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ろまんしすのつくるおかしは、しゅくふくのあじなの~♪


「どうやら、今まで姉上へ届く予定だったお菓子には全て途中で毒が盛られていたみたいですね。よかった……姉上に届かなくて……」


 わたくし同様に、青ざめた顔でシスが言いました。


「姉上を守ってくれてありがとう」

『えへ~♡』

『どーいたしまして~』

『ロマンシスのおかしたべれるからオッケー♪』

「あの、あなた達は……毒を食べても大丈夫なの?」

『へーきへーき』

『にんげんのどくじゃしなな~い』

『おいしかったのー♪』

「そ、そう……それならいいのだけど……」


 色々と衝撃的なことが起こって、ちょっと麻痺してしまったけれど。これは、わたくしを狙った毒殺未遂ということだ。もしくは、ロマンシスがわたくしを害するために毒を盛った……ということにしたい、誰かがいたということ。


 到底、許せることではありませんわ。わたくしの可愛いシスを狙うだなんて! 絶対に見付け出して、然るべき処置をして……地獄を見せて差しあげますわ!


「つかぬ事をお聞きしますが、誰がわたくしのお菓子に毒を盛ったか知りませんか? 目撃していたのでしたら、犯人を教えて頂きたいのです」


 ぽわぽわと光る精霊さん達を見上げて言いました。


「姉上、精霊は人間とは違うのですから。そのようなことを聞かれても困ると思いますよ」

『ふっ、ロマンシスはそういうが……』

『はんにんみたー』

『はんにんしってる~』

「本当ですかっ!? 是非、教えてください!」

『いいよー』

『ろまんしすのねぇねだからおしえたげる~』

『はんにんは……』

「犯人は……?」


『『『はんにんは、にんげんだ~!』』』


「え?」


 えっへんとでも言いたげに、顔が見えたらドヤ顔という表情をしていそうに、精霊さん達が声を揃えて犯人を教えてくれました。


 って、幾らなんでも、容疑者の幅が広過ぎますわよっ!? 一体、どれだけの人間がいると思っているのですっ!? 


「だから言ったではありませんか、姉上……」


 ふぅ、とシスが溜め息を吐きます。


『はんにんおしえたー♪』

「えっと、その……犯人の幅が広過ぎると言いますか、特定するのが非常に難しいので、もっと精霊さん達が知っている犯人の特徴などを教えて頂けると助かるのですが……」


 異国には、エルフや獣人、人魚などのヒト種族が暮らしている地域がありますが、この国は九割以上が人間です。一割未満のヒト種の方々を容疑者から外すにしても、全く(もっ)て特定できる気がしませんわっ!?


『とくちょー?』

『はんにんのはば~?』

『ろまんしすじゃないひとー。ろまんしすちがうー』

『えっとねー、ロマンシスよりまりょくよわいにんげんー』


 シスが犯人ではないことはよく判っています。そして、シスよりも魔力の弱い人間など、そこら中にごろごろしています。


 なんだか、思わず脱力してしまいそうですわ。そんなわたくしを余所に、


『『『おかしちょーだいっ♡』』』


 くるくると楽しげにわたくし達の頭上を回る光の玉。


 シスが苦笑しながらお茶請けのお菓子を差し出すと、スッと空気に溶けるようにお菓子が消えました。ああっ、わたくしはまだシスのお菓子を食べていないのにっ!?


