表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

リボン

作者: ちまちゃん

見つけて頂きありがとうございます


ゆっくり読んでみてくださいね

ある春の日、12歳のアヤは町の小さな雑貨屋で一つのリボンを見つけました。

淡いピンク色で、端には金色の刺繍が施されていて、どこか特別な雰囲気が漂っていました。

アヤはそのリボンに一目惚れし、必死で貯めていたお小遣いで買いました。


家に帰ると、アヤはすぐにそのリボンを髪に結びました。

そして鏡を見ると、なんとリボンがふわりと光り始めたのです。

「なにこれ…?」アヤが触れると、頭の中に誰かの声が響きました。


「こんにちは、アヤ。

私はこのリボンに宿る精霊、ミュリルよ。」


驚きつつもアヤは勇気を振り絞り、話を聞くことにしました。

ミュリルは、持ち主の願いを一つだけ叶える力を持っていると言いました。

「でも、願い事を考える前に、自分が本当に欲しいものを知ることが大事よ」とミュリルは優しく語りました。


アヤは数日間、自分の願いについて真剣に考えました。

「お金?人気?それとも冒険?」いろいろ考えましたが、どれも本当に欲しいものとは違う気がしました。


ある日、アヤは学校で孤立しているクラスメイトのユカリが窓の外を寂しそうに眺めているのを見つけました。

いつも一人でいる彼女が気になり、アヤは思い切って声をかけました。

それをきっかけに二人は話し始め、次第に仲良くなりました。


その夜、アヤはミュリルに言いました。

「私の願いは、ユカリがもっと笑顔になれるようにすること!」


ミュリルは微笑みながら、リボンの力を解放しました。

その翌日から、不思議とクラスメイトたちもユカリに話しかけるようになり、彼女は少しずつ明るくなりました。


「ありがとう、アヤ!」ユカリの笑顔を見たアヤは、自分が本当に欲しかったのはこういう温かい繋がりだったと気付きました。


そしてアヤのリボンはそっと消え、ミュリルの声が最後に響きました。


「あなたの心の力が、周りを変えたのよ。」



読んで頂きありがとうこざいました


もしよかったら他のも読んでみてください


よろしくお願いいたします❗️

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