報告書 極秘
今回の事件の報告書
帝国離宮で消失事件について
先月の夜半エーデルヴァイス帝国の離宮でノウンという少年が消え去った。
彼は、スピリトペトル王国から帝国へ保護されて来たとのこと詳細は別紙に
彼はその高魔力と出自から周囲と全く交流を持たず来た。帝国に来てからも、同じ様に交流を持とうとしなかった。
彼を保護した皇子、ヴィオレット・紫苑・エーデルヴァイスは彼と交流を持とうとしたが失敗に終わった。
健康面身体的にも問題は無いので、精神的なものだと考えられ精神面を治療することにした。
ノウンの部屋から見つかったガラス片は「淀み」が物質化したもので有る。
淀みとはご存知の通り「魔術」を使った後に出る残り滓の様なもので有る程度貯まると空間が失った魔力を取り戻そうと「再生」と呼ばれる現象が起きます。
彼は日頃から自然魔力を引き寄せて居たところからそこから発生したものと考えられます。
通常の「淀み」は煙の様なもので、これに魔力をぶつけて相殺して「再生」を防ぎます。魔導騎士団の処置と同じですね。しかし「淀み」がこの様な形になるのは自然魔力の過剰発生時に稀に起きる現象です。人為的なものはこれが初めてになるでしょう。
今の技術では不可能です。
個体になって形態が安定して居るので、「再生」が起きませんこれはまさに「現象の物質化」となります。
彼は自覚なしに行ったと考えます。急ぎノウンの捜索と追加調査をお願いします。
教団調査部異界研究院
これで本当の終わりです。