「……ねぇ、シス。通訳とか、いないのかしら? ちょっと、精霊さん達の言葉は、わたくしには難しいみたいなのですけど」

『ロマンシスのねぇね。ことば、きこえにくい~?』

『つーやく、つれてくるー。まっててね♪』


 そう言うや否や、光の玉が一つ、ひゅっと壁を通り抜けて外へ出て行きました。呆気に取られていると、コンコンと懺悔室のドアが控えめにノックされました。


『よんできたー。あけて~?』


 ふよふよと扉をすり抜けて戻って来た光の玉が言いました。


「え? もう? 早くないかしら?」

「もしかして、精霊が見えて会話のできる方を連れて来たのでしょうか。呼んだのは姉上ということになるのでしょうね。開けますよ」

「わかりました」


 わたくしの返事でシスがドアを開けると……


「こんにちは」


 修道女の格好をした、とても美しい人が立っていました。


「っ!? ど、どうぞお入りください!」


 ぎょっとした顔をして、シスが美しい人を懺悔室の中へ入れました。


『あ、ヨルさまやっほ~』

『きゃー、ヨルさまーっ♡』

「ふふっ、いきなりおちびちゃんに通訳を頼まれたから何事かと思えば……」

『ろまんしすのねぇねが、ことばわかりにくいって~』

「ああ、そういうこと。ロマンシス君なら、別に通訳は要らないと思うのだけど。通訳が必要なのはお姉さんの方だったのね? いいわ。それで、お姉さんはおちびちゃん達になにを聞きたいのかしら?」


 にこりと、中性的な声が語り掛けます。


「え~っと……初めまして、ですよね?」

「そうね。直接会ったことはないわ。でも、ほら? ロマンシス君。あなた、精霊界隈では結構有名だから。お菓子がね、すっごく評判なのよ。食べた子達が、ロマンシス君の作ったお菓子がすっごく美味しいって自慢して回ってるの」


 気まずげなシスに、美しい人がクスクスと応えます。シスはどこか緊張しているようですが……もしかしたら、この方はとても高名な魔術師や精霊術師なのでしょうか?


「なぜ、あなたのようなお方がここへ? そして、その格好は……」

『ヨルさま、ちかくにいたからつれてきたー♪』

「ん~。まあ、ちょ~っと人間の振りして歩いてたら、おちびちゃんにお呼ばれしたの。この格好なら、教会内を歩いてても違和感無いでしょ。ねー?」


 ちょんと光の玉に触れる白い指先。


『きゃーっ、ヨルさまとたっち~♪』

「そう、ですか……」

「それで、おちびちゃん達への質問はなぁに? ロマンシス君のお姉さん」

「あ、はい。その、実は……」


 するっと、シスの作ったお菓子に毒が盛られたこと。その毒の盛られたお菓子を精霊さん達が食べて、わたくしに届かなかったことなどなどを、なぜかペラペラと話してしまいました。


 王族暗殺未遂事件で、秘密裡に捜査すべきことだと頭で理解しているというのに。


「成る程ねぇ? 確かに、おちびちゃん達は犯人の顔を見てはいるでしょうね。でも、犯人が人間であること。そしてロマンシス君よりも魔力に劣るということ以外は、判らないと思うわ」

「え? でも、精霊さん達は、犯人を見ているのですよね?」

「そうねぇ……ねぇ、あなた。例えば、窓の外から見える雀の判別が付く? 雌雄の見分けは? 昨日見た雀と、今日見た雀が似ているから同一個体だって、自信を持って断言できるかしら? よっぽど鳥に詳しくないと、無理じゃない?」

「そう……ですね。それは、わたくしには難しいかと」


 にこりと、優しくわたくしへ言い聞かせるような言葉が続く。


「そもそも精霊は、人間や他種族にあまり興味無いの。極一部の例外を除いてね? ロマンシス君はその例外の一部。それに、動植物には性別や雌雄があるけど、生まれて間もない精霊には雌雄の区別という概念すら無いわ。まあ、この辺りはある程度長生きして、強固な自我を獲得した精霊に芽生えたりもするけど。おちびちゃん達は、まだその領域じゃないわねぇ。というワケで、人間の個体識別どころか雌雄の別すらも認識してないと思うの。まあ、言えることは……おちびちゃん達は、お菓子に毒が盛られるとそのお菓子を食べていいものだとロマンシス君と約定を交わしたと思っている、と言ったところかしら?」

「まあ、精霊は根本的に人間の思考形態とは異なる考えをしますからね」


 やれやれという風に頷くシス。


「ふふっ、その通りね。だから、ロマンシス君のお姉さん? 安心していいわ。アタシも精霊なの。つまり、人間には然程(さほど)興味無いし。人間の王侯貴族や政治的ごたごたなんて、どうでもいいもの」


