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第十九話

もう遅いから、料理教室はまた来週の日曜日にねー。といって、ナターシャは俺達を帰してしまった。


「なんだか、凄い話でしたね。ご主人様」

「ナターシャ殿が可哀想であります。1人ぼっちはつらいのであります」

「ナターシャはなんであたし達にあの話をしたんでしょうね。あたし達に対する警告かしら?好きな人はしっかり捕まえていなきゃ駄目よーっていう」

「ま、なんにせよ、俺とゴンゾウさんは違うんだ。お前たちを残して死んだりしないさ」

「はい!信じています。ご主人様。でも、私も神の名が付いた職業に就けそうですし、ご主人様は私達がお守りします!」


そうなのだ。〈闇魔法〉がLv.10になったので、エレミアが神の名の付いた職業に就ける可能性が出て来たのだ。明日さっそく転職の儀をしてみるつもりだ。


「エレミア殿の言うとおりであります!自分達はみんなで闘っているのであります」

「うふふ、その通りね。あたし達はみんなで生きるのだから、こんなところで死ねないわよね」

「ああ、その通りだ!というわけで、明日も生きるための糧が必要なわけだから、デリシャス・シャークの骨で出来た陶器の食器を買いに行こう!」

「もう、ご主人様ったら、そんなに気に入ったんですか?」

「賛成であります!食は全ての基本なのであります」

「確かにあの焼きそばは格別なお味だったわねー」


そういうわけで、陶器の食器を買った俺達はさっそく夕食に試し、その味わいに舌鼓を打つのだった。



エレミアが転職の儀を行い、その体が光り輝いた。


「やりました、ご主人様!〈賢神〉の職業に就けました!」

「やったな!エレミアならなれると思ってたよ」

「さすがであります!エレミア殿」

「凄いわねえ。私にも就けるかしら?」


こうして俺達は順調にラビリンスを再攻略していった。そして8月13日木曜日。


「やったわ!〈癒神〉に就けたわよ!」

「おめでとう、リサ。これで先に進めるな」

「おめでとうございます。リサさん」

「おめでとうであります!」


インテリジェンス・スライムに挑む前に〈鑑定〉しておこう。


〈クウヤ・カザオカ〉

年齢:17

Lv.33

種族:人間

職業:武神


体力:32700/32700

魔力:15760/15760

筋力:3498+349.8

耐久:2370

器用:2818

敏捷:3498

智慧:1766

精神:1766


ユニークスキル

〈スキルコピー〉

〈武芸者〉


レアスキル

〈鑑定〉Lv.10

〈アイテムボックス〉Lv.10

〈隠蔽〉Lv.10

〈転移魔法〉Lv.10

〈連続魔法〉Lv.10

〈二刀流〉Lv.10

〈神聖魔法〉Lv.10

〈偽装〉Lv.10


スキル

省略


新スキル

〈分解〉Lv.10

〈吸収〉Lv.10

〈吸精〉Lv.10

〈闇魔法〉Lv.10


加護

〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉〈狂戦士の加護〉〈サキュバスの加護〉


称号

〈異世界人〉〈エルフの信愛〉〈銀狼族の信愛〉〈サキュバスの信愛〉



〈サキュバスの信愛〉

サキュバスとの信頼を築き、愛を育んだものの称号。魔力、智慧、精神の成長率を20%上昇させる。


〈エレミア〉

年齢:15

Lv.33

種族:森人

職業:奴隷/賢神


体力:23100/23100

魔力:29400/29400

筋力:2400

耐久:1400

器用:1400+140

