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涙と傷  作者: 深町 音海
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暗闇

朝、当然のように日が昇った

私はそのまぶしい光を見て

光なんて消えて全て闇に変えてしまいたいと思うようになった

真夜中のような真っ暗な闇に変わればいいのに

そしたら、私はもう苦しまなくていいのに

この世界は残酷で、

間違ったことをすれば怒られて

正しいことをすれば笑われて

良いことをすれば批判されて

悪いことをすれば無視されて

結局何をしても正解なんてないんだと

私は知った。

こんな世界ならば

私はもう

消えてしまいたい

毎日神様に祈った

私を今すぐに消して下さい、どんな方法でもかまわないからって

もう、痛みなんて感じないから

どんな消え方でも問題ない


朝が来た

私はまだ夢の中

あんな苦しくてつらい場所になんか

行きたくない

昼が来た

私はまだ夢の中

夕日が出てきてようやく、目が覚める

みんなが眠りにつく頃に

私は本を読んだりして、一人で楽しむの

何をしても一人なの

最高でしょう?

だって誰にも笑われたり、批判されないんだから


そんな私に

救世主が現れた

こんな私にも、救世主が現れるなんて

思ってなかった

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