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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

アデルの蜜は、如何にも…

作者: セア

この、高貴で美しき美貌と賢さを備えた人物

とは一体…。


世の人々を魅力し、時に甘く、時に鋭く…

ムラサキ色の瞳を持つ ロシアのサンクトペテルブルクの貴族 トリフォニー家の皇子 スチュワード。


可憐で白い肌と紅い小さな唇を持ち、

長く、カーブのまつ毛にブロンドのウェーブヘアーが特徴。

トリフォニー家に使い手として住み込んでいるアデレード。


二人の間に立つ、

スチュワードと幼馴染でお似合いなほどの美貌と、上品で色っぽい女性らしさを兼ね備えた貴族、サドリュー家のお嬢様 ミシェル。


三人の三角関係と 甘く、真実の愛。


~時は18世紀 ロシア帝国~

貴族たちの全盛期であったこの頃、

帝国王である《ブラッドリー•マラク•サンクトペテルブルク》と

帝国内で有数の一流貴族令嬢であり、ブラッドリーの妻、王妃となった《ユリア•バランシエンヌ•ジューン•》の二人は1867年、双子の天からの授かりものを受けた。


長女の《レリア•ローズ•サンクトペテルブルク》は父の自由な性格と母のグリーンの瞳、ブラウンチェリーカラーの髪を持って産まれた。美に執着があり、日曜の昼間にはティータイム時に美容などに興味がある友人達と、流行のファッションについて話す『ドレッサー•アドバイス•ア•パート』と名ずけたお茶会を開くのが日常となっている。


もう一人の双子は《スチュワード•クリスティーナ•サンクトペテルブルク》。真っ白な肌に長い手足とプラチナの髪とムラサキ色の瞳を持ち、クラシックと動物をこよなく愛し、ピアノを弾くのが趣味。眩しいのが苦手な為 部屋で静かに過ごすのを好んでいる。


〝お互い大勢の人たちから大切に育てられ、成長と共に真反対の性格となった二人は 現在19歳となった。〟


_とある日曜日。


>コンコン。

「…はい。」

>『スチュワード様、旦那様が御呼びで御います。 』

「…ああ。 すぐ行くよ。」

>『かしこまりました。書斎にて、旦那様はお待ちで御座います。では、失礼致します。』

「…。」

>ガチャ。

「……。ワルツ、こっちへおいで。」

(愛犬、スゴティッシュ•テリアのワルツ)


「また雇うようだ…。もううちには30人の使いが居るのに…。 父上の… いや、正しく は、レリアの遊び道具としてにしか感じられない。 …なんともつまらぬ、悲しいことであろうか。」

(スチュワードの足に寄り添うワルツ)

「ワルツ。戻ってきたら、庭に行こうか。散歩をしよう。 今日は光が弱く思われる。これなら大丈夫さ。」


_スチュワード、部屋を出てゆく。

________________________________________

>コンコン。

「父上、私です。参りました。」

『スチュワードか。入りたまえ。』

>ガチャ

「失礼致します。お呼びでしょうか。」

『おお!待っていたよ』

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