 クスクスと柔らかく、優しい微笑みが見透かすように言いました。


「え? 精、霊様っ!?」

「ええ。おそらくは……こうして人間の振りをして、人間に紛れられる程の非常に高位な精霊のお方かと」

「ふふっ、そんなに誉められると照れちゃうわ♪」

「それで……その、今回の対価は如何程お支払いすれば宜しいでしょうか?」


 シスが青い顔で高位精霊様へ問い掛けました。


「ああ、いいのいいの。アタシ、割と酔狂なの。でも、そうねぇ……無償が怖いなら、偶にアタシとお喋りしましょ?」

「え? そのようなことで、宜しいのですか?」

「アタシね、偶~に瀕死で落ちてるヒト種の子供拾って育てたりするのよ。でもほら? 種族的に? 人間のことを完璧に理解するのって難しいじゃない? というワケで、参考になる話を偶に聞かせてくれればそれでいいわ」

『ヨルさまとおしゃべり♪』

『ヨルさますいきょ~』

『よるさまのいとしごー』

「あ、成る程。そういうことですか」

「まあ、愛し子って言うか……ある程度、自力で生きて行けるようになったら手を放すんだけどね? それまでの親代わり、かしら? 拾った子の年頃にもよるけど。長くても大体十数年くらいじゃない? その間は退屈しないもの」


 人間を拾い、子育てをする十数年間もの間を退屈凌ぎ扱い、ですか。さすがは高位の精霊様と言ったところですわね。やはり、人間とは大分感覚が違うようです。


「そう言えば……」


 ふっと、わたくしへ視線を向ける精霊様。


「母親になる者は、子育てが一段落するまで神経を尖らせてピリピリするものよねぇ? でも、あまり神経を尖らせて情緒不安定になるのも、お腹の子には良くないのよ? 気を付けなさいな」

「え?」

「とは言っても、暗殺が日常茶飯事じゃあ気が休まらないわよねぇ? ま、ある意味おちびちゃん達が安全装置代わりになっているみたいだし。毒対策にはいいと思うわ。これから悪阻がどうなるかは知らないけど」

「もしかして、姉上! おめでたですかっ?」

「ええっ!? わたくし、妊娠していたのっ!?」

「あら? あなた、自分で気付いてなかったの?」

「え? それじゃあ、お子の父君であらせられる王太子殿下より先にわたしが姉上の妊娠を知ったということですか?」

「あら~、まあ、いいんじゃないかしら? とりあえず、おめでとう」

「あ、はい。ありがとうございます、精霊様」


 高位の精霊様に、妊娠をお祝いされてしまいましたわっ!?


「ん~……それじゃあ、おちびちゃん達」

『なぁに? ヨルさまー』

「いきなり約束していたお菓子が無くなっていたら、悲しいでしょ?」

『ハッ!』

『おこる。おかしくれるまでイジワルする!』

「ロマンシス君のお姉さんも、約束していたお菓子が無くなって悲しかったみたいよ?」

『……ロマンシスのねぇね、おかしなくてないたのー?』

『んと、ごめんね~』

「だから、ロマンシス君のお姉さんのお菓子を食べるときには、食べたよって、短いお手紙を書けばいいと思うの」

『おてまみ~?』

『おてがみー』

『ラブレター♡』

「うふっ、別にラブレターである必要はないけど。でも、そうね。お菓子に入れられた物をおしらせしたり、美味しかったって書けばいいんじゃないかしら?」

『よるさまかしこー』

『なるなる~』

『じ、かけるねぇねかにぃににおねがいするのー』

「あら、自分で字を書けるようになれば、ロマンシス君のお姉さんにお手紙が出せるわよ?」

『ろまんしすのねぇねにおてがみ?』

『ロマンシスのねぇね、おてがみほしい?』

『おてがみ、もらうとうれしー?』

「え、ええ。勿論ですわ。精霊さん達からお手紙を頂けるなど、とても光栄です」


『『『きゃー♪ならかく~』』』


 こうして、わたくしのお菓子消失事件は解決したのです。


 色々と衝撃的な出来事と、わたくしの妊娠も判明して。


 それから、お菓子が箱から消えると箱の中に直接文字が書かれていることが増えました。子供が書いたような、ミミズののたくったような文字だったり、この地方の周辺諸国の文字ではなく、遠い異国の文字が書かれていたり、ぐじゃぐじゃとしてなにが書かれているのか判別できない文字などなど。