敏捷:2400

智慧:3430

精神:3110


ユニークスキル

〈森羅万象〉


レアスキル

〈鑑定〉Lv.10

〈アイテムボックス〉Lv.10

〈隠蔽〉Lv.10

〈転移魔法〉Lv.10

〈連続魔法〉Lv.10

〈二刀流〉Lv.10

〈神聖魔法〉Lv.10

〈偽装〉Lv.10


スキル

省略


新スキル

〈分解〉Lv.10

〈吸収〉Lv.10

〈吸精〉Lv.10

〈闇魔法〉Lv.10


加護

〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉〈狂戦士の加護〉〈サキュバスの加護〉


称号

〈追放者〉〈永久奴隷〉〈異世界人の信愛〉



〈賢神〉

容量150の職業。魔力、精神の成長率を250%上昇させ、智慧の成長率を300%上昇させる。ユニークスキル〈森羅万象〉を覚える。


〈森羅万象〉

全ての魔法の習得、操作に大幅の補正。想像力が豊かになり、創造力が格段にます。高速思考、並列思考が可能になる。


〈シルヴィア〉

年齢:15

Lv.32

種族:獣人・銀狼族

職業:奴隷/剣神


体力:32100/32100

魔力:12800/12800

筋力:3610+361

耐久:1990

器用:3300

敏捷:4610

智慧:1460

精神:1460


ユニークスキル

〈剣人一体〉


レアスキル

〈二刀流〉Lv.10

〈鑑定〉Lv.10

〈アイテムボックス〉Lv.10

〈隠蔽〉Lv.10

〈転移魔法〉Lv.10

〈連続魔法〉Lv.10

〈神聖魔法〉Lv.10

〈偽装〉Lv.10


スキル

省略


新スキル

〈分解〉Lv.10

〈吸収〉Lv.10

〈吸精〉Lv.10

〈闇魔法〉Lv.10


加護

〈狂戦士の加護〉〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉〈サキュバスの加護〉


称号

〈麒麟児〉〈追放者〉〈永久奴隷〉〈異世界人の信愛〉



〈リサ〉

年齢:16

Lv.31

種族:魔人・淫魔族

職業:奴隷/癒神


体力:22300/22300

魔力:27600/27600

筋力:2320

耐久:1320

器用:1320

敏捷:2320

智慧:3930

精神:4230


ユニークスキル

〈神の愛〉


レアスキル

〈神聖魔法〉Lv.10

〈偽装〉Lv.10

〈隠蔽〉Lv.10

〈鑑定〉Lv.10

〈アイテムボックス〉Lv.10

〈転移魔法〉Lv.10

〈連続魔法〉Lv.10

〈二刀流〉Lv.10


スキル

〈吸精〉Lv.10

〈闇魔法〉Lv.10

〈魔力操作〉Lv.10

〈剣術〉Lv.10

〈体術〉Lv.10

〈調理〉Lv.10

〈算術〉Lv.10

〈光合成〉Lv.10

〈生命力強化〉Lv.10

〈成長力強化〉Lv.10

〈体力回復力強化〉Lv.10

〈魔力回復力強化〉Lv.10

〈突進〉Lv.10

〈指揮〉Lv.10

〈投擲〉Lv.10

〈回避〉Lv.10

〈火魔法〉Lv.10

〈気配察知〉Lv.10

〈気配遮断〉Lv.10

〈鷹の目〉Lv.10

〈風魔法〉Lv.10

〈短剣術〉Lv.10

〈騎乗〉Lv.10

〈操車〉Lv.10

〈契約魔法〉Lv.10

〈槍術〉Lv.10

〈弓術〉Lv.10

〈魔弓〉Lv.10

〈生活魔法〉Lv.10

〈水魔法〉Lv.10

〈土魔法〉Lv.10

〈光魔法〉Lv.10

〈剛腕〉Lv.10

〈俊敏〉Lv.10

〈解錠〉Lv.10

