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勇者の死霊術  作者: 山本さん
第一部
40/212

第19話② 荒れ地の魔女

 

 リッキーを殺せ と 魔女は要求した。

 そうすれば、聖剣を返してやると。そうしなければ、聖剣を燃やすと。


 魔術師の最高位の賢者であり、四天王エバンナの味方である魔女。

 ソイツがネロスに向けて脅迫をしている。


「ンンンッ!ムガッ!!ぐはあっ!!ああっ!!」


 リッキーは口を傷つけながら器用に茨の猿轡を外すと、声を荒げた。


「んのクソババア! 放せごっ――あだだだだっぎぃやああッッ!!」

「このまま内臓が出るまで締め上げてやろうかしら」

「わかったわかったわかったわかったわかったッッ大人しくするからアアアッ!肉が抉れらあああッッ!!」

「頼む、やめてくれ」


 ネロスはそう言った。だが、魔女は魔術を解く様子は見られない。


「その腰に下げた剣でも構わないし、拳が嫌なら、魔術を使いなさい。ミンチにしたいなら、刃毀れしてる肉切り包丁や鈍器もあるわよ」

「やらない。僕は彼を殺さない。」

「じゃあ聖剣は燃やすしかないわね」

「そうするつもりなら、僕はあんたと戦う」


 ネロスはそう言いきって、鋼剣を構えた。


「力ずくでも、取り返す。ベラに傷はつけさせない」


 私も剣を抜いていたものの、手汗で剣が滑り落ちそうだ……魔女は冷めた錬金釜に肘をつき、なんとも退屈そうな……余裕をみせているからだ。


「何言ってんの、あんた。

 私は別にそこの女神の子を殺せとも、この私を倒してみろとも言ってないのよ。

 あんたたちに何にも関係ない、寧ろ、こんな所まで寄り道させやがった、社会の害虫を殺せって言ってんのよ? なんでそんなことも出来ないの? コイツが死んだところで誰も悲しみやしないのに」

「―――っ」

「だからって殺す理由にはならないだろ。彼ら自身は誰も殺してない。」

「ああ、そう。

 コイツらがあんたたちを寄り道させたせいで、寄り道先で出会ったメメ爺がゲドに殺されたのに、いい気なものね。

 コイツらだってそのうち、自分を捕まえようとする追っ手を振り切るために誰かを殺すかもしれないわよ? いいえ、既に間接的に何人もの人を殺しているわ。その哀しい連鎖を止めるには根本から断つべきじゃない? その為に手を汚すとしても、私はそれを正義と思うわ。

 こういうゴミクソ、片っ端から見せしめにでも殺してやらなきゃ、同じ事して付け上がる蛆虫うじむしが湧いて出て来んのよ」


 魔女は「うぐっ!」リッキーの身体を縛る黒い茨を強く締め上げた。服に血が滲んできている。


「そんな不確定な未来なんかに、どうして僕が責任を持たなくちゃならないんだ。

 それに、誰かを殺すかもしれない、そんな可能性だけで殺すだなんてやり過ぎだろ。それが正義だなんて僕は思わない。」

「じゃあなんであんたは魔物を片っ端から殺すの? それとも、奴らに誰かを殺させてから倒してんの?」

「まさか」

「魔物は人の悪意よ、彷徨う魂にゴミがついたもの。

 様々な欲望の形をした悪意の獣……それが“危険”だと分かっているからあんたは魔物を殺してる。それは正しいことじゃない。みんなそうしてる。それと同じ事をしろと言ってるだけよ。

 だって、こういう奴らが魔物になる者を増やしているんだもの。そうでしょう?」 


 ネロスは押し黙った。彼の心拍が跳ね上がっているのが聞こえてくる。肩が乱高下する。鋼剣を何度も握り直し、手から手汗が染み出ている。

 魔女が彼に唆しているのは以前

『魔物に生まれる奴は生まれてくるべきじゃないのなら

 腐った奴らなんかいなくなった方がいいじゃないか』

 地下壕で一悶着を起こしたドワーフの腕をへし折った彼本人の主張と同じなのだから。


「もちろん、私と戦いたいのなら構わないけど。

 まさか、それが無謀だと判っていないわけないでしょう?」

「無謀だって?」

「アハッ! なに? こんな初歩的な魔力管理もできないお子ちゃまたちが悪い女神に唆されて勇者ごっこしていたの?」


 魔女は嘲笑い 指を鳴らした。

「!?」その音の直後、ネロスの握っていた鋼剣が突然溶け出し

 私の剣が「わっ!」蛇になって お互い慌てて手放した───が

 ガシャン! 私たちは確実に、金属を落とした音を聴いた。


(幻惑術……! 魔女の出したのは音の筈なのに)


 音に魔力を乗せれば幻聴を、目に見えるものに魔力を乗せれば幻視を。

 幻惑術は五感を狂わせる魔術であり───感覚器官を攻撃するものだ。

 だが、幻惑術そのものに物理的な破壊力はなく、魔法障壁によって防がれやすい代物でもある筈だ。

(私もネロスも、魔法障壁を消耗していたわけでもないのにどうやって?)


