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運営さんがみてる

 いきなり、称号が2つとは、予想外だった。

 チュートリアル終了後、5個の称号を得た人がいると言うのはあるが、この情報はない。

 新世界がサービスを開始して3年が過ぎている。その間に、色々と先に進んだ人に挑むためには、情報が必要になる。

 中には、オンリーワンにしか使えない事もあるし、意図的な嘘も多い。

 選考している人は後から来る人を警戒して、色々と手を打っている人もいる。

 情報に関しては、称号は名前だけは公式に公表されている。

 内容や、取得方法は、ゲーム内通貨や、リアルマネーでの情報取引の対象になっているくらいだった。

 情報屋という組織が、ゲームの中に存在するらしい。

 今回得た称号は、リストに存在している。


 悪路踏破 足場の悪い場所での行動のアシスト


 これは、足関係のスキルを2つ所持すればもらえるらしい。野外での戦闘は、経験が無いので役に立つかもしれない。


 覗き厳禁 犯罪者予備軍への忠告 運営の監視下に置かれます


 こっちの称号に関して、納得は行かない。犯罪者予備軍て、冤罪だ。


「お怒りのようですが、貴方はめでたく懲罰委員会の監視対象になりました」

 そう言いながら、1人の女性が現れました。外見は、天使のような格好をしています。

「何故?」

「貴方の選んだスキルは、過去覗き王と呼ばれ、女性プレイヤーへの除き行為で大迷惑をかけた人物のスキル構成があります。我等運営の一部は、そういった対象に忠告を与えているのです」

「でも、集中、見る、気配察知の組み合わせ、暗殺者や、狩人の目指す人なら選ぶよね?」

 どのスキルが該当するのか、粉の称号の場合はわからない。

「あと、走ると、結界魔法もです」

 5個も該当するスキルがあるとは思わなかった。

「覗き王は、もっと色々と複合していました。その中のスキルを、初期で5個選んでいるので、今後そのような道に進む可能性を捨てきれません」

「運営は、似たような事をやっているのですか?」

「現在、この称号を所持しているのは30人ほどです。過去にはその倍いました」

「監視対象から外れたと言うことですか?」

「犯罪行為をして、アカウントを削除されています。私達から、注意を受けて、監視されていると言われても、犯罪に走った愚か者の多いことです」

「・・・」

「くれぐれも、変な気を起こさないでくださいね。あと、犯罪行為に関しては、常識守っていれば大丈夫です」

 そう言って、天使は姿を消した。

 俺は、まだゲームの世界に入っていないのに、運営からの監視対象になったらしい。



 

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