第十五話
ラビリンスに出てくる魔物はスニアの〈迷宮〉と全く一緒だった。ただ、他の〈迷宮〉の2倍以上あるというのは本当らしく、1層~10層は2日、2層~20層は5日、3層~30層は10日かかった。日曜日は休みに決めたので、さらに1日経って今日は7月21日火曜日である。
今日はシルヴィアの転職の儀をやりに冒険者ギルドに来ていた。
「で、では、いってくるであります」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だぞ」
「そうですよ。すぐに終わりますから」
シルヴィアが転職の儀を行う部屋に入ると、しばらくしてシルヴィアが光り輝いた。
「やりました!ちゃんと転職できたであります!」
「何の職業にしたんだ?」
「〈剣神〉であります!」
「また神の名が付いた職業ですか………。私にも就けないでしょうか」
「まあ、これから次第じゃないか?それよりも、今日はいよいよ31層に挑む日だ。気合いいれていくぞ」
「はい!」
「了解であります!」
俺達はラビリンスへ向けて歩き出した。
「ラビリンスに入る前に、戦力の確認をしておくか」
〈鑑定〉。
〈クウヤ・カザオカ〉
年齢:17
Lv.33
種族:人間
職業:武神
体力:32700/32700
魔力:14380/14380
筋力:3498+349.8
耐久:2370
器用:2818
敏捷:3498
智慧:1538
精神:1538
ユニークスキル
〈スキルコピー〉
〈武芸者〉
レアスキル
〈鑑定〉Lv.10
〈アイテムボックス〉Lv.10
〈隠蔽〉Lv.10
〈転移魔法〉Lv.10
〈連続魔法〉Lv.10
〈二刀流〉Lv.10
スキル
〈剣術〉Lv.10
〈体術〉Lv.10
〈調理〉Lv.10
〈算術〉Lv.10
〈光合成〉Lv.10
〈生命力強化〉Lv.10
〈成長力強化〉Lv.10
〈体力回復力強化〉Lv.10
〈魔力回復力強化〉Lv.10
〈突進〉Lv.10
〈指揮〉Lv.10
〈投擲〉Lv.10
〈回避〉Lv.10
〈火魔法〉Lv.10
〈魔力操作〉Lv.10
〈気配察知〉Lv.10
〈気配遮断〉Lv.10
〈鷹の目〉Lv.10
〈風魔法〉Lv.10
〈短剣術〉Lv.10
〈騎乗〉Lv.10
〈操車〉Lv.10
〈契約魔法〉Lv.10
〈槍術〉Lv.10
〈弓術〉Lv.10
〈魔弓〉Lv.10
〈生活魔法〉Lv.10
〈水魔法〉Lv.10
〈土魔法〉Lv.10
〈光魔法〉Lv.10
〈剛腕〉Lv.10
〈俊敏〉Lv.10
〈解錠〉Lv.10
〈罠発見〉Lv.10
〈罠解除〉Lv.10
〈盾術〉Lv.10
〈斧術〉Lv.10
〈槌術〉Lv.10
〈武器防御〉Lv.10
〈性技〉Lv.10
〈精力増強〉Lv.10
〈鍛冶〉Lv.10
〈細工〉Lv.10
〈木工〉Lv.10
〈縫製〉Lv.10
〈物理耐性〉Lv.10
〈威嚇〉Lv.10
〈蟻酸作成〉Lv.10
〈吸血〉Lv.10
〈魔力耐性〉Lv.10
〈暗殺術〉Lv.10
〈クリティカル〉Lv.10
〈毒針〉Lv.10
〈氷魔法〉Lv.10
〈砲哮〉Lv.10
〈拳法〉Lv.10
〈曲刀術〉Lv.10
〈細剣術〉Lv.10
〈強化魔法〉Lv.10
〈刀術〉Lv.10
〈雷魔法〉Lv.10
〈付与魔法〉Lv.10
〈地図作成〉Lv.10
加護
〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉〈狂戦士の加護〉
称号
〈異世界人〉〈エルフの信愛〉〈銀狼族の信愛〉
〈銀狼族の信愛〉
銀狼族との信頼を築き、愛を育んだものの称号。筋力、器用、敏捷の成長率を20%上昇させる。
〈エレミア〉
年齢:15
Lv.32
種族:森人
職業:奴隷/賢者
体力:22700/22700
魔力:24060/24060
筋力:2360
耐久:1360
器用:1360+136
敏捷:2360
智慧:2858
精神:2486
レアスキル
〈鑑定〉Lv.10
