して地上に宝箱として吐き出しているそうです。より深い層ほど希少な鉱物が出るらしいです」

「なるほど、それで金の価値が地球より低いのか………。先へ進もう」


4層の魔物は〈ヒュージ・アント〉だった。〈蟻酸作成〉で作った酸を飛ばして来たが、〈風魔法〉で吹き飛ばした。〈ヒュージ・アント〉は魔石しか残さなかった。


5層まで来ると簡単な罠が出て来たが、〈罠発見〉と〈罠解除〉があれば問題なかった。

5層の魔物は〈ホーン・ボア〉だった。やはり〈突進〉で突っ込んで来るだけだったので楽だった。〈ホーン・ボア〉は肉を残した。味は普通らしい。


6層の魔物は〈ホラー・バット〉だった。飛び回って〈吸血〉スキルを使ってきたが、〈風魔法〉に滅法弱かった。〈ホラー・バット〉は魔石しか残さなかった。


7層の魔物は〈ゴブリン・シーフ〉、8層の魔物は〈ゴブリン・ソードマン〉、9層の魔物は〈ゴブリン・メイジ〉、10層の魔物は〈ゴブリン・クレリック〉だった。層が深くなるほどゴブリン達は連携を深めていき、〈ゴブリン・クレリック〉がいるとかなりの脅威だった。高ステータスとスキルのごり押しで進んでいった。ゴブリン達は魔石しか残さなかった。

そしていよいよ………。


「ボス部屋か。ついにここまで来たな」

「はい。ボスはかなりの強敵です。………しかし、今はいないみたいですね。誰かが倒してしまったようです」

「まあ、こういうのは早い者勝ちだから仕方ないさ。とっとと転移で戻ろうぜ」


俺達はボス部屋を抜けると転移装置の前まで来た。


「しっかしどうやって転移するのかね。………〈鑑定〉してみるか。へー、この装置に〈転移魔法〉がかけてあるのか。………まてよ、もしかして、〈スキルコピー〉!おっコピー出来た。これでまた潜る時は楽ができるな。帰るか」

「はい、そうですね」


俺達は転移装置を使って〈迷宮〉を出た。



「これお願いします」

「わかりました。………ずいぶん多いですね。魔石はこのカゴに入れてください。塩はこちらに。〈ハウンド・ドッグ〉の毛皮と〈キラー・ラビット〉の角と〈ホーン・ボア〉の肉はそちらに。鉱物類はあちらに。………はい、承りました。少々お待ちください」


そういってギルド職員は後ろの装置に戦利品を乗せた。すると装置に数字の羅列が現れた。


「はい、計算が終了しました。魔石が全部で300個の16500円、ギルドポイントが165ポイント。塩が3キログラムで120円。毛皮が30枚で3000円、角が30本で6000円、肉が30キログラムで9000円。鉄鉱石が3キログラムで300円、銅鉱石が3キログラムで3000円。計37920円になります」

「ありがとうございます」

「またの御利用をお待ちしています」


俺達は冒険者ギルドを後にした。


「明日こそはボスに挑戦してみたいな」

「はい、私達ならやれますよ!」


今日の成果に満足しながら、宿屋へと帰るのだった。

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