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帝国侍従日記その8
置いてゆかれました。
「おまえは連れて行かないノウンの世話は殿下がなさるそうだ。」と
ヴィオレット殿下はどうしてもノウンと二人っきりになりたい様ですね。
ノウンの居ない部屋の掃除を言いつかりました。模様替えをするそうです。
普通は主人の要望を聞くところですが、ノウンは何も言わないので、こちらで勝手にやってよいそうです。
・・・良いんでしょうか?・・・良いんだろうな・・・何も言わないんだろうし
薄情なもので、居なければ居ないで、寂しくなります。離宮へ行って何か変化があると良いんですが・・・
ふとベットの下を見てみるとガラスが砕けた様な破片が散らばっております。ノウンがグラスを割ってベットの下に押し込んだのかな?と思い、箒でベットの下を掻き出すと次から次へと出て来ます。
!
本棚の後ろ、机の引き出し、箪笥の隙間、洗面台の下、便器の裏、浴槽の下などの隙間にもガラス片が出て来ました。ここまで来るとただのゴミでは無いですね。
触るとガラスの様にツルツルしておりますが、強く押し付けると砕けて煙の様なものを出して消えてゆきます。
・・・やっぱりノウンが出したものでしょうこれを集めて研究員に見せましょう。
・・・嫌な予感がします