〈アイテムボックス〉Lv.10
〈隠蔽〉Lv.10
〈転移魔法〉Lv.10
〈連続魔法〉Lv.10
〈二刀流〉Lv.10
スキル
〈生活魔法〉Lv.10
〈火魔法〉Lv.10
〈水魔法〉Lv.10
〈風魔法〉Lv.10
〈土魔法〉Lv.10
〈光魔法〉Lv.10
〈魔力操作〉Lv.10
〈剣術〉Lv.10
〈体術〉Lv.10
〈調理〉Lv.10
〈算術〉Lv.10
〈光合成〉Lv.10
〈生命力強化〉Lv.10
〈成長力強化〉Lv.10
〈体力回復力強化〉Lv.10
〈魔力回復力強化〉Lv.10
〈突進〉Lv.10
〈指揮〉Lv.10
〈投擲〉Lv.10
〈回避〉Lv.10
〈気配察知〉Lv.10
〈気配遮断〉Lv.10
〈鷹の目〉Lv.10
〈短剣術〉Lv.10
〈騎乗〉Lv.10
〈操車〉Lv.10
〈契約魔法〉Lv.10
〈槍術〉Lv.10
〈弓術〉Lv.10
〈魔弓〉Lv.10
〈剛腕〉Lv.10
〈俊敏〉Lv.10
〈解錠〉Lv.10
〈罠発見〉Lv.10
〈罠解除〉Lv.10
〈盾術〉Lv.10
〈斧術〉Lv.10
〈槌術〉Lv.10
〈武器防御〉Lv.10
〈性技〉Lv.10
〈精力増強〉Lv.10
〈鍛冶〉Lv.10
〈細工〉Lv.10
〈木工〉Lv.10
〈縫製〉Lv.10
〈物理耐性〉Lv.10
〈威嚇〉Lv.10
〈蟻酸作成〉Lv.10
〈吸血〉Lv.10
〈魔力耐性〉Lv.10
〈暗殺術〉Lv.10
〈クリティカル〉Lv.10
〈毒針〉Lv.10
〈氷魔法〉Lv.10
〈砲哮〉Lv.10
〈拳法〉Lv.10
〈曲刀術〉Lv.10
〈細剣術〉Lv.10
〈強化魔法〉Lv.10
〈刀術〉Lv.10
〈雷魔法〉Lv.10
〈付与魔法〉Lv.10
〈地図作成〉Lv.10
加護
〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉〈狂戦士の加護〉
称号
〈追放者〉〈永久奴隷〉〈異世界人の信愛〉
〈賢者〉
容量100の職業。魔力、精神の成長率を180%上昇させ、智慧の成長率を240%上昇させる。
〈シルヴィア〉
年齢:15
Lv.31
種族:獣人・銀狼族
職業:奴隷/剣神
体力:31400/31400
魔力:12300/12300
筋力:3530+353
耐久:1930
器用:3230
敏捷:4530
智慧:1320
精神:1320
ユニークスキル
〈剣人一体〉
レアスキル
〈二刀流〉Lv.10
〈鑑定〉Lv.10
〈アイテムボックス〉Lv.10
〈隠蔽〉Lv.10
〈転移魔法〉Lv.10
〈連続魔法〉Lv.10
スキル
〈剣術〉Lv.10
〈回避〉Lv.10
〈体術〉Lv.10
〈調理〉Lv.10
〈算術〉Lv.10
〈光合成〉Lv.10
〈生命力強化〉Lv.10
〈成長力強化〉Lv.10
〈体力回復力強化〉Lv.10
〈魔力回復力強化〉Lv.10
〈突進〉Lv.10
〈指揮〉Lv.10
〈投擲〉Lv.10
〈火魔法〉Lv.10
〈魔力操作〉Lv.10
〈気配察知〉Lv.10
〈気配遮断〉Lv.10
〈鷹の目〉Lv.10
〈風魔法〉Lv.10
〈短剣術〉Lv.10
〈騎乗〉Lv.10
〈操車〉Lv.10
〈契約魔法〉Lv.10
〈槍術〉Lv.10
〈弓術〉Lv.10
〈魔弓〉Lv.10
〈生活魔法〉Lv.10
〈水魔法〉Lv.10
〈土魔法〉Lv.10
〈光魔法〉Lv.10
〈剛腕〉Lv.10
〈俊敏〉Lv.10
〈解錠〉Lv.10
〈罠発見〉Lv.10
〈罠解除〉Lv.10
〈盾術〉Lv.10
〈斧術〉Lv.10
〈槌術〉Lv.10
〈武器防御〉Lv.10
〈性技〉Lv.10
〈精力増強〉Lv.10
〈鍛冶〉Lv.10
〈細工〉Lv.10
〈木工〉Lv.10
〈縫製〉Lv.10
〈物理耐性〉Lv.10
〈威嚇〉Lv.10
〈蟻酸作成〉Lv.10
〈吸血〉Lv.10
〈魔力耐性〉Lv.10
〈暗殺術〉Lv.10
〈クリティカル〉Lv.10
〈毒針〉Lv.10
