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1.気づいたら、サインしてました

 壮大な山々に、澄んだ空気と透き通る美しい湖。

 そんな自然に恵まれたこの国には、精霊と人間とが共存出来る程に『聖域』に近い環境が整っていた。街中では手の平サイズの羽の生えた精霊が飛び回り、鳥のような大きな翼を持つ精霊獣も闊歩している。 人間は誰もが生まれながらに魔力を持ち、日々、その力を使い生活を豊かにし、人間と精霊が婚姻を結ぶ事も少なくなかった。

 これはそんな平穏な国の、とある精霊族の姉妹のお話です。


■ ■ ■ ■ ■


「アイリス、先ずはこれにサインをしてもらいたい」

 一枚の紙を取り出しサインをする場所を指差した後、ペンを胸元のポケットから取り出すとそれを紙の上に置いた。

「はあ……」

 曖昧に返事を返したアイリスは、きょとんとした後蒼い瞳を何度か瞬かせた。次いで首を傾げる。その動きに合わせ、綺麗な長い金の髪がひと房さらりと肩から落ちる。

「あの……これは何のサインなのでしょうか?」

 言いながらサインをするアイリスは、机に向かい下を向く形となり長い睫毛が白い肌へと影を作り、細い指先はゆっくりと名前を綴っていく。

 ほっそりとした輪郭に小ぶりの口と鼻はとても可憐な印象を与え、その小さい身体は儚さを伴って庇護欲を大いに掻き立てられる。

「後、ここにもサインと拇印を」

 朱肉を差し出し、同じようにサインをする場所と拇印の場所を指し示す。

 と、アイリスは着ている服が白のせいか、慌てて袖を捲り汚れないように気を遣った。

「はい。……あの、それで、クレイグ様。これは何の書類なのでしょうか?」

 先程からさくさくと進められている事柄に疑問を抱きつつもアイリスは拇印を捺し終わり、予め用意されていた濡れタオルをクレイグに差し出されお礼を言ってそれを受け取った。

 アイリスの疑問をすっかり無視し、全てを書き終わった書類をもう一度確認するようにクレイグが目を通すと納得したのか綺麗に折り畳み、封筒に仕舞った。

「あの……クレイグ様?」

 眉を八の字にし戸惑いの表情を浮かべ、未だ手を拭っているアイリス。そんなアイリスにクレイグが視線を向けると途端にアイリスは背筋をピンと伸ばした。クレイグの鋭い眼光が突き刺さるようにアイリスを捉え、その威圧的な表情につい口を噤んでしまった。

 何も言わずにソファーから立ち上がったクレイグに、アイリスは困ったような表情を浮かべそれでも見送りをしなければと同じように立ち上がる。

 

 そこに居るだけで圧倒的な存在感と威圧感を与えるクレイグは、アイリスがぐんと上を見上げなければ視線を合わせられない程に背が高い。その高身長に見合った恵まれた体躯は、鍛え上げられた筋肉で覆われ、かと思えばその容姿は女性と見間違える程に秀麗だった。身体の動きに合わせ、短いながらもさらりと流れる銀の髪に深い碧の瞳は神秘的な印象を受け、世の女性を惹き付けてやまない。だがこの幼馴染であるアイリスにはそのクレイグの魅力が全く理解出来ていないようで、熱い眼差しを向けてもただ首を傾げられて終わってしまう。

