帝国侍従日記その7
ヴィオレット殿下から、郊外の離宮へ行こうとの手紙が届きました。
暖かくなって来ましたので、自然豊かな郊外で過ごすのは良いと思います。
訓練と勉強ばかりでノウン様もお疲れだと思うので・・・
・・・「教団」に盗られたく無いんですね
ノウン様の荷物の準備をしなくては・・・
・・・ノウン様はいつもの様に自然魔力を引き寄せております。
・・・何を考えて居るのやら、出会ってから一言も言葉を交わしておりませんが、言い聞かせれば従ってくれるので、こちらの言って居ることややって欲しいことはわかると考えます。
ノウン様は表向き「高魔力だから」ということで帝国に連れてこられましたが、事情を知る者達は「皇子が可哀想な令息を憐れんで連れて来た」と言う認識です。
ヴィオレット殿下がノウン様をやたらと構うのも責任感からと考える者も居る様です。
ですが、
「ヴィオレットは情人が欲しいのだよ。自分の思いを受け取る存在を」
とサフィール殿下がおしゃって居たようにヴィオレット殿下が御友人を欲しがっているのは事実でしょう。
いまだにノウン様は何も話しませんし、やって欲しいこともやって欲しく無いことも何もかもこちらから進めない限り何もしません。
ノウン自身がどう考えて居るのかがわかりません
まるでこちらが存在しない様に・・・
・・・いつも一緒にいて世話をして居るわたしにも・・・・ ムカつく・・・・
・・・同じ存在として扱われなかったなら周囲の人は同じに見えないでしょう・・・
・・・・・・・・・・・とにかく準備ですね。仕事をしないと・・・・




