目指せマ剣道 その2
思わぬ形で、凄い効果の称号を得ることができた。情報の隠匿とは、鑑定系の効果を誤魔化せるみたいだ。
もっとも、これを無効にする称号やスキルもあるだろう。レベルの高い鑑定や、アイテムがあってもおかしくない。過信はしないほうがいいだろう。
いったんログアウトして、色々と用事を済ませて再ログイン。
新世界へとはじめて降り立った。
「これは、中々・・・」
剣と魔法のRPGと言うだけあって、中世野ヨーロッパ風の街並みが広がっている。
ログインしたのは街の中心地。基本中の基本、噴水広場だろう。
この辺の、お約束は大事だろう。
定番だと、まずは冒険者ギルドに登録だろう。ただ、視界の隅のほうで、小さな光が点滅しているのが気になる。
「メニュー」
声に出す必要は無いけど、最初なので呟いてみる。こうする事で、メニューパッドが出現する。目の前に、透明ないたが出現して、そこに文字が浮かび上がる。運営からの贈り物と言う項目が点滅している。
「新人応援パック?」
どうやら、新規で始める人用のアイテムが送られているみたいだった。
内容を確認すると、24時間限定のペナルティ救済チケットだった。これが、2枚ある。
これを使うと、ゲームの中で24時間、デスペナルティが発生しなくなる物だった。おまけに、死亡した相手のすぐに再戦できるというチートアイテムだ。
何故チートと言うかと、これチケット使用条件が無い。誰でも使えて、どこでも使える。
これがあれば、ボスの所まで進んで、殺されてもやり直せるという反則アイテムだ。
ただ、これに関して情報が無かった。何か条件があるのか、秘匿されて言うのか、少し気になる。
このゲーム、後続を警戒してか、色々と情報が秘匿されている物が存在している。
俺が最初に選んだスキル、結界魔法もその一つ。調べれば調べるほど、不自然に不遇な魔法といわれている。
簡単な、防御の板が出現する魔法というのが、現時点のスキル情報。
調べた情報もそれくらい。レベルが上がれば、込めるMPによって強度と範囲が変化すると言う情報までは共通。
その後、色々と役に立たないと言う情報が増える。街の中で、魔法に関しては教えてくれるNPCがいるのだが、結界魔法に関してはいないとなっている。
図書館にも、関連書物が無いという不思議な魔法。
ここまで秘匿されると、逆に気になるのがゲーマーだろう。ただ、最初は大人しくしていくべきだろう。
余計なトラブルを背負いたいくない。
最初は大人しくレベルを上げる予定だ。
ギルドでの登録は問題なく終了。
ここでは、現状の攻略情報を得る事ができた。この辺は、事前の情報と色々と食い違いがある。
情報に関しては、自分で確認する必要が色々とあるみたいだった。
新世界には、巨大な大陸がある。その大陸は、パンゲア大陸。幻と呼ばれた大陸の一つ。
巨大な6つの塔があり、その付近にはそれぞれ大きな国がある。
中央の太陽の塔は、まだ誰も到達していない未知の場所。それを囲むように、五つの月の塔がある。
蒼の月、朱の月、白の月、黒の月、金の月。
その塔を攻略すると、太陽の塔に挑めると言う部分までは判明している。その先に、新たなステージがあると噂される。
月の塔は、4つまで攻略済で、現在最後の金の月が最前線となっている。
基本的に、塔はパーティ向けで、6人までのパーティを組んで攻略するのがベストとされている。
3チームまで合流して同時に攻略も出来るらしい。
色々と、争っているので大きなギルドは新人の確保にも余念が無いと言う。
他にも、各地にはダンジョンと言う地下迷宮も存在する。
こちらはどちらかと言えばソロ向けで、少ない人数でも攻略しやすくなっている。
各町のギルドから、転送でいけるらしい。
地上を探索して、迷宮を発見した場合、ギルドに情報を提供すればお金とスキルポイントがもらえるらしい。
クリアすると、消滅してしまうので、報告せずに個人でクリアを目指すのも選択肢になる。ただ、クリアの報酬はランダムなので、確実にスキルポイントをもらい、かつ攻略を自分で最速で行うと言う方法もある。
他人に、出し抜かれても文句は言えないので、それは個人の判断となる。
現在、最大の迷宮は名も無き神の迷宮。
地下1000階まであるといわれ、運営の悪意の塊と言われている、
これは、まだ誰も攻略で来ていない、名を上げようと、新人が挑戦して、抜け出せなくなっていると言う噂もある。
実際は、壁にぶつかり諦めているみたいだ。最高到達は658階。
これの攻略を、最初の目標としている。
おそらく、ライバルも多いはずだ。準備はしっかりやろう。
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