 そんな遣り取りにすっかり慣れてしまったクレイグは、特に感情を見せずにアイリスの疑問に答えを返した。

「婚姻届だ」

「……婚姻届? ですか?」

 良く解っていないのだろうと、クレイグは疑問符を浮かべるアイリスへと再度言葉を継げた。

「今サインをした書類は、俺とお前の婚姻届だ」

 振り返る事もなくそう告げたクレイグは、スタスタと部屋を出て行く。そんなクレイグに、アイリスはこてんと首を傾げた。

 そして漸く理解したのか、驚愕の表情を浮かべる。

「え? え? ま、待って下さい! クレイグ様! クレイグ様!」

 慌てて後を追ったアイリスだったが既にクレイグは転移魔法でその場を立ち去ってしまった後で、その姿はどこにもない。

「えと……どうなってるのでしょうか? はっ! これはもしかして、悪戯なのでしょうか?」

 すっかりパニックを起こしてしまったアイリスは、現実逃避をすることにした。

「そうですよ! そうですとも! 帝国騎士団の総長をしておられるクレイグ様が、私のような者と婚姻を結ぶなどあり得ませんわ!」

 そう自分に言い聞かせ、アイリスは何事もなかったように晴れやかな気分で開け放っていた扉を静かに閉めたのだった。



■ ■ ■ ■ ■



 街の中心より少し離れた場所にある『薬屋』と書かれたこじんまりとした店には、今日も長蛇の列が出来ていた。


「はいはい、ちゃんと一列に並んで~。もうすぐ開店するからね~」

 暢気に店の客達にそんな声を掛けて、女店主は店の扉を開け放つ。

 赤茶の髪を一つに束ね三角巾にエプロン姿で接客業だというのに化粧もそこそこな女店主は、それでもなかなかの美人だった。

「はい、開店するよ~。順番に欲しいものを言ってっとくれ」 

 いつもの光景に客達も慣れたもので、押したり騒いだりする者もなく、店は営業を開始した。

「薬草と聖水を下さい」

「はい、聖水はお一人様一点限りだからね」

 そう口にして言われた品を手渡すと会計を済ませ、どんどんと行列を縮めて行く。それでも後から後から繋がる列は、なかなか減ってはくれない。


「なあ、ドナちゃん。聖水をもう一つ売ってくれんかね? 少し高くても良いんだ。ねえ、どうだろうね?」

「あー、駄目駄目! 聖水は数に限りがあるんだから! 他にも買いたいって人はいっぱいいるんだ。一人占めは駄目だよ!」

「そうは言っても、うちは家族が多くてね」

「駄目だったら駄目! はい、次!」

 しゅんと項垂れた中年女性を軽くあしらい、ドナと呼ばれた女店主は次々と客の相手をしていった。

 流れるようにたった一人で店を切り盛りするドナは、この界隈ではちょっとした有名人になりつつある。その噂は街を駆け抜け、田舎は勿論いつしか王都の方まで広がり客足は伸びる一方だった。ドナとしては嬉しい限りなのだが、その反面忙しさに拍車がかかる。

「流石にこう忙しいと、他に誰かを雇った方が良いんじゃないのかい?」

「やっぱりそう思う? 本当はそうしたいんだけどさ……」

「ああ、そうか……まだ引きずってるんだね」

「まあね……」

 接客の合間にそんな会話をしているとつい愚痴が口をついて出てしまいそうで、ドナは早々に品物を手渡し会計をする。それでも昔の苦い記憶を思い出し、ドナは大きな溜息を吐き出した。


 数年前、この店が軌道に乗り始めた頃、ドナは一度だけ従業員を雇った事があった。だがその従業員は店にあった聖水を全て持ち出し、王都で売り捌いた後姿を消した。なかなか手に入らない聖水はどこにいっても高値で売れる為、悪い事を考える輩には格好の餌に成り得るのだと、その当時まだ純粋だったドナは学習したのだった。それ以来、人を雇う事はしていない。

「精霊族なら雇っても良いんじゃない?」

 次に並んでいた客へと接客を始めると前の人の話しを聞いていたのか、またそんな内容の話しを振られ滅入っていた心が軋む。

「精霊族は皆おっとりしてるからね。こんな忙しい仕事場には向いてないよ」

 尤もな意見を返せば納得したのか「それもそうね」と頷く夫人はそのしゃべり方から半分、精霊族の血が入っているのだと窺わせる。しまったと思いつつもそんな事を気にするほど繊細でもないドナは、やはり『おっとり』としている夫人に笑顔を向けて品物を手渡した。


 毎日ただ店を開け、行列を解消すべく立ち回るドナは、それでも充実した人生を送っているのだと女手一つで家族を支えられる幸せに感謝していた。それはひとえに親友のお陰だと、ドナは精霊族である姉妹の顔を思い浮かべた。

 精霊族であるその姉妹は、主に『聖水』を精製してくれている。『聖水』にはSランクからDランクまでのランク付けがされており、その姉妹の精製する『聖水』は特に上質な事から常にSランクが付けれていた。上質な『聖水』は精製が難しく、どこへ行っても高値で売買されるのだが、毎日のようにその上質な『聖水』を精製してくれる姉妹のお陰でそこまで高くなく売りに出せることから、このドナが経営する『薬屋』は兎に角大繁盛していた。

 『聖水』は主に怪我や病気を治すのに使われるが、他にも魔力を上げたり教会で清めの水としても使われたりもする。当然だが、ランクが上がればその効果も上がるのだ。

 そんな上質な『聖水』を卸してもらうようになって、もう二年の月日が経とうとしている。親友のよしみで『聖水』を作ってもらうことになったその当時、まさかこんなにも凄い『聖水』をあの姉妹が作れるとは思ってもいなかったドナは兎に角驚き感謝した。