 私たちの困惑と動揺の答えを教えてくれるわけもなく、魔女は聖剣から生える花の茎に爪を立てた。


「あんたたちは夢を見ているのよ。甘い甘いキャンディのような夢。

 無知を慈悲と勘違いした悪い女神が見せる幻の中で生きて、夢が覚めれば全て奪われると知っているから瞼の殻を被り続けている、往生際の悪い臆病者。

 もう諦めなさいよ どうせ“夢”なんて叶わないんだから」

「やめろベラを傷つけるな!」

「アハハッ! バッカみたい!

 ベラトゥフは魂だけの存在 こんな花、ただの御飾りでしょ?」


 魔女は ブチッ 根元から花を摘み取り、放り捨てた。

 その花から 散る水分が 真っ赤な血のようにさえ見えた。


「────ッ!!」


 ネロスは堪えきれずに走り出した 私は双剣の召喚術で彼に剣を投げ渡し、彼は魔女に斬り掛かるも

「あら、怖っ」

「っ!!?」

「んぐっ!」

 魔女がいた場所に───私の場所が入れ替わり 振り下ろされるネロスの剣が目前で止ま───ったように見えたが

「幻惑術と転移魔術の違いぐらい判んないの? ほんと素人」

 ネロスの刃は魔女の顔面で止まり、私はその場で腰を抜かしていただけだった───私の視界に魔女の視覚情報を見せながら、ネロスに魔女の姿を私にげ替えて見せたのか!? 


「いつもベラトゥフに教えて貰ってたんでしょ?」

 魔女は召喚武具に触れて魔力組成を分解し、ネロスの額に指先を当てた。

「  」

 ネロスはそのままピタリと身体が硬直し、ツンと押されただけで真っ直ぐと後ろに倒れた。

「聖剣とあんたたちが呼ぶ聖樹の枝切れにしがみついているこの魂はねぇ、大女神テスラと肩を並べた青の賢者ヤドゥフの孫娘、ベラトゥフのもの。

 正当な魔術師の血統と、天賦の才を持ちながら努力もした、八竜に認められた魔術の変態 あんたたちとはスタートラインも伸び代も違う、それが、自称勇者が棒切れのように振り回す女神のレベルなのよ」

 魔女は、動けないネロスの顔を踏みつけながら、彼の手の近くに聖剣を突き刺した。それでさえ、ネロスの指は変に硬直したまま、伸ばせば届く聖剣に触れられない。


「何やってんだ見てらんねぇ!」

 そのとき、リッキーがバタバタと足を騒がせて叫んだ

「呼吸を止めろ!ババアの幻惑術は匂いだ!」

「黙りなさいハゲ」

「ひぎぃい!」


 私たちは息を止めた───その効果はすぐには出なかったが───視界に白い煙を出している手の平大のお香が幾つか見えた!

「ッは!」

 だが、魔女の魔術が私を壁に弾き飛ばした。壁に叩きつけられた勢いで堪えていた我慢が解けて咳き込み、幻惑術の煙が肺一杯に入って一瞬見えたお香が見えなくなった。

(隠しているって事は見られたくないものなんだ───!)

 数カ所の位置は覚えてる。あとはそれを叩き割る手段を───。


「ハサン王はあんたの帰りが遅過ぎるから

 騎士を派遣したみたいよ」


 ビクッ、地面に落ちた剣を拾った手が引きり、視線の先に、見覚えのあるブーツが見えた。

 血で濁った金の刺繍も、そのほつれ具合も───いや、当然だ 当然だ、これは私の記憶から引っ張り出した幻覚なんだから───私の手を踏み躙る重みも痛みも全部幻だ────っ!


 バキッ! 耳に飛び込む殴打音に身体が跳ね上がったが───顔を上げた先、ネロスが魔女の右頬を殴り、聖剣を取り返していた。


「おん、なの顔を殴るなんて最低な男ね!」

「よく言うよ!人の顔を踏んだくせに!」


 魔女から距離を取りつつ、聖剣を握り「ぐわはっ!」ネロスはリッキーを茨から解放した。

「お陰で目が覚めたよ。ただ、感謝は言わないからな!」

「そりゃどうも」

 私も何とか、剣にもたれながら立ち上がるが、膝が笑っている。

 リッキーの助言もあって幻惑術のネタを解明し、一発、与えられたのは確かだ。だが、今のところ、魔女が本気を出しているとは思えなかった。

(殺そうと思えば幾らでも、殺せたはず……本当に、遊ばれていた、だけ?)

