自己紹介
これを書こうと思ったのは暇つぶし。後は俺ガイルを読んだせいです。あれ読んでると自分がぼっちだった時のことを思い出します。現在もぼっちみたいなものですが……。とにかく、ご覧下さい。
僕こと成澤優は機械ではない。と言うのも中学時代誰かにロボットのようだと言われたことがあるからだ。僕は感情の起伏に乏しいためにそう言ったそうだ。だから何だということはなく、特に意味はない。
現在は高校の入学式の真っただ中であり、どうでもいいことを考えつつ自己紹介をどうしようかと思っていた。……考えていてもいうことは大して変わらないだろうが。
そして、今しがた聞いていた生徒会長及び校長の話は頭の片隅に置いておき、きっと一生役に立たない記憶としてそのうち失われるだろうとか考えていた。
人は退屈な時間は長く感じるものだが、自己紹介の時間はすぐにやってきた。どうでもいいことでも考えていれば退屈はしないのだなと思った。
「成澤優です。好きなこと嫌いなこと趣味特技高校生活でしたいこと将来の夢は特にありません。以上です」
自己紹介は三秒未満で終わった。わずかに沈黙が訪れるが、結局のところ何もない。これが創作物なら一悶着でもあるのだろうがそんなことはないから現実なのである。
すぐに誰かが、嫌いなものぐらいあるだろうと言ったのでこう言った。
「僕が嫌いなものは大抵の人が嫌いだ。僕が嫌いなものを好きだという人は多分マゾヒストだろ」
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