 父親を亡くし、病気がちな母親と弟に妹、残された家族が暮らす為に始めたこの店がよもやこんなにも当たるとは正直思ってもみなかったのだ。そして今ではただただ忙殺される毎日を送っている。

 本来ならばその親友である二人に店を手伝ってもらいたいところなのだが、姉妹は揃って精霊族特有のかなりおっとりした性格をしている為、断念せざるを得なかった。特に姉妹の姉アイリスは、とても抜けたところがあり金銭を取り扱う販売業にはまず向いていないだろうとドナは確信を持って頷いた。

 そんな事をつらつらと考え込んでいると、あっという間に行列が長く伸びてしまっていた。


「さあ、どんどん売っちゃうよ!」

 気合を入れ直しドナは行列を捌いていく。



 商品があっという間になくなると、ドナは行列を成している客へと詫びの言葉を投げかける。がっかりとしながらも納得して帰っていくお客たちに深々と頭を下げ、本日の『薬屋』の営業が終了した。店の前をほうきで掃くために店外へと出ると、丁度親友であるアイリスに声をかけられる。


「ドナちゃん! 頑張ってますか~?」

「アイリス! いらっしゃい、買い物かい?」

 暢気に手を振るアイリスに、ドナは笑顔を見せ小さく手を振り返した。

「はい。近くまで来たので寄ってみました」

「そうかいそうかい」

 優しい瞳でアイリスを見つめ他愛無い会話を楽しもうと、アイリスを店内へと招き入れる。と、ドナは店の扉に掛かっていた『開店』の札を返し『閉店』にした。

「あれ? まだお昼過ぎなのに、もうお店閉めちゃうんですか?」

「ああ、まあね……売る物が無くなっちまったからさ……」

「え?」

 驚いた表情を見せるアイリスに、ドナはバツが悪そうに言葉を足した。

「知らなかったかい? うちの店は毎日大繁盛でさ、大体これくらいの時間には店仕舞いなのさ」

「そうなんですか……。あの……ひょっとして、聖水、足りてないんですか?」

「何言ってんだい! 十分過ぎるくらいだよ!」

「でも……」

 案の定、心配げにそんな事を言うアイリスにドナはつい声を荒げてしまう。

 『聖水』の精製には大量の魔力と細かい神経を遣う事を知っているドナとしては、これ以上この姉妹に無理をさせたくないという思いが強かった。ただでさえ毎日卸してもらっているのだ。それだけで十分だと、ドナはどこまでも能天気なアイリスに呆れ果ててしまう。

 それでもそんなことを口にしようものならば、否定の言葉と共に明日からもっと大量の聖水を持ってくるだろうことが容易に想像でき、当たり障りの無い言い訳を考える。

「はっ、馬鹿言ってんじゃないよ! 毎日行列作って買いに来る奴らがいるせいで兎に角忙しいんだ、これ以上忙しくなったりしたら、やってられないよ!」

「え! そんなに忙しいのですか? だったら私、お店のお手伝いをしますよ!」

「いやいやいや……そっちの方が勘弁だわ……」

「え?」

 そう来たか! とドナは兎に角慌ててしまう。

 実際アイリスは精霊族といっても、とても人間に近い姿をしている。寧ろ人間と何ら変わりがないほどだ。違う所といえば背中に鳥のような真っ白な翼があることくらいだが、その翼も普段は体内に仕舞っていてどこからどう見ても人間にしか見えない。それはこの姉妹にとっても、とても都合のいいものだった。

 何といってもSランクの『聖水』を精製出来るのだ。この姉妹を監禁し、『聖水』を作らせようと画策する者もいるかもしれないからだ。

 人間と精霊族とのハーフも殆どが人間と見た目が変わらない為、この姉妹もおっとりした性格故に周りからはハーフだと思われていた。ハーフは余り魔力が強く無いのが特徴で、姉妹が変な輩に狙われることもない。

 寧ろ狙われるのはドナの方だろう。Sクラスの『聖水』をどうやって手に入れているのかと、聞き出そうとする思惑で近づいて来る者も実は少なくない。だがそんな時の為に、ドナは精霊獣と契約していた。身の危険を感じた時、直ぐに駆けつけ助けてくれる強い味方だ。その精霊獣との契約の代償はドナの魔力だった。大した魔力もないドナだったがそんな事で親友の姉妹も救えるならと、喜んで魔力を差し出している。

