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ある日の授業の不満
ある国語の授業でのこと。ただ、プリントに書いてある語彙問題を解くだけだったので、さっさと終わらせた。することもなく退屈なので、英単語と意味を書き写すという実に無意味で時間の浪費としか言わざるを得ない課題をやることにした。
すると、国語の教師がやってきて
「国語の時間に関係ないことをやっているんじゃない。十点減点」
理不尽である。僕は言われた通りのことをして、それが終わったのだから授業に迷惑が掛かっていなければ、何をしていてもいいはずである。さらに、注意されたことをクラスメイトは笑う。僕はお笑い芸人ではないので、笑われれば腹が立つ。故にその原因である教師を恨む。不良顔負けの「あぁ! ふざけてんじゃねぇぞ!」と心の中でいう。
ただ僕は小心者なので実行に移すことはできない。これがぼっちがぼっちたる所以である。
僕は理不尽なことが嫌いである。しかし、反旗を翻すことはできない。人はきっとこれを情けないというのだろう。それでも、できないものはできないのである。……泣きたい。