〈罠発見〉Lv.10

〈罠解除〉Lv.10

〈盾術〉Lv.10

〈斧術〉Lv.10

〈槌術〉Lv.10

〈武器防御〉Lv.10

〈性技〉Lv.10

〈精力増強〉Lv.10

〈鍛冶〉Lv.10

〈細工〉Lv.10

〈木工〉Lv.10

〈縫製〉Lv.10

〈物理耐性〉Lv.10

〈威嚇〉Lv.10

〈蟻酸作成〉Lv.10

〈吸血〉Lv.10

〈魔力耐性〉Lv.10

〈暗殺術〉Lv.10

〈クリティカル〉Lv.10

〈毒針〉Lv.10

〈氷魔法〉Lv.10

〈砲哮〉Lv.10

〈拳法〉Lv.10

〈曲刀術〉Lv.10

〈細剣術〉Lv.10

〈強化魔法〉Lv.10

〈刀術〉Lv.10

〈雷魔法〉Lv.10

〈付与魔法〉Lv.10

〈地図作成〉Lv.10

〈分解〉Lv.10

〈吸収〉Lv.10


加護

〈サキュバスの加護〉〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉〈狂戦士の加護〉


称号

〈聖女〉〈永久奴隷〉〈異世界人の信愛〉



〈癒神〉

容量150の職業。魔力、精神の成長率を250%上昇させ、智慧の成長率を300%上昇させる。ユニークスキル〈神の愛〉を覚える。


〈神の愛〉

〈神聖魔法〉と〈光魔法〉の効果が大幅上昇する。魔力を流すだけで治癒能力が発現する。高速思考、並列思考が可能になる。


「よし、31層に行くか。さあ、リベンジだ!」

「はい!」

「リベンジであります!」

「あたしは初対面だけどね」



31層には相変わらず〈インテリジェンス・スライム〉が徘徊していた。


「2人とも頼む!」

「「ファイヤーストーム×2!」」

「いくぞ、シルヴィア!」

「了解であります!」


俺達は炎の渦から逃れた分裂体数匹を倒した。


「このぶんなら、大丈夫そうだな。本格的に探索を始めるぞ!」

「かしこまりました」

「わかったであります」

「了解よ」


その日の探索は順調に進み、翌日と合わせて2日かけて32層へとたどり着いた。


「32層の魔物は………〈ポリエステル・スネーク〉かよ。スキルは………新しいのは〈熱源探知〉だけだな。〈スキルコピー〉!」


俺は旭で斬りかかった。〈ポリエステル・スネーク〉は斬り捨てられ、ポリエステルと魔石を残した。


「一撃か………ポリエステルだから斬れにくいかと思ったが、旭には問題にもならなかったか」

「そのようですね」

「ご主人様凄いであります!」

「あっというまだったわね」


32層も問題なく進み、2日かけて33層へと進んだ。


33層の魔物はなんと、〈デリシャス・シャーク〉だった。〈水陸適応〉で水の中にいるかのように高速で迫り来る強敵だった。〈水陸適応〉があれば水中でも呼吸出来るらしい。泳ぎ方を教えたのは一体なんのためだったのか。まあ便利そうだからコピーするが。〈デリシャス・シャーク〉は教えられた通り、骨を残した。


また2日かけて33層を攻略した。俺とエレミアはそれぞれギルドポイント1万ポイントを達成し、Cランクに昇格した。

34層の魔物は〈スコープ・スコーピオン〉だった。レアスキル〈狙撃〉で〈毒針〉と〈麻痺針〉を飛ばしてくる厄介な魔物だった。〈狙撃〉は〈投擲〉の上位互換の能力のようだ。状態異常は厄介だったが、リサの〈神の愛〉で強化された〈光魔法〉で予防できた。〈スコープ・スコーピオン〉は魔石のみを残した。


さらに2日かけて34層を攻略し、35層の魔物は〈ナイト・オウル〉だった。〈催眠術〉で眠らせてきたが、同じようにリサが予防してくれた。〈ナイト・オウル〉は魔石のみを残した。