 そんな暢気な姉妹を守る為に日々頑張っているつもりのドナは、これ以上心労を重ねたくはないと店の手伝いを買って出たアイリスに違う話しを振ることにした。

「ああ、何でもないよ。まあ、店のことは気にしないで良いからさ。それより、今日は一人で来たのかい? 珍しいね。いつも一緒の妹ちゃんはどうしたんだい?」

「はい、ステラは今日、お友達と一緒に東の湖に遊びに行ってるんですよ」

 今朝ウキウキとしながら家を出た妹のステラを思い出し、アイリスもつい笑顔が零れてしまう。

「へえ~、そりゃあ、楽しそうだ。あ、もしかして、お友達って、男だったりして?」

「ふぇっ! ま、まさか! そんな事! ありません! そんな事、絶対ありません!」

 いきなり大慌てで否定を口にしたアイリスにドナは『おや?』と首を傾げた。

 いつもならば暢気に『そんなことありませんよ~』などと返すのに、今日に限って随分と大袈裟に返事を返すことにドナはつい意地悪く突っ込んでしまった。

「おお~、なになに? もしかして本当に男と一緒とか? 別に誰にも言わないって! だから教えてごらん?」

「いえ、本当に! 別に男の方と一緒という訳では……」

 最後の方が尻つぼみになり、赤い顔でもじもじとし始めたアイリスにドナはまた『おや?』と首を傾げた。

「どうかしたのかい、アイリス? 何だか変だよ?」

「えっ! そんな事ありませんよ!」

 ぶんぶんと大きく手を振り否定をするアイリスに、ドナは益々不信感を募らせた。

「とてもそうは見えないけどね……何かあったんなら話してごらんよ。私で良かったら相談に乗るよ」

 そう言わずにはいられないほどに、アイリスの表情がみるみる曇った事にドナは心配げに眉根を寄せた。

 急にだんまりになってしまったアイリスに、話したくはないのだろうと察しひとつ息を吐き出すと話しを逸らそうと口を開きかけた。だがそれよりも早く、アイリスがぽつりと言葉を零す。

「……その……買い物に出る少し前に、クレイグ様がうちに来られたのですが……」

「へえ~、あいつ、何だか毎日忙しそうだけどね」

 アイリスの幼馴染であるクレイグには、ドナも何度か会ったことがあった。

 容姿端麗ではあるが、やたらと無口で何を考えているのか全く解らない、まさしく根暗という言葉がぴったりだとドナはそんな第一印象を持っていた。

 ここ最近、やたらと街で帝国騎士団の噂を聞いていたドナからしてみれば、良くそんな暇があるものだと思わず感心してしまう。

「盛りのついたドラゴンがこの近辺までメスを探しに来たり、魔力の強い人間が精霊獣に追い駆け回されたり、ユニコーンが大群で嫁探しに来たり、本当、良くこんなに凄い出来事が次から次へとあるもんだって思うくらい、毎日何かしら問題が起きてるしね」

 ドナの話しに目を瞠ったアイリスは、そんなことがあったのかと相変わらずの自分の暢気さに激しく打ちのめされていた。

「まあ、一番の目玉は何と言っても、帝国騎士団の中のいざこざだね! 総長と管区長の仲の悪さは凄いらしいからね。とは言っても、管区長の一方的な逆恨みみたいなものらしいけど」

「そ、そうなんですか……知りませんでした」

「まあ、私からしてみれば、同族嫌悪ってとこだけどさ」

「はあ……」

 管区長のことを全く知らないアイリスは、良く解らないといった感じで返事を返すと、ドナはにかっと笑いかける。そんなドナにつられて笑ったアイリスは、次いではっとした表情になる。

「あ、私、そろそろ行きますね! この後、教会に行かなくてはいけなかったのを忘れていました」

「ああ、そうかい。ごめんよ、引きとめちゃって」

「いえ、お話し出来て楽しかったです。では、また明日の朝、聖水をお届けに上がりますね」

「はいはい、よろしく~」

 暢気に手を振って扉から出て行くアイリスを見送ったドナは、肝心な事を聞きそびれた事にたった今気がついた。

「あ、しまった。総長の事、聞いてないや。あ~、気になる~! あれは絶対なんかあったって感じだったしな。よし、明日こそ聞き出すぞ!」

 固く拳を握りそう声を上げると、ドナは閉店の準備に取りかかった。


はじめまして。

今現在、他にも連載作品を投稿していますもので、こちらの更新はとても遅いかと思います。

そんなに長いお話にはならないかと思いますので、どうぞ気長にお付き合い下さればと思います。

よろしくお願い致します。

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