数珠の素材集め2
北のエリアに入ると、虎みたいな柄のクマが一頭いた。
『養蜂熊って名前で、ざっくり言うと、蜂の特性を兼ね備えた熊っスね。』
へえー。
『図鑑読むっスね。蜂蜜を求める余り、自分が蜂と化した熊。冬眠せず常に蜂蜜を作り続ける。』
冬眠しないから雪が降る中にいるのか。
クマはこちらに気が付き吠え始めた。
『契約してくれって言ってるっス。自分には戦闘能力が無いので、守って欲しい。そう言ってるっス。』
もっと強い人の方が良いのでは?
『蜂蜜と爪を定期的に提供するので・・・お願いします。って言ってるっス。』
何で私に?
『ここを通る人が居ないので・・・。って言ってるっス。』
取り敢えず契約しておこう。
クロちゃん、契約ってどうやってやるの?
『契約書を書くか召喚石に封じればできるっス。』
どう違うの?
『契約書は紙さえ有れば契約できるし強さはそのままっスけど、暴れたりした時に止めるのが面倒っス。召喚石の場合、少し能力は落ちるけど、暴れたりしたら止めるのは封じれば良いだけっスから楽っスよ。』
どっちが良いと思う?
『コイツの場合は召喚石っスね。戦う力より養蜂系の方が重要っスから。』
私、石持ってないよ?
『そこは大丈夫っスよ。はい、魔法石。』
クロちゃんは黄色と黒の模様の石を私に差し出した。
コレはどうしたの?
『マスターの口座から少し使わせて貰ったっスよ。』
・・・ク〜ロちゃ〜ん?
『スキルで口座に介入して、さらに別のスキルで石を買ったっス。』
今度からはやる前に言ってね?
『わかったっス。』
養蜂熊が仲間になった。




