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幻影道 第五巻    作者: SAKI
26/72

「覚悟の恋路」その2

☆★☆★ ユカリ


 まさか私がゆいゆいと付き合うことになるなんて……大好きなのは同じだけど恋に発展するってわけじゃないのにあんな真剣に告白されたら (噛んだけど)私だって真剣になってしまう。ゆいゆいが私がのことをどう思っているのかを知りたくて聞いたのに………でもこの答えに悔いは無い。私だって大好きだ、偽りのない愛なら私も負けてない。


 だから受け入れた私もゆいゆいに負けないように愛さないとね。そのせいで二人だけの時間が短く感じた、水浴びに砂遊び、写真撮影そして互いの身体を触りっこしてたなぁ〜お陰で互いに赤面事件だったけど。


「ゆ、ゆいゆいは私の身体……触らないの?」


 私はそのことを問い出すとゆいゆいはそれはそれは恥ずかしそうに顔面を手で覆っている。


「可愛い子どもに触れるなんて破廉恥過ぎて………」


「わ、私は沢山触ったよ!?ゆいゆいも触わらないと釣りに合わないよ!?」


 あ〜でもでも!と彼女は噴火しそうな頭を抱えて一度も触ってくれない、私はもっと触っても怒らないのに。


「ゆいゆいって結構恋愛弱いよね」


「ひぐっ!?」


 ば、バレた!?と見え見えの状況に私は溜息を漏らす、提案した本人がこれだもんこの先の雲行きが怪しくなるな。仕方ないから私がリードしてあげようとするとゆいゆいは更に赤面して私の振り払い強烈な平手打ちが飛んできた、勿論避けられないので私の意識はそこで途切れた。子どもに対しての弱々しさに私は心の中でゆいゆいの馬鹿と叫んだ。


☆★☆★ ノア


 一時間帰ってこない二人に私は焦って一人で探しに行くとユイさんがユカリさんをお姫様抱っこをしながら帰ってきました、何やら頬に平手打ちされたような痕が気になりますがそれより気になるのは水着が少し乱れてるような?まるで何かに襲われたような・・・まさかユイさん!?


「なになに〜エッチでもした?」


 私がユイさん達の格好に心の中で思ってることを押し留めておるとプレアさんは節操なくツッコミました。ユイさんの反応は何故か反論せずちょっとねと恥じらいながら煙に巻こうとしてくる、まさか……ですよね?女の子同士で??


「な〜んだゆかりんやっぱりユイの嫁になるんじゃん♪」


「あわわ!そういうのじゃなくて!」


「だってシたんでしょ?」


「淫らな行為は決してしてません!!」


 むっと怒る表情にほっと安堵を浮かべましたがユイさんは赤面しながらぽつりと呟きました。


「ユカリちゃんにお姉さんの身体触ってもらっただけよ」


 ・・・・・それはアウトなのでは?


「やっぱりヤッてんじゃん!?」


「してないもん!!」


 エッチについてはさておき、ユカリさんが何故意識が無いのかを聞くとどうやら熱中症と間違って平手打ちしてしまいこの状況になったとこと、何があったのかは言ってくれませんが赤面していると見てると過激なことかそれともユカリさんが何かやらかしたかですかね?


 取り敢えず一旦ユカリさんをレジャーシートに横たわらせて頭を私の膝に乗せて回復を待つことにします、あの二人はいつまで押し問答を続けているのでしょうか?ユイさん恥ずかしいお話大の苦手なのによく食らいつきますね、プレアさんが節操なく下の話をするせいで赤面する一方ですが女の子としてもう少しオブラートに包めないのでしょうか?


「も、もう〜!!エッチな話しないの〜!!」


 ついには怒りが爆発して襲い掛かるもプレアさんは華麗に躱して背後からは巨峰を掴む。


「ひゃあぁぁぁぁ!!どこ掴んでるの!?」


「にへへ〜ゆかりんにもこうやって触らせたんでしょ〜?」


「ひゃん!!だ、駄目!!ユカリちゃん助けて〜!!」


 ユイさんは悲鳴を上げながらも助けを求めますが生憎ダウン中なので後は知りません、とてもスケベな行為をされても私には関係ありませんのでユカリさんが目を覚ますのを待つとしましょう。

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