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幻影道 第五巻    作者: SAKI
17/72

「サマーキラキラサンシャイン」その2

 大型ショッピングモールで購入した水着、試着を何度も繰り返して私らしさと可愛いを表現したくて普通のビキニよりも私はフリルをふんだんに飾り付けられた水着を選んだ。


「んー」


 お尻少しキツイかな??食い込みが強いと痛くなるからもう少し紐を調整して、うん大丈夫。


 上の水着は最近胸が大きくなってきて窮屈になっていたから下着も一緒に新調したんだよね、どんどん大きくなってきて不安だけどゆいゆいは“成長期”だって言うけどここまで大きくなるとは思わなかった、施設で雑草とか食べてたせいなのかな?


 早く皆の水着を見たいと心からわくわくしてると横を見たらノアちゃんがいた。


「へっ?」


 私は思わず声を漏らした、普段は肌が見えないせいで見たことがなかったが肉付けが良すぎない?


 肩は滑らかで撫で肩、水着はシンプルのビキニ。胸は大きくて少し苦しそう。下半身は細くてむちむちしている。だがやはり人間に改造されたせいなのか太腿の右が若干肉が細い、太腿は左の筋肉が大きく減ってる気がする。


 そして何より足の指が両方バラバラサイズ。きっと改造されてる時は泣き苦しんでいだろう、手術痕がない限りゆいゆいと同じ魔法で無理矢理くっつかせたのかな。


「あ、あの……あまり見ないでください」


 まじまじと見過ぎて怒られてしまった、そして最後にノアちゃん大好きの半袖パーカーを身に包ませて完成らしい。


「ご、ごめんね!ノアちゃん意外にもスタイル良くてびっくりだよ!」


 身体のパーツはバラバラだけどノアちゃんはノアちゃん、そこに拒否感や拒絶は存在しない。


「そ、そうですか??あまり栄養は考えてないのですが」


 それなのにむちむちなの?羨ましい限りだ、ノアちゃんは私の水着を見て何故か顔を赤くした。


「か、可愛いですね」


 子供っぽかったのかな?少し笑われた気がした。


「子供っぽいかな?」


「い、いえ!ユカリさんの水着大変お似合いで可愛くて・・・好きです」


 好きと甘え声で言われて胸がどきんと高鳴る、不意打ちに微笑む一撃でハートを貫かされそうになるのを押さえ皆を探すことにした、ノアちゃんは腕を掴みまるで彼女みたいだ。


☆★☆★


 更衣室自体は広くないけど皆バラバラに着替えるみたい、そして最初に見つけたのはセクシーな水着を着たプレアちゃんだった。


「おわ!?なんかまじまじ見られてる!?」


 私がじっと見つめ過ぎてプレアちゃんに驚かせてしまったみたい、それにしても何だかいかがわしい!


「あ、あのさ〜なんか視線がイヤらしい〜」


 少しずつ照れてるプレアちゃんが可愛い。水着は上は普通のビキニなのに下は短パン姿がプレアちゃんの色気を引き立たせている。それに腕や胸元、太腿に綺羅びやかなアクセサリーもまた良い!


「あ〜んもう!!見過ぎだって〜!!あ、アタシ先行ってるからね!?」


 数分間見つめてただけなのに顔真っ赤にして去っていった。


「あれ?ギャルな女の子って見られるの苦手なのかな?」


 私の質問に何故かノアちゃんは微笑ましそうに笑っていた。


「可愛いです、行きましょう」


 質問には答えてくれなくてムズムズするけどノアちゃんの笑顔を見れたからそれでもいいかな?プレアちゃんには後で聞きに行こう。

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