真夜中の告白
戦闘シーンとか苦手です。
もっと勉強しないと厳しいなぁー苦笑
でも、僕も秋山とおんなじ告白しそうです。
なんでだろう?本当は今の状況が怖くて仕方ないはずなのに、そんなに焦ってない。
秋山は白いフードの男と距離をとるために後ろに一歩下がり、相手を見ながらまた一歩とさがっていく。
白フード「にーげられると思ってねえーよなあー?!!この状況で、逃げられると思ってねぇーよなぁ!??」
ヤバい、逃げようとしてるのやっぱりバレてる!
でも走るしかないっ!!!
戦っても負けるとか、敵を倒して生きるとかそんなことどうでもよかった。
あの男と関わってはいけないと本能で感じとり、無我夢中で暗い森の中を走った。
※※※※※※※※※
何分走っていたのだろう。
最初はフードの男の叫ぶ声がしていたけど、途中から聞こえなくなっていた。
秋山「にげ、はぁ、はぁ。逃げ切ったのか…?」
こっちの世界に来てから、俺、逃げてばっかりだよ…。なんか現実世界の方がよかったんじゃ……
(…けーちゃん……)
ふと、忘れることのできない彼女の姿を思い出してしまっていた。
いや。あの世界で俺は生きる事ができないからこっちに来たんだった。
ハハハ。死ぬことよりも嫌だなんてよっぽどだよなぁ…
秋山「とにかく、一安心だ…」
秋山は一瞬だけ目を閉じた。
感覚的にはまばたき程度のものだったが、目を開けると白い光が迫ってきていた。
秋山「ちょ…!嘘だろ?!」
反射的に避けた秋山。その後白い光は木々にあたり。
ドォォォオーン!!!
光は木々を何本かなぎ倒して消えていた。
秋山「……………まじかよっ!?」
わけがわからない。あの光はなんだよ!!?魔法?あれ当たってたら俺、絶対命に関わるレベルじゃんか!!
白フード「もう、観念したかなぁ?」
白い光が消えた先に、白フードの男が立っていた。
男は最初と同じような口調で秋山に語りかけた。
白フード「もう一度聞くけど、君は仲間にならないのかい?君程の魔力を持った人間は危険だけど、僕の仲間になれば差別されることもない。それに、僕の言葉を理解できる人間は凄く貴重だ。殺したくないんだよ?」
秋山「仲間?魔力??わけが、わけがわからないよっ!?ってゆうか殺さないでっ!俺は死にたくないんですよ!!」
はっきりいって恐怖で思考回路が追いついていていない。
でも返答次第で殺されるのはわかった。
こいつの仲間になれば死ぬ事は無いのかもしれない。
でもなんかアイツのあの豹変ぶり、絶対裏があるよ!結局俺は死ぬ運命にあるのか?!
俺は死にたくないんだ!
この世界でやり残した事がありすぎるよっ!!まだ何にもしてないんだから。
俺は、俺は…
秋山「俺は…ちゅーを生まれてまだこのかたしたことがないんだよぉーーーーー!!!」
白フード「………は?」
秋山はあまりの恐怖に走馬灯みたいな状況に陥ってしまい、自分が女性経験が無いことを悔やんでしまいとっさにでてきた言葉だった。情けない。
?「伏せろー!!」
一瞬の間があった後、フードの男とは違う声が上がり秋山ほ身体を伏せた。
その後すぐにフードの男の前に黄色い光が飛んできた。
てゆうかその後は眩しくて何にも見えない。
?「いいか?今だけは俺を信じろ。助けてやるから暴れるなよ??」
声の主はすぐそばまで来ていた。
あやしい…けど。
誰だかわからないけど白フードの仲間になるくらいならまだましだよね?
ここはかけてみよう。
秋山「わ、わかりました!助けて下さい!」
?「ほいきたっ!」
声の主はすぐに秋山の身体を担ぎ上げた。
ちょっ、今身体を乱暴にされるとヤバいんですけど…
白フード「くぅ…コレはまたあなた達一族ですかぁ?!イー加減にしやがれぇですよぉーーーーー!??」
?「うっせーよ!こんな人間相手にお前もいー加減にしとけよ?うちのクイーンが黙っちゃいないぜ!あばよっ!…スリップ!!」
秋山を担ぎ上げた男は魔法を唱え、秋山と共に姿をくらました。
白フード「くそったれがぁぁぁぁぁ!!!!」
残ったのは真夜中に響く叫び声のみだった。
次回は?の人に名前が付きます。