表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻影道 第五巻    作者: SAKI
31/72

「覚悟の恋路」その7

☆★☆★ プレア


 何やら騒がしいから駆けつけたらのあっちが何故か暴走していた、あれはローグと肌に触れると起こすあがりしょう??って奴なモンで一度引き起こすと中々冷静さを取り戻せないのが一番のキモンってヤツ。


 気を失わせるとのあっちの鼻血を押さえたり、心臓がやばいくらいにバクバクしてんのを抑えたり、起きてまた暴走しないようにアタシが抱きしめてやんないとのあっちは治まらない面倒くさい人間になる。


 のあっちローグの事好きなクセに肌に触れると暴走して、大好きなゆかりんでさえも暴力を振るう化け物になるから正直マジカンベンして欲しい、ユイもそれには頭を抱えてるから今現状の課題にもなっている。


「はわ!?ぷ、プレアさん!?」


 漸く気付いた馬鹿に私は知ってる範囲で説明すると今度は泣いてしまった。のあっちの悪い癖というか酒が入ると同じで普段のクールな一面とは裏腹にメチャクチャ“泣く”。なんかこう人にメイワクかけるのが嫌とか好きな人にちゃんとアタック出来ないとか屁垂れっぷりに気に病むとこうなる。


 今回の場合どっちもだから厄介この上ない、つーかのあっちは気にしすぎだし。


「ぐす、すみません、ぐす、ふぇぇぇぇん」


 泣き方は静かだから確かに“他人”には迷惑が掛からないけど泣かれると長いからさっさと泣き止ませないとね。


「大丈夫だって!水着は好評だったんしょ?もう少し会話頑張ればダイジョーブだって☆ほらほら泣くな泣くな!」


 そうしてのあっちを宥めているとゆかりんとローグがやれやれと疲弊した表情で向かってきた。


「ふい〜ノアちゃんって意外とシビアな女の子なんだね………あいてて」


 打たれた場所を擦るゆかりん、ローグは無表情だけど眉間に皺は寄せている。


「ひゃう、す、すみません………私………」


「いや、問題ない。怪我という怪我はしていないがやはりまだ俺には抵抗があるみたいだな」


 むーー男なんだからもっと寄り添うとか優しく接してくれればいいのに、やっぱりのあっちには興味ないのかな?


「もうすぐ昼になる、俺から全員に収集するように声を掛ける。お前等も怪我しないよう気を付けるんだな」


 そう言ってローグは去って行った。う〜んやっぱり気に入らない!こんなに美少女美女いるのにまるで死んだ魚の目をして去るなんて!!見る目無し!ユーくん見習え!!


「あの、心の中で言ってると思うのですが声漏れてますよ?」


「マジ!?」


 駄目だ!アタシ思ってることすぐ出ちゃう!!


「う〜ん……ローグ君ってゆいゆいの事だけなら態度変わるけどそれ以外には………」


「やっぱりおっぱいか!?ナイスバディのボインボインがいいのか!?」


 違いますよと泣き止んだのあっちから脳天チョップされると私は反抗する。


「絶対おっぱいだって!!」


「胸だけで判断するのは軽率です、それに私だって胸あります」


「でもユイ程じゃないっしょ?」


 アタシはのあっちと言い争いをしているとゆかりんが間に入ってきて仲裁する。


「あはは、多分だけど家族だからじゃないかな?家族第一だと私だってそうなるし」


「いいや、絶対おっぱいだね!!」


「謎の胸推しはプレアさんが胸無いからの妬みでは?」


 何だと〜!?やっぱりのあっちには分からせてやる必要があるね!!


「ちょ!?何するんですか!?ば、馬鹿!!やめてください!!」


「るっさーい!!いいからの触らせろ〜!!羨ましいからゆかりんも!!」


 わ、私も!?と飛び火させて全員エロエロにしてやる!!そう誓ったアタシは二人にダイブしてムフフを楽しんだ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