ぼっちにはよくあるかもしれないこと
ぼっちがペアを組むときは必ず余り者同士になる。これは、世界の理と言ってもいいレベルである。その相手が誰であろうと構わないのだが、明らかに嫌な顔をされるとこちらとしても腹が立つ。また、稀にだが僕を憐れに思ってか結構すぐに組んでくれる人もいる。たまたま、その人がいつも組んでいる人がいなかったとも言う。このペア組というのは、固定されていないにもかかわらず、だいたい同じ人になるのが普通なのだろう。僕はそのことに文句はない。ただ、人の顔を見るなりいやな顔をされると顔面に一発こぶしをぶち込んでやろうかと思う。しかし、小心者故そんなことはしない。そんな僕はきっと優しい。
僕は全てにおいて突出した能力を持ち合わせていない。けど、大きく劣っているところもない。よって、迷惑をかけることは少ない。その少ない迷惑が、たまたま起きてしまったときの非難の視線が強い気がするのはきっと気のせいではない。さらに言えば、普段目立っている人間のミスに対しては仮に何度やっても笑って終わるか励ましの言葉をかけられる。凄まじいまでの不公平である。……ただ、僕に害がないのであればどうでもよかったりする。言い換えれば、言いたかっただけ。独り言だけど