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幻影道 第五巻    作者: SAKI
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「私だけの特別訓練」その1

 いつものゆいゆいに戻り、再戦と研究所破壊活動は夏祭りが終わった後に実行すると皆に伝え、数週間の私達は戦いに備える為の準備や喫茶店の仕事に力を入れる私達は今日今日とて日に日に増える客に汗水垂らして仕事を終えると私のスマホから電話が掛かった。


「サクラユカリ、調整が終わったから都合のいい奴と一緒に来なさい、場所は巨大噴水広場を真っ直ぐ進んだ場所にあるわ」


 と要件だけ言われて切られてしまった、相手は私の武器を奪ったレヴィアサンからだ。その事をゆいゆいに報告すると何故か不思議そうに顎に手を当てた。


「あの女が直接話すなんてね、お姉さんが行きたいのは山々だけど後の作業が残ってるからアスカちゃん連れて行きなさい」


 冷静な判断の元にアスカちゃんを誘うと快く受け入れてくれた。早速水星に向かうことにした。


☆★☆★ 水星 皇女宮殿専用前門扉



 言われた通りに来てみたけど地球との気温差が違いすぎて風邪引きそう……戦士用スマホ画面を開き【アイテムBOX】から長袖戦闘服を取り出して着込むと中々の温かさになった。


「ユカリちゃんの戦闘服、ミニスカートだけど寒くない?」


 アスカちゃんはまだ新入りさんだから戦闘服は無くて寒そうなので予備の服を渡した。


「下半身寒いのは仕方ないよ、私ミニスカートしか持ってないもん♪」


 その言葉にアスカちゃんは驚きの表情を見せてくれた、本当に私のボトムスはミニスカート一色だからね!


「そ、そうなんだ………あっ………」

  

 なんか引かれた気がするけどアスカちゃんはおっきな宮殿に辿り着くとそこには身なりのいい騎士さん達が三人門番役として立ち塞がっていた。


「あのすみません、皇女レヴィアサンの命令でこちらに――――― うわ!?」


 訳を話そうとするが何故か騎士達は突如刃を向けた、理解不能に彼等はこう言った。


「皇女様が貴様らのような汚らしい格好の者が呼び出す筈無い!引き返さないのなら切り捨てる!」


 レヴィアサン、私達の事話してないのかな!?この人達本気で殺しに来てるよ!?


 しかも私武器持ってないのに!!仕方なく太腿にあるホルスターから銃を取り出して引き金を引いて放つ。


「そんなの当たらん!不法者死せよ!!」


 腕が悪い私はノアちゃんのようにいかずマガジンが空になっても掠りもしない。生憎今回は換えの物も無い絶体絶命だと思っていたらアスカちゃんは義手の腕で一人の騎士さんの剣をへし折り鉄の甲冑を着ているのにも関わらずストレートで沈めた。


「ユカリちゃんに殺意があるなら私だって戦います、お覚悟を!!」

 

 アスカちゃんの鮮やかで綺麗な立ち振る舞いに見惚れていたけど殴ると鉄と鉄がぶつかり合う火花を散らしたった一人で騎士全員無力化してしまった。


「外が騒がしいと思ったら何やってんのよ?」


 アスカを褒め称えていると宮殿からレヴィアサン本人が現れた、恐らくお家に帰宅するのか服装は………水着と変わらない布面積の少なさに戦慄する。私達は経緯を説明するのレヴィアサンは呆れた表情で倒れた騎士の顔を踏みつけた。


「ったく、元々こいつ等は金で雇っただけの半端者だから何か不祥事でも起こすだろうと予知していたけどまさか二年目でボロを出したわね」


 レヴィアサンが言うには元々傭兵で働いていたこの人達をお金で雇ったがどうも女遊びが好きらしく特に抵抗できないように拘束して弄ぶことが好きだったからいつかこうなることは予知していたらしい。


「ふん、女相手に負けるなんて大した腕では無かったわね」


 するとレヴィアサンは落ちた剣を拾い上げてそのまま一人の騎士さんの首を跳ね飛ばした。


「「っ!?」」


 私達はお互いに驚き私は切り落とされた首の断面を見てしまい吐き気が込み上げてしまった。


「うっぷ……ごめん………ちょっと吐いてくる」


 私はアスカちゃんの有無も聞かずにダッシュで何処か吐き出せる場所へ駆けて行くことになった。


☆★☆★ 数十分後


 近くにあった広場にいる人に事情だけ話すと近々建築される施設付近に簡易用トイレがあるとの事で行ってみたら地球の物は程遠いそれがあった。用を足すと再び戻ってみたら騎士さんが全員居なくなっていた。


「遅かったじゃない、行くわよ」


 とそれだけ伝えられて帰路の方へと歩き出した。

私はその場にいたアスカちゃんに聞くと騎士さん全員殺して中身はゆいゆいに連絡すると快く売り飛ばしたらしい、思考がおかしいのか人を売ることに何方も躊躇が無くて恐ろしく思えるが考える暇も無くて足早にレヴィアサンのお家に行くことにした。

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