 ネロスはベラを取り戻したかもしれないが、私の足腰はふらふらだ。リッキーも茨で削られた手足の出血がまあまあひどい。


「どうしてくれようかしら。

 ここでいっそ、殺しちゃうのも優しさかしらねぇ……!」


 幻惑術なのか、属性魔術なのか見分けが付かない目に、無数の雷が駆け巡る───魔女が 賢者が本気を出したら───私たちは



 コンコンコン。


 突然 ノックの音。


「レキナ」

 棒読みのような、抑揚のない、ヘンテコな声。


「はいはいはいはい」


 ま、魔女は急に殺気を消して、黒い茨で家中に散らかっていたものを高速で片付け、小走りに扉を開きに行き


「モノオト ダイジョーブ?」

「わっ」


 中に顔を入れてきたのは、扉を通り抜けられなさそうな、大きな土人形ゴーレムだった。魔物と思って私たちは後退ったのだが、明らかに魔女の様子がおかしくなった。


挿絵(By みてみん)


「何でもないのよ。何でも。ごめんなさい、そんなにうるさかった?」

「トンプソン モドッテル? ジャマ?」

「そぉんなことないわ。けどごめんなさい、あと少ぉし待っててくれる?お客さんがいてね さッッさと帰らせるから」

「オキャクサン イル? オチャ イレル」

「待ってトナー 要らない ちっとも要らない お茶なんて出さなくていい 出さなくてい……、……。」


 キッ、と 魔女は突然振り返って、鋭い眼光を飛ばしてきた。


「殺す」

「いや待って どういうこと?」

「トンプソンだよ 魔女の、男」


 リッキーは血の滲んでいるところを手で押さえながら、そうド直球に言った直後「ひっ?!本当のことだろうがッ!」茨の鞭が飛んできた。


「自分のつがいが……魔物になったってこと?」

「うっるさい!黙れ喋るな出しゃばるな口を開くな!殺してやろうか!

 嗚呼…………予想外だったわ まさか トナーがこんなに早く戻ってくるなんて……はあ、もういい出て行きなさい!さっさと出て行け!!」


 私たちは困惑しながら顔を見合わせたが、大人しく帰らせてくれるのなら帰るべきだろうと魔女の気が変わらないうちに、警戒しながらそろそろと出口へ向かった。

 ようやく扉に手がかかると、私たちは手早く外に出た。幻覚が解けたのか、かかったのか、また変哲も無い素朴な家が目に映り、私たちは安堵の溜息を吐き、二人してその場に腰を抜かした。


「オキャクサン カエル?」


 トンプソンと魔女が呼んでいた土人形ゴーレムは、人の顔ぐらいありそうな大きな指を器用に使って、のんびりと畑の薬草を収穫していた。


「マタ クル? オチャ ソノトキ ダス」

「え、あ、いや、その」

「イタイ コレ ツカウ チンツー」

「あ、ああ、どうも」


 トンプソンは摘み取った新鮮な薬草を長い腕を伸ばして私たちに1つずつ手渡した。その動きがあまりに緩慢なせいか、小鳥がトンプソンの肩に停まる。まあ、なんとも穏やかな……魔族だ。


「トンプソン トンプソン イウ ヤクソー ウル ソダテル

 レキナ トキドキ オキャクサン イタイ スル

 ブキヨー ユルス ゴメン トンプソン カワリ スルネ」

「ぶ、不器用の範疇?」

「ソウ」

「トナー、余計なこと言わないで」


 外に顔を出した魔女は、最初に見た時のように干からびていて、しゃがれた声になっていた。どっちが本当の姿なのかは分からないが、どちらか見分けがつかないほどの幻惑術の使い手なのは嫌というほど理解できた。


「結局、あんたは敵なのか味方っぽいのかよくわからないよ」

「はあ? 沈む泥舟に乗る程、バカじゃないのよ私は」

 そうは言うが、私たちを襲ってくる様子は見られない……トンプソンの前では急に温和しいではないか。

「あんたたち、闇市には戻らない方がいいわよ。」

「別に、もう戻る気はないよ僕らは」

「俺はコレットを、回収しに戻るよ クソネコだが、世話になったし」

「諦めた方がいいわよ、そいつ 

 クズが来たから」

「クズ?」

「ゲド」


 数秒の沈黙の後、リッキーは闇市に向かって走り出し

 私たちはそれを追うように駆け出した。




「おい エバンナはどこだ 何処行きやがった」

「し、失礼致します ゲド様 エ、エバンナ様は……レンス・タリーパの方へ その、つまり、此処にはいらっしゃらない訳でして……。」


 ゼゼとウロの心配もあり、クソネコのコレットを回収するため、私たちはリッキーと共にそろそろと物陰に隠れながら闇市に戻ってきた。

 先程と打って変わって殺伐とした雰囲気の闇市に、覗き込まなくてもわかる巨大な魔物がいた。大きな一つ目と、腹を縦に裂いた大口、口の中に浮かぶもう一つの目と、血肉をこそぎ落とすノコギリ状突起を持つ大きな舌、三日月状の矛のような尾ひれ……そいつは他の魔物とは違う、明らかに近付いてはいけない、そんな雰囲気を醸し出している。