〈氷魔法〉Lv.10
〈砲哮〉Lv.10
〈拳法〉Lv.10
〈曲刀術〉Lv.10
〈細剣術〉Lv.10
〈強化魔法〉Lv.10
〈刀術〉Lv.10
〈雷魔法〉Lv.10
〈付与魔法〉Lv.10
〈地図作成〉Lv.10
加護
〈狂戦士の加護〉〈エルフの加護〉〈ダークエルフの加護〉
称号
〈麒麟児〉〈追放者〉〈永久奴隷〉〈異世界人の信愛〉
〈剣神〉
容量150の職業。体力、器用の成長率を150%上昇させ、筋力、敏捷の成長率を200%上昇させ、耐久の成長率を100%上昇させる。ユニークスキル〈剣人一体〉を覚える。
〈剣人一体〉
剣に分類される武器を握った時、その武器を自分の手の延長のように扱えるようになる。動体視力、反射神経、思考速度に大幅の補正。
「よし、バッチリだな」
俺達は31層へと転移した。
「さて、31層の魔物は………〈インテリジェンス・スライム〉か。スキルは………ユニークスキル〈分裂〉と、スキル〈分解〉と〈吸収〉か。………やはり急激に強くなっているな」
分析をしていると、〈インテリジェンス・スライム〉が襲いかかってきた。
体を変形させて取り付こうとする〈インテリジェンス・スライム〉。
俺はそれを迎え撃ち、旭で〈インテリジェンス・スライム〉に斬りかかった!
スパッと真っ二つに別れる〈インテリジェンス・スライム〉。きちんと核を斬ったので、〈分裂〉される心配もない。
〈インテリジェンス・スライム〉は魔石のみを残した。
「他のスライムよりも強そうな感じだったが、そんなことはなかったな」
「はい、これなら先に進んでも大丈夫でしょう」
「楽勝であります!」
少し先に進むと、〈インテリジェンス・スライム〉が2匹いた。手前の方が俺達に気づき、襲いかかってきた。
「今度は自分が斬るであります!」
シルヴィアは〈インテリジェンス・スライム〉に向かうと、すれ違いざまに核を斬り捨てた。
すると、もう1匹の〈インテリジェンス・スライム〉が震えだし、〈分裂〉を始めた!
「シルヴィア、危ない!」
俺はすぐに旭を構えてすでに8匹に増えようとしている〈インテリジェンス・スライム〉に斬りかかった!しかし、斬っても斬っても数が減らないどころか増えていく。シルヴィアも斬ってはいるが、明らかに斬るペースよりも増えるペースの方が速い。
「エレミア、頼む!」
「はい!ファイヤーストーム!」
生み出された炎の竜巻が、〈インテリジェンス・スライム〉達を襲う!燃やされながらも〈分裂〉する個体がいたが、生み出される度に斬り捨てていった。
漸く最後の1匹を倒し、俺達は安堵のため息を吐いた。
「ふう、漸く終わったな。しかし、あれだけやって残した魔石が1つだけとは………。割に合わないにもほどがあるな」
「そうですね。なんとかして〈分裂〉する前に倒す必要がありそうです。」
「でも、1匹倒したらすぐに2匹目が〈分裂〉したであります。同時に倒すしかないと思うのでありますが、それには魔法を使うしかないのであります。しかし、先程は燃えながら〈分裂〉したのであります」
「まあ、いろいろ試してみるしかないだろう」
しかし、〈インテリジェンス・スライム〉達はかなり頭がいいらしく、常に複数で行動していた。タイミングを合わせて攻撃しようとしても、奴らは互いを庇いあう行動を見せ、なかなか上手くいかなかった。他にも、リザードマンの懐に隠れたり、罠を利用したりとなかなかに鬱陶しく、結局魔法で焼き尽くすしか方法がなかった。
この日の探索はなかなか進まず、魔石も50個ほどしか集まらなかった。
「………もう1人、後衛が必要だな」
「後衛ですか?」
「ああ、いろいろと試してみたが、魔法による2重攻撃が最も効率が良かった。俺かシルヴィアが後衛にまわるっていうのもありだが、そうするともし討ち漏らしたときの対応が間に合わない可能性がある」
「仲間を増やすのでありますか」
「ああ、奴隷商人からの連絡もあったことだしな。今日はもう休みにして、明日奴隷商店にいってみよう」
そういって、俺達は家路につくのであった。