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運営さんが見てる その2

 株式会社 日本電脳社

 これが、新世界を作っている会社だ。

 ゲームに関しては、ハードからソフトまで幅広く扱っている。

「現状は、どうなっている?」

「こちらの想定とは、だいぶ違った方向に進んでいます」

「そうか・・・」

 現在、会議室では新世界の運営会議が行われていた。

「収益のほうは?」

「こちらは、好調です」

 新世界の販売は、100万本を超えている。DL販売で、基本無料が多い中、新世界は有料配信となっていた。

「DLアイテムや、課金要素は、変化ありませんが、動画関係が順調です」

 課金要素は、定番の外見の変更が売り上げのTOPだ。

 色物への変身要素や、コラボレーションした作品へのなりきりセットが順中だった。特に、大ヒットした作品があり、その作品とのコラボ規格がヒットしたのはボーナス懸案だった。

「動画の例の計画は?」

「第6弾の公式PVの配信は順調です。この反響から、成功率は高いと思います」

「使えそうなイベントは?」

「現在進行中のものが、成功すれば面白い事になりそうです」

 新世界では、動画の配信サービスもやっていた。

 攻略情報や、見せプレイ、中には旅人による旅行ガイドなどもある。

 公式PVは、半年事に製作され、その間の出来事で、目立つ事がまとめられていた。

 大規模な襲撃イベントや、武道大会の派手な映像が多い、

 3回目の公式PV、ドラゴンさん大暴れと呼ばれる、巨大な竜との戦いは、今でも語り草になっている。

 結局、プレイヤー側の敗北で終ったイベントだけど、再生回数は1兆回を超えている。

 これだけの再生数があると、スポンサーになる企業も増え、収益アップに繋がっている。

 これらを利用して、新しい取り組を現在行っていた。

「どのイベントが進行しているかな?」

「精霊関係です」

「あれか・・・」

 会議室に、重い空気がやって来る。精霊関係は運慶の計角度大きく狂ってしまった出来ごとだった。

「ここまでこじれているあれを、攻略できそうなのか?」

「現在、細かいイベントをかなりこなしています。もっとも、あれに気づかないと先に進めません」

「あの仕様は、変更できない」

「それは存じています。ただ、ここまで気づかない物なのでしょうか?」

「われわれは、答えを知っているから、そう思うだけだろう。現実問題、リアルすぎる環境にいると、単純な事に気づかなくなるものだ」

「そうですね、テストプレイであの世界に行った時、現実との違和感少なかったです」

「そんな状態で、力を得ると、暴力的になると言う検証結果は、報告したのか?」

「はい。現実での、ストレス発散の場となるか、ゲームと現実の境界が壊れて、暴力的な人間になってしまうのかは、まだまだ、調査が必要とのことです」

「ゲームの中だからと言って,PKに走る連中は、何が面白いのかな・・・」

「システムとして存在する以上、人の嫌がる事をする人は存在します」

「現時点で、大罪系の称号の所持者はどれくらいいるんだ?」

「30万人です」

「強欲の商人、頑張りすぎだろ・・・」

「延べ人数ですと50万人達成しました」

「それは、喜べないな・・・」

「精霊関係が開放されないと、美徳系は無かったんだよな?」

「その予定です」

「当初は、半年で開放される予定でしたかね」

「これが開放されるなら、今までと色々と変化が出そうだが、準備は大丈夫か?」

「今から、各部署に要請して、改善をしています。諸々の手当てをお願いします」

「予算に関しては、ここまでならOKを貰っている」

「流石です」

「クレームに関しては、何か問題はないか?」

「ある称に関して、問い合わせが殺到しています」

「何かあったか」

「”混浴せしもの”です」

「あぁ、あれか。大丈夫なのか?」

「映像倫理に関しては、大丈夫と許可は得ています。開発部の連中、こだわると恐ろしい物作りますから・・・。プレイヤーに関しては、問題ないと思います。例のイベントに関してなので、後2,3回ほど同じイベントに遭遇します」

「混浴イベントは、この人物だけしか出来ないのか?」

「現状、心眼のスキルで、この効果になっているのこの人だけなので、大丈夫でしょう」

「需要はありそうだが、危険なイベントだな」

「水着必須で、混浴できる場所の開発はしているとのことです」

「すべては、精霊関係が開放されてからと言うことかな?」

「はい」

「これがどういう道を進むのか、例の話とあわせて、楽しみとそよう」

 細かい打ち合わせへと、会議は続いていく。

 精霊関係のイベントの開放。

 その時は確実に迫っていた。

 

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