「覚悟の恋路」その4
少し休むといつの間にかゆいゆいは付近にパラソルを置いて頭に熱冷ましのシートを貼って皆と遊んでいた、起き上がるとそこにはアヤちゃんとレヴィアサンが話し込んでいた。
「あら?」
私が起きると二人に囲まれ体調を聞いてくる。
「少し楽になったよ」
二人にそう伝えるとアヤちゃんからいくつかの薬と飲み物を渡された。
「塩分補給と熱を下げる錠剤、水分補給もね。まだ安全じゃないからもう少し休んだ方がいいわ♪」
「それとこれ、私が形成した体温を下げるぷにぷによ」
レヴィアサンからはゼリーのような変な喉より大きいぷにぷに玉を貰った。これ、食べられるの??
「喉に詰まるかもしれないから口に含んだら私の魔法の水で無理矢理流し込むからほら早く!」
受け取って間もなくレヴィアサンからぷにぷに玉を口の中に押し込まれると案の定喉に入るわけなく喉が詰まり吐こうとしたらレヴィアサンの激流魔法に無理矢理流し込まれ少々喉が焼かれる痛みに耐えると漸く飲み込めた。
「まぁ〜!!あらあら〜♪」
まるで溺れたかのような状況にアヤちゃんは恍惚とした眼差しで卑猥な目で見つめられる。
そういえば無理矢理口の中に押し込まれ水が口から溢れた時、上半身が謎の開放感がしてスースーするよ―――――
私は上半身を見ると激流で水着が取れてあられもない姿になっていることに気がついた。
「はわわわわわ〜見ないでぇ〜〜!!!!」
まじまじ見つめる二人に私羞恥心で腕で隠し死にそうになった、男の子がいないのか幸いだけど!!
私は赤面し体温が更に上昇するとまた立ちくらみが!!でもこのまま倒れたら恥ずかしすぎて死んでしまうビジョンが見えた!私は気合で意識を保つ。
「ユカリちゃんどうしたの!?」
すると悲鳴を耳にしたゆいゆいが物凄いスピードで駆け付けてくれた、私の恥ずかしい姿にゆいゆいは鼻血を吹き出して倒れてしまった。
「ご、ごちそう………さま………」
そんな今にも死にそうなのに顔は幸せなんて酷いよぉ〜!?結局役立たずはその場に転がせて水着を自力で直す羽目になった、もしこの場にいたのがノアちゃんかアスカちゃんだったら良かったのにな。
☆★☆★
「凄かったわ〜ユカリちゃんのおっぱい!」
「お姉さんの嫁だもん当たり前よ♪あの膨らみ、肉感、可愛いしえちえちで最高ね♪」
二人は私の胸についてそれはそれは熱く語っていた、私はノアちゃんのバックから包丁を取り出して水着を切ってやろうとする。
「サクラユカリ、落ち着きなさい」
謎のぷにぷに玉のおかけで体調が一気に全快していざ切りつけようとしたらレヴィアサンに止められた。
「アンタ達、そんなんで興奮してるの?」
レヴィアサンは二人とは違う、表情一つ変えず二人に声を掛けると二人は同時に頷いた。
「だ、だって生よ!?美味しそうじゃない?」
「アンタみたいなデカいだけの乳房と違ってユカリちゃんの胸は神秘的なものなのよ」
訳の分からないことを言ってるからゆいゆいからにしようかな?
「はぁ、こんな奴の胸を見て興奮するなんて目が貧相ね」
「うるさい、胸と身長も態度だけデカイ女」
ゆいゆいの一言に冷静だったレヴィアサンはついにキレてしまった、二人はおでこを押し当てながら今にも殺し合いが起きてしまいそうな雰囲気だ!?
「うふふ♪乳合わせってやつね♪」
アヤちゃんとよぼうとしたが女の子同士に変な妄想するアヤちゃんはイヤらしい目つきで見ている、これは駄目かもしれない。本当にノアちゃんかアスカちゃんが良かった。




