表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/14

突然、美少女に手籠めにされてしまった…… 後


 ー五分後


「はぁはぁ、作業……完了しました」

「しくしく……うっ酷い! こんな酷い事ってうううっ」


 俺は顔に両手を当ててめそめそ泣き続けた。


「これで対異星怪獣兵器、乙型-ラヴジルhとの接続が完了しました。いつでも出撃出来ます」

「え? 何を言っているの??」

「ちょうど今異星怪獣が襲来しています、てれびを付けます。ぴっ」


 その前に電気を付けたい、君が服を着る前に!!! でもTVの画面のうす明かりで何とか見れるか……

 

『ご覧下さい、今、深夜日本の栃木県で謎の巨大生物が暴れています!! これはSFでは無く現実の報道です! わーきゃーっ』


 うっわ。映し出されたTVには、栃木県で暴れ倒す怪獣の姿と、逃げ惑う人々の姿が映し出されていた。


 だけど俺は……TV明かりに照らされた君の身体を見るのに必死だよ……



『グワッシャーン! ガラガラガラ……ご覧下さい宇都宮市に突如現れた謎の巨大生物は、ギョーザ店などを次々に破壊しながら北西の方向に進んでおります! このままでは栃木の至宝、日光東照宮に被害がおよぶのでは無いかと危惧されております!』


「大変です、早く【乙型-ラヴジルh】を出撃させないと……」


 レポーターのお姉さん必死だな。しかし俺も必死なんだ、今上半身裸のこの子はTVにくぎ付け。チカチカ光るTVの反射光でこの子のななめ横乳が丸見えだよ……もっとはっきり蛍光灯の光の下で見たい。けど余計な事を言って機嫌を悪くするのはマズイよな。


 そ~~~

 ごきゅり、俺は遂に目の前斜めにそそり立つ胸の膨らみに手を伸ばした。これくらい良いんだよな?

 ぺしっ!

 俺の手が接近するやいなや、光の速さで叩き落とされた。


「痛い、何すんだよ」

「何するって貴方こそ何してるんですか? 私そういうセクハラみたいな事は絶対許しませんからね! それ以上もしそんな事したら宇宙大法廷に告訴しますから。あそこは厳しくて有名ですよ、死刑とか余裕で出ますから!」


 えっこの子は無感情で触りたい放題だと思ったのに、えらいケンマクだよ。

 ばっさ

 しかも無言で上着を来た。

 ジーッ

 ジッパーまで余裕で上げる。



「さぁ初出撃ですよ!」


 うわぁ出撃とか何かめんどくさいなぁ。ここでTVの怪獣観ながらこの子とイチャイチャしてたいよ。 


「俺……怖いんだよ、突然君が現れて、巨大ロボットとか言われても何がなんだか分からないよっ! もし戦ってロボット破壊されたら……俺怖くて乗れないよ!」


 とりあえず定番のセリフでねばってみよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