突然、美少女に手籠めにされてしまった……
ー深夜
ふぅたるいな、さっきまでスマホアプリしてたんで目がチカチカしてなかなか寝れない。寝る前にスマホしてはいけないと言われてるのに、寝れないから余計止める事が出来ないよ……
ミシッ
「うっ何だよ? ドロボーかよ」
突然物音がして窓を見てしまう。
カッ!
直後、窓の外から強い光が。おいおい一体何だよ怖いな。俺のシセンは窓からはなれない。
ギーッ
と、窓のカギが勝手に回転した……
「マジかっカギが勝手に動いたぞっどういう仕組みなんだよ。振動か、振動で動いたのか?」
そうだよ、振動が固有の周波数だとか何だとかで偶然だよ。全ての現象には実は隠された仕組みがあるんだっ!
カラッ
窓が開いた。
「ひっ!?」
「こんばんは貴方が野生薫さんですね、今から私がする事を黙って見ててくれますか?」
のっし。
突然開いた窓から、髪の長いたぶん美少女が上半身を侵入させて来る。しかも名前を知られている? 何かごちゃごちゃ言いながら入って来るし怖いわっ。
「ど、泥棒!」
「大声を出さないで下さい。大声を出せば出す程貴方は不利になります。こう考えてみて下さい、貴方があこがれていた【お隣の幼馴染の美少女が二階の窓から入って来るパターン】だと思って、私を受け入れて下さい」
そ、そうか成程。いやいや不利になるって怖すぎでしょ。
「て俺、別にお隣の美少女が二階の窓から入って来るパターンにあこがれとか無」
ブアッ
言っている途中で美少女は、世界が注目する女子プロレスの様に両手を広げて俺めがけて飛んで来た。
ドサーーーッ!
ひっ何者なんだよ、殺されるのかよ。
ギシッ
「や、やめろぉお、重い」
気が付くと美少女は俺の上に馬乗りになって跨っていた。パジャマ越しに美少女の温もりと肉圧が……ちょっと……嬉しい。
「すぐ済みます」
「何がっ!?」
ジーーッ
俺の事は無視して、女の子は胸のジッパーを降ろした。
「ノーブラ……」
不二子のライダースーツの様に暗闇でも白い胸の双丘があらわになる。幼い顔に似合わずかなりのスタイルだと思った。
「今から貴方を襲いますが耐えて下さい」
「え、襲う? 殺されるの?? 食べる?」
「殺さないですし、食べもしません。あ、しかし例えで食べると言う場合もありますね」
バサッ
女の子は見ている前でチュウチョ無く上半身をはだけさせた。暗い! 薄暗くて完全にはっきり見えないよっ。早急に電気付けなきゃ!!
「ちょっと待って、電気付けなきゃ」
「申し訳ありません、その様な時間は無いんです。では接続作業を開始します」
え? こんな形で……??
その後の事は……具体的には言えないけど、酷い状況だったよ。