 災食ゲド。


「クソがぁアアアア!!!!!!!!!」


 地響きと共に鼓膜を破らんばかりの怒号が飛び、ゲドはエバンナの部下を殴り潰した。その衝撃波と轟音に乗って激しい戦慄が走り、エバンナの部下の肉塊が周囲に飛び散る。たった一撃で、最上級の魔物がすり潰れてしまった……。


「あ? クソが 雑魚じゃねぇか」


 ゲドは……体の半分以上が口だが、噛み千切ったり、“咀嚼”が出来ないようで……。

 奴は手で肉塊を細かく潰して、腹の口に放り込んだ。


「まずい」

「――――」


 私も含めて、あまりに凄惨な光景に息が止まった。あのときは、ほとんど死体だった───耳を塞ぎ、口を塞ぎ、目を塞ぎ、奴が早くいなくなってくれることを、物陰に隠れて祈るしかない生々しい……圧倒的、暴力的恐怖だ。

 闇市の店も商品もぐちゃぐちゃに踏み潰され、潰れた店主も含めて乱雑にゲドの腹に入っていく。


「おい 人を出せや 魔物よりも歯応えある奴を出せ いんだろ」

「ひっ ひぃいいいい!!!」

 これに怯えて逃げ出した人に「ぎゃああああ!!」ゲドは容赦なく長い尾で刺し貫いた。人は瞬く間に石化し、放物線を描いて吹っ飛び……落下と共に砕けて砂になってしまった。


「この前のジジイは潰し甲斐があったぞ。

 潰れるまで10回も殴ったのに……あ? 100回だったっけか? ああいう奴がイイ! 硬い奴がイイ!! 出て来いゴラァ!殺させろ!殺させろよ!!」

「あんの野郎……ッ!」

 ネロスが聖剣を握り締め、物陰から出ようとするのを「待ってお願い」私は彼の腕を引っ張った。


「ネロス お願いだから やめて」

「ミト 危ないから下がってて

 野郎は僕が倒す」


 そうなのかもしれない 今の彼には聖剣がある

 だけど だけど───今は 今は ダメだ ダメなんだ


「予知夢なんて見えないし、あなたが勝てないとも思ってない、だけど……今はやめて 悪寒がする ただの勘 だけど お願いだから行かないで」


 聖剣を握るネロスが勇み足で前に出ようとするが、私は力を込めて……体重を後ろにかけてまで、必死に彼を止めた。

 せめて今、このタイミングではいけない―――理由も確信もなく、そう感じて……ただただ悪寒が止まらなかった。


「ミト……、……」


 ネロスはしばらく困った様子だったが、彼は一度、聖剣の方に視線を落とした。ベラが彼に何かを言ったのだろうか―――。


「―――アイツを、闇市から遠ざける。二人はコレットを連れて先に、ポートに向かって行って。遅れて僕も向かうから」

「ネロス」

「大丈夫。僕は死なない。君たちも。

 ……ちゃんと合流できると“思う”から」


 私の手を、汗ばんだ手で引き離して―――ネロスは聖剣を握り、飛び出した。





 ネロスはゲドの背後から、奴の項に向かって素早く不意打ちを仕掛けた。


 だが


 ガキィイン!!

 甲高い音を立てて

「あ?」


 聖剣が 弾かれた。


 背中に生えた、まるでオリハルコンの様な岩石がバキバキと大きくなっていき、奴は振り返った。顔のほとんどを占める大きな目が血走って、一撃で仕留めるつもりだったろうネロスを捉える。


「いってぇな、お前―――あ?

 その剣……そうか、ゲハハハハ! エバンナが言ってたクソガキャアお前のことかッ!!

 ゲハハハハ! こんなところで出会すとは俺様も運がいい!

 ああ、なあなあ……お前、強いんだよなあ?」

「ああ、やってやるよ。お前を倒してやる」

「だが、エバンナは言ってやがったぞ。お前はオモリだとな。

 女神になる前の、何とかってのを守っていやがる……って事はよォ」


 私は  ゲドの言葉を聞き終わる前に 駆け出した



「いるよなあ?! 近くによお!!!

 食っちまったらお前 もッと強くなるよなあアァァ!!?!」



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