 子供の書いたような微笑ましさを感じる文字ではありますが……書いてある内容は、お菓子の感想以外はあまり可愛くない内容であることが多いです。


 どのような毒が盛られていたか、という内容ですもの。


 毒の種類は書かれていますが、犯人が誰か書かれていることはありません。高位の精霊様が教えてくださったように、精霊さん達には個人……人間の識別ができていないようなので。


 とは言え、荷運びの途中。箱の保管地点から移送するとき、明確に荷物が軽くなることがあるそうです。人足達は気のせいだと思っていたそうですが・・・


 その、箱が軽くなった地点での人員の怪しい動きを徹底的に調査すると、出るわ出るわ。わたくしへ毒を盛った輩と、その黒幕の家の証拠の数々。


 わたくしを暗殺しようとしたこと。そしてその濡れ衣をシスへ着せようとしたこと。絶対に赦しませんわ。なにより・・・シスの作ったお菓子を無駄にしたこと、死ぬ程後悔させてやりますわっ!!


 と、張り切って粛清して行ったら――――ちょっと呪殺され掛けてしまいまして。


 最期に一目だけでもシスに会いたい、とお願いしてシスを王宮へ連れて来てもらいました。少々乱暴だったことは認めますが、シスの顔を見られてよかったと……満足した気分でいたら、


「姉上っ!? 呪われているではありませんかっ!? 今直ぐ解呪しますから、ちょっと待っててくださいっ!!」

「え? できるのっ!?」

「いえ、わたしでは少々厳しいので……」


 と、シスは悔しそうな顔で長い呪文を唱え、高位の精霊様を召喚しました。


『ハーイ、お呼ばれされた夜の精霊よん♪』


 現れたのは、中性的な声の美しい……なんだかとても見たことのあるような精霊様でした。


『あらあら~、ロマンシス君のお姉さん。呪われちゃってるわね~? ああ、これ、術者も既に死んでるわね。その怨念を(もっ)て呪いが完成する感じの術式ね~』

「精霊様、解呪できますかっ!?」

『ああ、大丈夫大丈夫。アタシ、夜の上位精霊だから。安息と安寧。癒しと眠り。狂乱と狂騒。混沌と静寂。興奮と鎮静。催眠と幻惑。そういう、夜に関係する精霊なの。まずは、術者の怨念を鎮静。鎮魂。次いで、お姉さんの身体を回復させて……と。はい、ロマンシス君お姉さんを浄化してあげて』


 にこにこと夜の精霊様が腕を振るうと、重苦しかった身体がスッと楽になりました。


「は、はい! 浄化(パージ)っ!!」


 パッ! と、強い閃光が溢れ、淀んでいた空気が澄み渡るような気がしました。


『ん。これでオッケーなはずよ。呪いは残滓も残ってないわね。それにしても、妊娠中に呪われちゃうだなんて災難ね~? ほら、赤ちゃんに生命力を分けてあげないといけないでしょ? そうやって、生命力が弱ってる時期に呪いは効き易くなるの。普段のお姉さんなら、この程度の呪いで死に掛ける程は弱らなかったと思うわ。よかったわね~? ロマンシス君が高位の浄化魔術を使えて』

「ありがとうございます、精霊様」

『いえいえ、どう致しまして♪それじゃ、ロマンシス君しんどそうだからアタシ帰るわね~。またなんかあったら呼んでもいいわよ~』


 軽い口調で言うと、サッと精霊様は消えてしまいました。本当に帰ってしまわれたようです。


「って、シスがしんどそう? キャーっ!? シスが倒れてるっ!? だ、誰か~っ!?」


 ぐったりとして床に座り込むシスを見て、慌てて人を呼びました。


 わたくしもこの後、疲れて寝てしまいましたが・・・


 どうやらシスは、高位精霊召喚による魔力の大量消耗でへばっていたようです。ぐったりしながらも、少し休んで軽食を食べると自分で歩いて馬車に乗り、教会へ帰って行ったそうです。