そして8月24日月曜日。ボス部屋を発見した。


「ボス部屋か………。ここのボスはどんなやつなんだろうな?」

「これまでと違って、魔物に統一性はなかったので、予想がつきませんね」

「どんな魔物が来ても自分がやっつけるであります!」

「どんなに怪我をしてもあたしが治してあげるわ」

「よし!開けるぞ………」


ボス部屋に駆け込むと、そこにはまだボスは居なかった。すると、後ろで扉の閉まる音が聞こえた。逃げられないってことか。同時に前方に魔法陣が現れ、そこからボスの巨体が現れた。でかい。身長4メートルはありそうだ。人間の体に牛の顔、右手には超巨大な戦斧が握られていた。どうみてもミノタウロスだ。〈鑑定〉する。………名前は〈タウロス・アックスマン〉、レアスキル〈威圧〉を持っている。効果は………!マズい!


「散開し」

「ウブオアアアアア!!」


〈タウロス・アックスマン〉の〈威圧〉により、動けなくなる俺達。そう、〈威圧〉は〈威嚇〉、〈砲吼〉の上位互換で、恐怖と硬直を同時にかけるスキルだ。恐怖は黒竜の革鎧のおかげか効かなかったが、硬直時間がかなり長いようだ。このままではなぶり殺しである。なんとかしないと、なにかないか、この状況で出来ることはなにか…………そうだ、〈スキルコピー〉!俺は〈威圧〉をコピーし、思いっきり吼えた!


「うおおおおおお!!」


すると耐性があるのか〈タウロス・アックスマン〉は硬直させられなかったが、自分にかけられた硬直は解けた!しかし、このままでは戦斧がみんなに当たる!俺は旭を戦斧に打ち当てて、全力のパリィを試みる!


「んぎぎ、重く………ねえ!どりゃあああああ!」


なんとかパリィに成功し、ピンチを脱した。


「散開して奴を囲め!リサは状態異常を予防しろ!シルヴィアは遊撃、エレミアは魔法をぶちかませ!タゲは俺がとる、いくぞ!」


俺の言葉とともに散らばる仲間達。俺の役目は〈タウロス・アックスマン〉の注意を引き付けること。まずはやつの鼻面にファイヤーアローを打ち当てる!


「ファイヤーアロー!」


飛来した火の矢は見事に〈タウロス・アックスマン〉の鼻面に命中し、注意がこちらに向いた。

奴は戦斧を振りかざし、叩きつけてくる!

俺はそれを余裕を持って避け、カウンターの一撃を喰らわせる!しかし、向こうずねを斬り裂いただけで、大したダメージにはならなかったようだ。


「ウボアアア!」


と、急に奴が膝をついた。どうやらシルヴィアがアキレス腱を斬り裂いたらしい。さらに、そこにエレミアの落雷が数本奴に落ちてきた。


「ウボボボボア!」


痺れて動けない奴に俺は、容赦なく斬撃を繰り出す!

途中苦し紛れに〈威圧〉してきたが、今度はリサの予防魔法のおかげか効かなかった。

斬りつけること数十回、奴は完全に動かなくなり、空気に溶けて消えた。その場には魔石と奴が使っていた戦斧が残っていた。いや、いらねえよ。誰が使えるんだよ。売れるのか?これ。


「ぷはー、やっと終わったな」

「申し訳ありません、ご主人様!私達、最初に動けなくなってしまって………」

「面目ないであります………」

「まったく動けなかったわ。マスターが〈威圧〉を解除して戦斧をパリィしてくれなかったら、危ないところだったわね」

「ああ………この戦闘ではなんとかなったが、次もうまくいくとは限らない。………盾役が必要だな。奴隷商店からの連絡も来ていたし、また新しい仲間を探しにいくか。」

「はい、それがいいですね」

「また新しい仲間でありますか………どんな人か楽しみでありますなー」

「マスターがどんな口説き文句をするのか見物ね」

「よし、じゃあ今日はもう遅いし帰るか」


そうして、俺達は家路につくのだった。

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