目指せマ剣道 その5
裸足のソルジャー 眼を閉じている間は痛みを感じない
何で?
新しく得たスキルは、謎のスキルだった。
名前からすると、裸足で行動したことが条件だと思うけど、その効果がわからない。
もしかして、何か不具合があったのかもしれないので、運営にメールを送ってみる。
「説明しましょう」
送った直後に、懲罰天使さんがやって来た。
「懲罰になる事案なのですか?
「いえ、単に私がシュガーさんの担当になったので来たまでです」
どうやら、この天使さんは俺の担当になっていたようだ。
「名前は?」
「そう言えば、自己紹介していませんでしたね。新世界の懲罰委員の1人、天使の”てんこ”と言います」
「・・・」
「言いたい事は、何となくわかると思いますが、上司の命令なので、改名は出来ません」
「隠すつもりがあるのか無いのか・・・」
「あっ!」
「出来れば、隠す方向で、重ねてお願いします」
そう言えば、後輩に1人、天狐と言う若干キラキラネームの女の子がいた事を思い出しました。別人と言うことにしておきましょう。
「と、とにかく、この称号に関しては、ユニーク称号なのです」
「これが?」
ユニーク称号と言うのは、運営の遊びだと言う。
色々な条件を満たした人に、ゲーム内に一つだけの称号を先着で授けると言うもの。全体的に、お遊び要素が強い。だけど、強力な効果を持っているものもある。
これをめぐり、情報屋はゲーム内を駆け巡っていると聞く。
「どんな条件で、この称号が得られたか、わかりますか?」
「ちょっと待ってくださいね。この称号は、裸足で剣道に関する事をした場合に、得られる称号です」
「何故に?」
「この称号の製作者、昔アニメ大好き人間で、昭和と平成のアニメ関係の何かにヒットした場合、得られる称号が複数あったみたいです」
「過去形と言う事は?」
「ほとんど皆さんが取得しています。裸足と言う事に、気づかない人は多いので、残っていたのでしょう」
「気づかない物なのか?」
「格闘系の戦闘職の場合、力のある獣人を選ぶ人がほとんどなのです。武士系の職業を選ぶ人は、現在多くありません。初期の人は、経験者いませんでした」
「時代は、魔法使いというわけか・・・」
現在、新世界では魔法使いが非常に多くなっている。PVP戦のランキング上位はほとんど魔法使いだ。
空を飛び、魔法をレーザーの様に撃ちまくる魔砲使いと呼ばれる戦法が主流だった。
「称号の効果に関しては、これを聞けばわかると思います」
そう言って、音楽ファイルがこちらに届く。
「あぁ、そう言う意味だったのか・・・」
曲を聴いて思い出す。そう言えば、剣道関係の漫画やアニメが無いかと思ってみた事あった。
効果に関しても、こんなのいいのと思うけど、ネタと思えば最高だった。
「ユニーク称号は、隠す事もできます。そうなると、効果も消えますので注意してください」
「普通に、オンとオフの切り替えは?」
「スキル、称号の全てにおいて、可能です。それでは、私はこの辺で、引き続き新世界をお楽しみください」
まぁ、もらえる物なら、もらっておこう。別に、悪いものでもない。
しかし、ユニーク称号に関してのヒントがあった事は嬉しい。
色々調べて、存在は知っていた。初攻略の特典がメインだけど、不思議な称号の存在は噂になっている。
これはもう少し調べて、何か狙ってみるのもいいかもしれない。
称号に関して、何からきているか、マイナーなので微妙かもしれません。
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