 大事がなくてよかったですわ。


 こうして、わたくしはまたシスのお陰で命拾い致しました。そして、この子も。シスのお陰で助かり、無事に産むことができました。


 本当に、シスには感謝してもし足りません。


 王太子殿下である旦那様も、わたくしと息子を助けてくれたシスに大変感謝しています。というか、直接感謝の意を伝えさせました。


 シスは戸惑いながらも、旦那様の謝意を受けていました。


「そう言えば……どうして、シスの作るお菓子は精霊さん達に人気なのかしら?」


 わたくしはシスの手作りで安心して食べられますし、素朴な味で大好きなのですが。ハッキリ言うと、シスの作るお菓子はプロのパティシエや料理人が作るお菓子の味や見た目の煌びやかさ、レパートリーに劣ります。


 偶~に、宮廷の料理やお菓子が誰も触っていないのに、齧ったような跡が残っていたり、不自然に減っていることがあります。調べてみると、それらには毒や異物が混入されていることが多いのです。けれど、シスのお菓子のように、屑まで残されていないという状態ではありません。


 精霊さん達は、プロの作る料理やお菓子よりも、シスの作るお菓子の方が好きということだと思うのですが・・・理由がわかりません。


『ろまんしすのつくるおかしは、しゅくふくのあじなの~♪』

『ねぇねにげんきになってほしいっていのりが、たくさんつまってるからおいしいんだよ』

『ねー?』


 クスクスと、楽しげな囁きが聴こえた気がしました。


 ああ、それはきっと……愛情の味、ということなのですね。


 ふふっ、わたくしはシスに愛されているのね? こんなに嬉しいことはないわ♡


 読んでくださり、ありがとうございました。


 精霊『はんにんみたー』(*^▽^*)


 『はんにんしってる~』(*゜∀゜)*。_。)*゜∀゜)*。_。)


 リッカ「本当ですかっ!? 是非、教えてください!」( ・`д・´)


 精霊『いいよー』(*・∀・*)ノ


 『ろまんしすのねぇねだからおしえたげる~』(≧▽≦)


 『はんにんは……』( ・`д・´)


 リッカ「犯人は……?」(; ・`д・´)ゴクリ


 精霊『『『はんにんは、にんげんだ~!』』』(。・ω´・。)o(`・ω´・+o) ((`・∀・´))ノ


 リッカ「え?」( ゜□゜)ポカーン


 シス「だから言ったではありませんか、姉上……」ε-(´⌒`。)ハァ。。


 精霊『はんにんおしえたー♪』♪( ´∀`)人(´∀` )♪


 『『『おかしちょーだいっ♡』』』(*゜∀゜人゜∀゜*)♪(ノ≧▽≦)ノ


 夜様……夜の上位精霊。人間に紛れて暮らせる程高位の精霊。自他共に認める酔狂。夜という特性上、狂気に惹かれることもある。偶~に瀕死の短命種の子供を拾って育てているが――――これより数十年後。某マッドサイエンティストちゃんを溺愛することになるオネェ様。


 ロマ爺の姉上ことリッカねぇねと、ぽやぽや精霊達の絡みでした。空箱とお手紙? が届くようになった経緯。(((*≧艸≦)ププッ

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― 新着の感想 ―
ロマ爺のお姉様のことについてどんな心情であったのか、この2話で知れてよかったです!ブラコンになる理由も納得ですし、夜様に育てられた子供は色々と癖が歪みそうって勝手に感じました…w
これは溺愛する。そして王子も敬愛して~と王族皆シス様の虜vそれが重荷で旅にでて(色々押し付け合える)仲間を得てロマ爺へ進化したのでしょうか?w 至福な祝福の味ってどんな味?
若かりし頃のロマ爺って誇張でもなんでもなく、王家の恩人ですね! しかし……欲望や権力のために、精霊に好かれているロマ爺にちょっかいをかけた面々は自業自得としか言いようがないですね~
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