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世界で三番目くらいに簡単な小説の書き方  作者: uchronia
まずは、文章から。
1/2

1:文章ってなんだ

文章にとって一番大切なことというのは何でしょう。


という問題を出します。三十秒くらい考えてから続きを読んで下さるとたいへん嬉しい。





さて、どんな答えを思い浮かべましたか。

上手いこと?

文法が正しいこと?

日本語であること?

読み易いこと?

面白いこと?

興味を引くこと?

つじつまが合っていること?


どれも一理あると思います。だから別にそれが間違いという訳じゃありません。

ただ、「これが一番」というのにはどれも弱い。


私なりの答えを言うとすれば、それは即ち、

「誰かに読まれること」

だと思います。


この「誰か」とやらは誰でも良いのです。

友人だろうが親だろうが、教師だろうが同僚だろうが、自分でも異星人でも未来人でも誰でも良いです。

「誰かが読む」こと。そこに文章の意味があります。


え、なんでかって?

じゃあ、説明をする前にそもそも「文章」というのが何か考えましょうか。


文章というのは、言葉です。

本来音として、耳に聞こえ、そしてすぐ消えていく筈の言葉を形にして残したものです。


じゃ、言葉って何だ。

ま、色々な考えはあるでしょうが、ここは一つ、大雑把に言ってしまいましょう。

言葉とは、「誰かに何かを伝えるための道具」です。

これは「私はお腹が減った」というものから「ギャー」とかの単なる悲鳴まで、前者ならそのまま「私はお腹が減った」ということを、後者なら「何か危険があった」ということを伝えるものです。


でも、言葉には不十分な所があります。

さっきも言いました。「すぐに消えていく」ことです。

例えば一週間前、昼の三時頃に誰かと話していた内容を、今すぐに思い出せますか。

多分無理だと思います。余程印象に残ることでも、一字一句正確に覚えている人はそうそういません。


そこで文字です。文章です。

そのままにしておいたら消えてしまう言葉を、形にして残すのです。


実際便利ですよ、これ。あんまりにも身近だから忘れているかも知れませんが。

例えばスーパーとかコンビニで。

パッケージに全く文字がなく、値札も無かったとしたら?

中身は見て分かる可能性がありますが、値段は聞かなきゃいけません。店員さんの所に一々持って行って、「コレなんですか、いくらですか」と聞くわけです。


まー、日に十人くらいしか人が来ない、キオスクくらいの店だったらそれでも良いかも知れませんが、普通の所なら不便極まりないでしょう。



こうしたの原則は値札の文字だろうが長編小説だろうが走り書きのメモだろうが変わりません。


「文章は誰かに読まれる為にある」


というわけ。はい、まあそんなことを言ってこのお話は終了。


読んで下さってありがとうございました。

気が向いたときに続きを書きます。

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