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今日のご飯

 会社のとの話し合いが終わり、当面は新世界の中で普通に過ごす事になった。

 映画化の話は、極秘事項だが、徐々に情報は出て行くので、もれても大丈夫と言われた。

 逆に、有名になったことで、粘着するプレイヤーがいたら、通報するようにとアドバイスを受けた。

 懲罰天使達が、ゲーム内を巡回しているけど、実際かなり問題がある好意をするプレイヤーは減らないらしい。

 荷物持ち関係で、嫌な思いをして、運営に対しての嫌がらせをしていたプレイヤーもいたので、今回出来事でどのように変化するか、注視しているらしい。


「おかえり」

「ただいま」

 ログインすると、ティアが出迎えてくれる。

「そう言えば、俺がログアウトしている間は、何をしているんだ?」

「ここの掃除。後は、庭の手入れ」

「ありがと」

 ぐりぐりと、頭を撫でる。

「精霊は、食事ってどうなっているんだ?」

 普段の生活は、解らないことが多いので、確認する。ご飯を用意していないか我慢していると言う可能性もある。

「現在、食事中」

 腕に、ぎゅっと抱きついて、ティアが言う。

「精霊は、主と一緒にることで、エネルギーを充填します」

「ログアウト時間が長いと、辛くなる?」

「その辺は大丈夫です。接続時間院上限ああることも理解しています。出来るだけ、一緒にいて欲しいけど、無理な事も理解しています」

 少し、寂しそうに言う。この顔はずるい。

「食事はしなくても、大丈夫と言うことでいいかな?」

「主が何か食べたいなら、私が作りますよ?」

「作れるの?」

「星の精霊を、甘く見ないでください」

 これは、星の精霊関係ないと思う。

 新世界での食事は、実際色々と制約がかかっている。ゲームの中で、美味しい物を体験すると、現実世界での食事事情に、大幅に影響が出ると言う実証結果がある。

 最悪の事態で、食事はゲームの中だけで、現実ではサプリメントと言う生活をして、体を壊しで死亡した事例もあり、厳しく法律で定められていた。

 タイアップした企業から、ある程度のデータ処理した食事を提供してもらったりしているけど、雰囲気を味わったり、体験版みたいな感じで、満足するには今ひとつとなっている。

「食事に関しては、ティアのことが知りたかっただけだから、大丈夫」

「そうなの?」

「確認しておかないと、どこかに地雷があっておかしくないからな・・・」

 運営の人と、直接あった印象だと色々と仕掛けがあってもおかしくない。色々なことに、こだわりを持った集団だと思う。

 この精霊事件も、サービス開始から半年後に実装されたらしい。早くて一月で攻略の予定が2年半攻略できなかった。

 精霊武装や、精霊の契約は実はかなりの重要なポジションだったらしい。

 精霊と契約している人間は、PK無効という恩恵がある。

 現状、俺しかいないので、この事は俺しか知らない。禁則事項に設定されているので、話す事は出来ない。

 この状態で、PKがこちらに攻撃しても、不可視の防壁が現れ、ダメージを無効にするらしい。

 その後、野試合みたいな感じで、戦闘をする事は出来るけど、一方的な戦いは駄目らしい。

 運営の、ゲームは楽しく遊ぶ場所と言う思いかららしいけど、精霊事件の話の流れは、辛かったと文句を言ってみた。

「精霊を託す立場として、あれくらいの試練は乗り越えてもらわなければ困る。解ってみれば、単純な事でしょ?」

 と言われてしまった。

 単純な事だったけど、それ故に見落としていたんだと、反論したかったけど、ミスした手前言えなかった。今が幸せだから、言えることだろう。

「庭の手入れって、何かやったのか?」

 ログアウト中に、やったといっていた。手入れする物あっただろうか?

「これ」

 中庭に連れて行かれる。

「な。何だこれは!」

 そこには、色々な物が積み上げられていた。目立つのは、お金。小銭が、箱いっぱいに詰まっている。

 後は、魔物の魔石と思われるのが、山積みになっている。

「猫達からの、貢物」

「これ、全部?」

「これは、猫神様から」

 そう言って、猫の根付を渡された。

「これは?」

「効果の無い、お守りだって。中身は、私の中にいるから、形だけ」

 どや顔で、胸を張る。猫関係の恩恵も、この子の効果らしい。

「まぁ、もらえる物なら、もらっておくか・・・」

 良く見れば、中庭の猫の集会場が立派になっている。

「このお金、猫達に使うなら、自由にしてもいいからね」

「それは駄目です、これは主のためのものです」

「だったら、なおさら。みんなで、仲良くしたいからね」

「わかりました。みんなのご飯、このお金を使う事にします」

「今までは、どうしていたんだ?」

「街のみんなが、差し入れしてくれました。この街の人、猫好き多いから」

「それは、不味いかな・・・」

「美味しくないのですか?」

「そうじゃない。街の人の楽しみかもしれないと思ってね」

 猫にえさをあげる行為は、色々と問題になっていた時代もある。

 法整備が進み、原則野良猫が日本から消えた今、猫牧場の人気の一つだ。

 ゲームの中で、それをやっているプレイヤーがいないとは思えない。

「その辺は、様子を見るしかないか」

「大丈夫ですか、美味しくないですか?」

「大丈夫。美味しいと思うよ」

「なら良いです」

「そう言えば、ティアには、好き嫌いあるのか?

「勿論ありますよ」

 そのあたりは、細かく作ってありそうだ。念入りに、準備がしてあるのだろう。

「そもそも、このお金を猫達はどうやって、入手しているんだ?」

 落し物を集めただけでは、無理だと思う。

「大人猫が、鼠の魔物を主に討伐して得ています」

「鼠の魔物いるんだな・・・」

「たまに、悪いスライムを駆除しています」

「良いスライムもいるのか?」

「いますよ。街中で、ペットにしている人もいます」

「そう言えば、街の中ゆっくり見ていなかったな・・・」

「案内、しましょうか?」

「そうだな、お願いしよう」

「デートです」

 ティアが、喜ぶ。

「そうなのか?」

「主は、嬉しくないですか?」

「嬉しいよ」

「ならいいです。精霊の、好きな食べ物は、嬉しい感情なのですよ」

次の更新は、3日後の予定です。

少しの間、更新速度が落ちるかもしれません。 


もしよろしければ、ブックマークや評価をしてもらえると嬉しいです。

励みになるので、よろしくお願いします。



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