現実は残酷で
はぁ~、朝くんに会えないかな〜。
「歌〜ボーっとしてどうしたの?大丈夫?」
そう言ったのは私の親友の1人の結だ
「大丈夫だよー。そろそろ先生来るだろうし席についとかない?もうそろそろで8時過ぎるよ?」
「そうだね…まぁなんでぼーっとしていたかは後で聞きますよ!恋なら私に任せなさい!」
「はいはい、結のことを頼りにしてますよ〜」
ガラガラッ…
「はい!静かに今日はこのクラスに転校生が来ます!さぁはいって。」
(えっ?マジ朝くんと同じクラス?)
「失礼します。煌星学園の姉妹学園である慧天学園からきました。兎美之翠と申しますこれからよろしくお願いします。」
…ッスゥゥゥまぁ知っては居たよねそんな都合の良いことはないってね。
「皆さん、静かに!もう一人います。さぁ入ってきて。」
今度こそ?来て!朝くんお願い!
「……」
眼鏡をかけたロングヘアーの女の子…失礼な言い方なのはわかっているけど明らかにオタクのような子が来た
「緊張しなくていいのよ?」
「えっとその、上原一葵ですよろしくお願いします。しゅ、趣味はお菓子作りと作曲です……あっえと、その、よっ、よろしくおねga…お願いします!」
舌を噛んでもがいたあとに唇の隙間から血が出てきた
…いやなんで?唇噛んだわけでもないのに血が出てくるの?
「…保健委員の生徒はまだいないから先生が送ってきます、皆さん静かにしていてくださいね。」
「「「はーい」」」
ガラッガラガラ
「「…」」
先生が出て10秒もしないうちに結は動き出した
「ねぇ!翠ちゃんはさ好きなことって何?」
あっ…結止めないと
「結、そんな急に来られても困るでしょ?翠さんはじめまして琴歌っていいます、気軽に歌って呼んでくださいね?」
結に睨まれたような気がしたけど…まぁそんなわけないよ…ね?…少し怖いな
「そうだね!私は結っていうのよろしく!それで趣味はなに?」
急にそれ聞く?!普通…自分が好きなこと言ってから聞かない?
「そうね…特にないわね、あっでも旅行かな?」
あ~ね!確かに東京にいるだけでなく他の件とかにも言って気晴らししたいもんね
「「旅行?」」
「そう!最近だとグアムに日帰りで行ってきたんだけどね、やっぱり海が綺麗でねお母様が帰らないって駄々こねて大変だったのよ。」
私の予想の10倍を簡単に超えてくるんだけど…
「「へ、へぇ~」」
「そうなんだ」
(ねぇ、私達と次元が違いすぎない?)
(結もそう思う?)
(うん)
「皆さんにお願いがあるんだけど、一葵と仲良くしてくれない?彼女さあんな性格だからさ友達が出来なくてねそれで慧天学園から転校することになって、心配でついてきたんだけど予想通り過ぎて…私心配なのよ、一人でまた転校しちゃうんじゃないかって心配で、お願い!」
「別にそんぐらい全然いいけど…」
仲良くする努力はするけど…あんなに人見知りだと大変そうだな
「本当?ありがとう!今度良ければイタリア行くんだけど一緒にどう?」
ヨーロッパ?すごいね…どっかの財閥のお嬢様みたい!…兎美之?…まさかね
「嬉しいんだけどパスポート持ってないから遠慮しようかな?一応親にも連絡取らないと出し」
「私も同じかな」
(ガラガラ)
私達は話に夢中になり過ぎて後ろから来る人物に気づかなかった
「そう…それなら一葵お、一葵ちゃんと行ってくるか〜」
「一葵ちゃんと行ってるの?」
「?、えっええそうよ?」
「いや、仲が良いのはなんとなくさっきの会話から分かったんだけど、一緒に旅行行くぐらい仲いいの?」
「ええ、一応言えないことがあるんですが彼女とは仲が良いですわね」
翠さんが急に黙った…それも私たちの後ろを見ながら…後ろ?
「…」
後ろにはファイルを構えてる先生がいた
「「あっ…」」
(オワッタ)
「2つの選択肢をあげるわ、今すぐ席について後で怒られるか、今すぐ席についてそのまま怒られるか?どっちがいい?」
相手から選択肢を与えられたら…その選択肢よりもマシな選択肢を提示して許してもらう!そしたら少し怒られて済むからね
「それなら、第3選択肢で謝りますので許してください!ほら結も!」
「すみませんでした」
「…」
先生は沈黙する
「…」
もしかして…
「…」
先生は沈黙を通したのでどうしようもないので私は諦めた
「2つ目の選択肢でお願いします!」
先生は呆れた顔をして注意した
「えぇわかったわ!…ン゙ン゙それでは、〜〜」
(歌、私のせいでごめんね)
結はそう謝ったが私自身自分で首を突っ込んだから謝らなくてもいいのに
(結、気にしないで、私も自分で首を突っ込んでだから)
急に色んな設定や人が出てきて、頭が痛くなる…それ以外にも、朝くんがまだ転校してないから転校させないと出し、転校したけど…まぁ、ここまで読んでくれたなら許してください!
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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